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2018年9月に読んだ本をレビューする

 

9月に読んだ本は12冊でした。今年に入って9ヶ月で108冊読了。煩悩の数と同じですね。9月からは再読本を多くする予定が、結局のところ積み本から読んでしまったオイラクオリティ。まぁ、積み本もたくさんあるので、10月は再読成分を多めにしつつも積み本中心の読書になるかなぁ、というところ。


さて、9月も読んで面白かった順に並べました。今月はどれも面白かった。

 

 ・問題解決大全

 ・最高の体調

 ・本好きの下剋上 4−4

 ・ニュースのなぜ?は世界史に学べ 1と2

 ・真説・佐山サトル

 ・史上最強の人生戦略マニュアル

 ・新訳 道は開ける

 ・逆説の日本史21 幕末年代史編Ⅳ

 ・1回5分体が喜ぶ健康術(4回目)

 ・ハリーポッターと秘密の部屋 

 ・パン屋再襲撃(再読)

 

 

 各種問題解決するためのメソッドを、著者独特の鋭い視点と深い知識・経験を元にまとめあげられた本。良くもまぁ、古今東西の問題解決テクニックをここまでまとめあげたな、というのが正直な感想。これ以外の問題解決のメソッドは無いんじゃないかと思うくらいの網羅性はあるね。何かの問題に苦しんでいる人は、この本を読めば確実に問題解決の糸口がつかめると思うし、解決しない問題は無いんじゃないか、と思わせてくれた名著。まともに読むと非常に読み応えがある。座右の書にしたい。

 

 

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)
 

 この手の本は当たり外れが大きいので、Kindleで読むことにしているんだけど、この本は当たり。世界各国の研究論文をベースにして、いかにして「最高の体調」を手に入れるのメソッドやエッセンスを丁寧かつ丹念に記載した本。骨子としては、「現代人は遺伝的に現代に体が順応してないので、昔の生活に合わせた方が体調が良くなるよ」という内容の本なのですが、確かに書いてあるメソッド(自然に触れる時間を増やす等)を色々と試してみると体調が良くなってきたので、なるほどね、と実体験できた。また、筆者の言うとおり、この本に書いてあるメソッドをすべて試すのは大変だけど、体調不良に苦しんでいる人は、この本を読んでみて一つ二つでも試してみると良いと思う。

 

 

 このシリーズは3ヶ月に一回のペースで刊行されるので本当に嬉しい限り。今作も面白くて、あっと言う間に読了。大きな展開はないけど、小さな動きはたくさんあるし、今後物語が大きく動き出す予感もある。冒頭や巻末の短編も、全体の物語を深める出来となっていて良かった。あと、作者の筆力は当初に比べて飛躍的に上がっているなぁ、と感じる。このシリーズ自体が、作者自身の成長物語になっている気もする。一方、登場人物が飛躍的に増えて、人物を把握するだけで精一杯になってきた感もあり。まぁ、WEB版では、これ以上登場人物はあまり増えなかった(はず)なので、このまま最後までは読めそうな気がする。なんにせよ、このペースで最後まで突き進んで欲しいなぁ、と思う。

 

 

 1と2を読了。現在、世界で起きている出来事は過去の世界史の出来事を踏まえているんだよ、というのを懇切丁寧に書いてある本。全般的に読み応えがあるし、納得感も多い。特に宗教が世界史に与えている影響が非常に大きいんだな、というのが深く理解出来たのが収穫。

文章的にも平易で読みやすくてオススメなんだけど、諸手を挙げてオススメできないのが、対中国に対する記載の部分。中国に対してのみ過去の文化をひもといて丁寧に説明してないため、「何でそういう風に判断できるの?」て思って首をかしげてしまう事が多い。例えば、中国経済は実は崩壊寸前とか書いてあるけど、論拠が足りないので説得力が無い。

総じて、この本を読むと現在の世界の流れがつかめるので、読んで損なしだとは思いますけど、すべての箇所を鵜呑みにしちゃダメという感じかな。まぁ、何にせよまったく偏ってないメディアなんて無いからね。

 

 

真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男
 

 初代タイガーマスクとして日本全体を熱狂の渦に巻き込んだ佐山サトルさんが、人生を通じて何をしたかったのか、を膨大なインタビューを元にひもといたドキュメンタリー本。読み終わって「なるほど、佐山サトルは求道者であったのか」と悟ったと同時に、「何でも簡単にできてしまう天才は、どこに行っても異端者になるんだよな」と非常に切ない気持ちになった。ある意味、吉田松陰と似たような純粋さと狂気を感じたし、こういう人だからこそ時代を切り開く事が出来たんだな、とある意味納得出来た。

