当事のPCゲームとファミコンと私
昔のPCゲームの話題が世の中でたくさん出ているので、オイラも体験を書いてみる。
生まれ育ちは小さな地方都市ではあったのだが割と幼い頃にPC*1を与えられている子供が多かったと記憶している。MZ-2000やらPC66やらMSXを持っている友人がいて、いろんなウチにいって様々なゲームをやっていた。アド弁ジャーゲームの草分け的存在であるミステリーハウスをMZで遊んだのを鮮烈に覚えています。PC66はアクションパズルゲームのフラッピーを死ぬほど遊びました。友人4人がかりで200面をクリアして認定証をもらった記憶があります。*2
ウチにはPC88*3があり、フロッピーディスクドライブ*4はなく、テープ版*5のゲームで遊んでいた。このテープ版のゲームというのは、ゲームをロード・起動するまで30分程度かかり、しかも起動が失敗することもある、という今考えると恐ろしい仕様のゲームだったりする。ドラゴンスレイヤーがお気に入りで、よくダウンロードして遊んだりした。一応、クリアはしてる。そういえば、敵キャラにタモリがいたりして、版権とか肖像権とか本当に良い意味で適当な時代だったよなーと懐かしく思う。
そのうち、ディスクドライブを買い与えられることで、遊びの幅が大幅に広がることになる。友人とゲームを交換したり、当事はゲームレンタルなる店があり、ゲームをレンタルしていた*6。そういえば、ファミコンのディスクシステムに相当するような、タケルというサービスがあり、ゲームを店でダウンロードで買う、なんて事も出来た時代だった。今は、自宅やらスマホでゲームがダウンロードできる時代になっていて、時代は驚くほど進化したものだ、と思ったりも。
そのうち、ファミコンもはやりだしたものの、我が家はゲーム機には寛容ではなかったため買ってもらえなかった。ファミコンを遊べなかった子供がよく歩み道として、バイトが出来るようになるとゲーム機とゲームを買いまくるというサイクルにはまって、余計にゲームの沼にどっぷりと捕まってしまうのだが、それはまた別の話。
同じくファミコンを買ってもらえなかった友人宅でMSX版のゲームをよく遊んだ。ナムコが割とMSX向けのゲームを出しており、ファミコンの代替品としてはMSXは非常に良く出来たハードでした。ナムコ*7のゲームや、F1サーカスF1スピリットやらダンジョンマスターをあほみたいに遊んでいたのを昨日のように思い出します。ダンジョンマスターは結局クリアできず、いつか遊んでやろうと思っていたのですが、つい最近、ネット上でクリア動画を見つけて、子供の頃に果たせなかった夢を果たせたような気持ちになりました。
PC88で遊んだゲームで衝撃を受けたのはなんと言ってもウィザードリィで、このゲームと出会って文字通り人生が変わったと言っても過言ではないですね。良いキャラクターが出来るまで何度も作成を繰り返したのは良い思い出です。最近、この行為が「リセマラの元祖」というつぶやきを見て、ゲームの本質って数十年変わらないんだなぁ、と遠い目をしてしまったりも。また、授業中も最適のパーティーを考えたりして、もう活動している時間はほぼウィザードリィの事ばかり考えていました。
ハイドライドは1-3を全部遊んでおり、3に付属のテープ(ハイドライドのテーマ等)はすり切れるまで聞き込み、ハイドライド復刻版が出た際にCDROMで手に入れ、今もiPhoneに音源が入っていたりします。こちらも確実にオイラの人生を変えてますね。
その他衝撃を受けたゲームはザナドゥ、イース、ソーサリアン、大戦略、上海等、上げ始めると枚挙にいとまがないですね。こうしたゲームの進化の過程をほぼリアルタイムで体験できた、というのはオイラに取ってとても幸せな事だったな、と思います。
ゲーム雑誌はベーマガ、コンプティークを中心にいろんな雑誌を読んでました。I/OやらPIOやらテクノポリス、BEEPも懐かしい。ポプコムもあったね。チャレアベももちろん読んでましたし、つい最近まで数冊持っていました。先日の断捨離ですべて捨ててしまったんだけど1冊くらい残しておけば良かったかな。
この時代のゲーム話というと、アーケードゲームとの話もあるんだけど、長くなりそうなのでオイラからは以上です。ほんと良い時代でした。もちろん、今も夢のように良い時代ではあるんだけれども。
以下はオイラが読んだブログを列挙します。