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自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2017年11月に読んだ本をレビューする

 

11月に読んだ本は10冊でした。年初から99冊読んだ計算。ちなみに12月は既に1冊読み終わっているので、年間100冊は達成した感じ。*1あと、今月は再読が8冊という再読月間。新しい本も良いけど、良書を再読するというのも大切かな、とそんな事を思ったり。

 

さて、例によって個人的に面白かった順に並べてみます。

 

・生涯投資家 

・もっと、やめてみた(再読)

・勝負論 ウメハラの流儀(再読)

・わかりあえないことから

・相手を変える習慣術(再読)

・やめてみた(再読)

・ダメな自分を認めたら部屋がキレイになりました(再読)

・まんがでわかる超一流の雑談力(再読)

・夢の叶え方を知っていますか?(再読)

・まんがでわかる自律神経の整え方

 

 

生涯投資家

生涯投資家

 

 
投資についてきわめてまっとうな事が書いてある本。村上さんって自分の正義(というか価値観)に則って動いている人なんだな、という事を強く感じた。その正義というのが日本経済の活性化、という事であり、その正義を貫く余りに逮捕されてしまったというのはなんたる皮肉というか。

村上さんが言うとおり、日本の株式市場の考え方は歪んでいるなぁ、というのは改めて感じるし、上場している必要が無い会社は上場廃止すべきだし、投資家として内部収益率(IRR)は15%を望むというのも資金を循環させる事で資本市場を活性化させるという観点からもなるほどな、と思う。まぁ、日本の文化として上場にステータスがあるため、ドラスティックに上場廃止というのは難しいかも知れないけど。

あと村上さんは、慈善活動もやってるし、日本の将来についてもしっかり考えているし、こういう人が逮捕されずにもうちょっと活躍してくれれば、もう少し違った日本があったのかな、と思ったりもした。*2なんにせよ日本の上場企業にコーポレートガバナンスが根付いてくれると、幸せな人が増えて良いな、と個人的にも感じた。まずは、自分が出来ることを着実にやっていきたいな、とそんな事を考えた。

 

 

もっと、やめてみた。

もっと、やめてみた。

 

 いろんな事やめてみた実体験が書いてある本なんだけど、読むと非常に励ましを受ける。使わない物を整理することで、新しく楽しい物が身近に増えるのは確かにその通りだし、考え方を整理し、古い執着を捨てることで、新しい考え方が身につき、幸せに近くなる、というのも書いてある通り。

この本の最後の方に出てくる「自分の気持ちを整理して行動を変えることができれば、自分でしあわせを見つけることができる」という言葉は、ほんと心が温かくなるな、と思った。巻末の一言も非常に良い事が書いてあり、読む度に「うんうん、その通りだよね」と深く頷くばかり。サクサクと読めるし、本当に良本だと思う。

 

 

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

 

 

一読して、あまりに面白かったので、すぐさま再読を開始してあっという間に読了。2回連続読ませるだけの吸引力がある本。努力・成長が自分の幸福感に繋がるので、成果を求めたり成果が必ず出るなんて考えるのもおこがましい、とか、行動から感情をコントロールできる、とか、外部から批判されたときは「知るかバカ」と思っていれば良い、とか、名言揃いすぎて、読んでいて非常に心地よい。なんか、宗教にも繋がる普遍的な言葉である感覚があるね。何かを極めた人にしか見えない世界があるというか。何にせよ、また忘れた頃に再読したい。

 

 

 

現代は、きちんと自分の主張が出来る、と、空気をきちんと読む、というダブルバインドになっている、というのは確かにその通りだなと思った。自分自身もその矛盾に日々悩まされているので。その矛盾をどのようにかき分けて行くのか、という事のヒントが書いてあると良いなぁ、と思って読み進めたが、具体的な解決策が提示されていなくて、ある意味残念だった。ただ、そう簡単な解決策が無いからこそダブルバインドになるわけで、ダブルバインドの状態をきちんと認識しつつ、抱えて生きていくしか無い、という事は理解できたので良かったかな。