佐山さん以外の部分では、アントンハイセルに端を発した新日の混乱の件が割と詳しく書いてあり、そちらも興味深く読めた。正直、読後感はあまり良くないのだけど、古くからのプロレスファンとしては読んで良かったな、と思ったりした。

 

 

史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル

 

 勝間さんが翻訳したアメリカの啓発本。「自分が正しいことをやっていれば問題は自然と解決する」というのは「幻想」であり、自分自身が人生の主導権を取らないと、人生は悪い方向に進むだけだ、という事が冒頭に書いてある。確かにその通りと深くうなずいた。あとは、すべての人生の問題を先延ばししているのも自分自身であり、その問題を解決するのは自分自身しかいないという事や、周りの人間は自分の思いは見ておらず、自分の行動のみを見ている、などなど。書いてあるのは骨太の事実ばかりであるため、この言葉たちをきちんと受け入れるには自分の覚悟が必要だし、この本のメソッドを身につけるのはものすごく時間がかかるな、と思ったりした。腰を据えて再読して自分の血肉にしたいな、と思った1冊。

 

 

新訳 道は開ける (角川文庫)

新訳 道は開ける (角川文庫)

 

 名著中の名著。再読4回目くらい?読めば読むほど発見があるし、自分が今悩んでいる事の解決策は大体ここに書いてある感じ。また、忘れた頃に読み直して、自分の考え方や行動を良い方向にシフトさせたい。

 

 

 幕末編ということで読んでみた。高杉晋作の天才ぶりを確認できたのと、日本の天皇制および錦の御旗の強さ、を改めて感じたりした。既存の見方から大幅に「逆説」という部分は少なかったけど、新しい切り口で語られた部分も多く、幕末の綱渡りの動きを改めて読めて楽しかった。

 

 

1回5分 体が喜ぶ健康術(ガリバーBOOKS)

1回5分 体が喜ぶ健康術(ガリバーBOOKS)

 

 再読4回目。読み直すと新たな発見があるというか、体をどのように動かすと健康になるのか、がよりよく分かるという感じ。今回も、背骨の動かし方を中心に新たな発見があったな、という印象。やっぱり、実際に自分の体を動かしつつ、本を読み込むと面白いな、と思ったりした。また、折に触れて読み直して、自分の体をうまく喜ばしていきたいな、と思う。現日本代表監督である森保さん推薦の本でもあるので、興味がある方は是非。

 

 

 Kindle Unlimitedの2ヶ月無料期間を使用して久しぶりの再読。物語の展開と、伏線の張り方が本当に巧みで、クライマックスで思わず「そうくるかっ」と心の中で喝采を上げてしまった。改めて読んでも面白い小説だよな、と思ったりした。売れたのがよく分かる、というか。残り5作もいずれ読みたい。

 

 

新装版 パン屋再襲撃 (文春文庫)

新装版 パン屋再襲撃 (文春文庫)

 

 村上春樹の短編集。部屋掃除していたら久しぶりに見つけたので、4回目くらいの再読。久しぶりに読んだので割と話を覚えておらず、はじめて読むように楽しめた。兄妹の話は流石に時代が古いな、とは感じたけど、本質は古びておらず良い小説は良い骨格があるなぁ、とそんな事を思ったりした。あとは、ねじまき鳥クロニクルが長編になる前の短編が収録されており、なかなか興味深く読めた。また、忘れた頃に読み直したい。

という感じで9月もかなり楽しく読書が出来ました。


9月のゲーム生活的には、地球防衛軍5は達成率は87%(先月比+2ポイント)でした。難易度インフェルノは、やっぱりきついw 代わりにピクロスe9が相当捗って無事にクリア。あとは、カプコンのベルトアクションコレクション(Switch版)は、起動が容易でサクサク遊べて本当に楽しい。良くもまぁ、こんな古いゲーム集を現代に出してくれたと感謝しかないですね。サントラも欲しいので、お布施代わりに12月発売の限定版(PS4版)も購入予定。

 

あとは、長らくペンディングにしていた、アメリカンゴッズというアメリカドラマのファーストシーズンをようやく見終わった。なんというか、超自然的な展開、エログロ的な展開は多いんだけど、よくあるストーリーに飽き飽きしている人は見てみると非常に刺激を受けると思う。日常に飽きている人にも、お勧め。非日常的な体験が出来ると思う。

ということで、今年残りも3ヶ月となりました。年間100冊は9月で達成したので、10月以降は若干ペースを落としつつ、ゲーム成分を増やしていこうかなぁ、とぼんやり考え中。まぁ、10月もゲームやらずに、たくさん本を読むかも知れないけどね(笑)