その他は、会話をする上で、冗長率のコントロールが大切とか、インプットとアウトプットは同時に行われるとか、言語が成熟するのに十年単位の時間がかかるとか、読んでいて示唆に富んだ内容が多くて面白い。また、忘れた頃に読み返したい。

 

 

自分を変える習慣力 (Business Life 1)

自分を変える習慣力 (Business Life 1)

 

 これまた再読。読み直してみて、「ああ、全然出来てないなぁ」と思うくらいに本の内容を忘れていた。とりあえず、自己肯定から始めて見ようと思って、遠い昔にインストールしたiPhoneの「良い事3つ記録」アプリを使ってみることにした。確かに毎日楽しいことを3つ記録することで、自己肯定感が広がり自分の中で余裕が出来た気がする。あと、違和感があることは実行していることだ、という事も確かにその通りで、違和感を感じなくなるまで実践を続けたいな、とそんな事を思った。また、数ヶ月後に再読したい。

 

 

この本を読むと自分自身が惰性で行っている事で、これをやめた方が良いのでは、と思う事がたくさんある事に気がつく。作者自身が身を削って自分のだめなところを紹介してくれているので、こちらとしても「ああ、これは確かに無駄かも」と思って、いろんな事をやめられるんだろうな、と思う。この本を読むといろんなことをやめることができた。いろんなものをやめてみることで、生活ってずいぶん軽くなるなぁ、と改めて感じたりもした。

 

 

 他人の部屋ながらも、汚い部屋がキレイになっていく様を見ると、ああ、物を捨てると快適になるよね、というのが良く分かる。自分の家の一角も似たような感じになっているところがあるので、この本のノウハウを使って、ちょっと綺麗にしても良いかな、とか思った。何にせよ、整理本を読むと部屋の整理がやりたくなるし、必要最小限なものと楽しく過ごせるのが一番だよな、とそんなことを思った。

 

 

まんがでわかる超一流の雑談力

まんがでわかる超一流の雑談力

 

 話題の作り方みたいな事が書いてある本と思いきや、笑顔が無い人はマイナスからのスタートになるとか、声の印象(音の高さ)が大切とか、自分のタイプを理解して強みを生かすとか、聴くのは話すのよりも3倍体力がいるとか、相手のリズムを殺さずに話すとか、相手の情報を蓄積するとか、自分が話す内容よりも、どうやって話すのか、という形の話がたくさん書いてあり「なるほどこういうアプローチは大切だよな」というのが良く分かって面白かった。

 

 

夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)

夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)

 

 相変わらずの森節で楽しめる。周りから与えられる物では無くて、自分が楽しさを見つけることが出来れば、楽しさが加速していく、というのは確かにその通りだよな、と思ったりもした。ちょっと、自分の夢について時間を取って色々と考えてみたい。また、周りの価値基準に引っ張られる事なく、自分の中に明確な基準を持って、自分自身を強化していけば良い、という話も書いてあり、上述の梅原大吾さんと近い事を言っているね。自分自身が一番厳しい視点をもっているが故に、自分自身をごまかすことができない、というのも確かにその通りだよね。

 

 

 

 

 薄いのでサクサク読める内容。自律神経を整えるためには、お水を飲むと良い、上を向くと良い、周りのせいにせず自分でなんとかするしかないとあきらめるとストレスが消える、周りに感謝すると良い、早寝早起きが良い、食事の時間は一定に、という風に、まぁ、割といろんな本に書いてある内容の再構築ではあるんだけれども、まとめて書いてあると改めてなるほど、と思う。こういう習慣を生活に織り込んでいきたいな、と思ったりした。また頻繁に再読したい。サクサク読めるしね。


という感じで、11月は再読とまんがで読む、的な本をたくさん読んで終わった印象があります。12月は9冊読んで、煩悩の数と同じだけ本を読みたいなぁ、とそんなことを思ったり。

*1:まんがでよむシリーズが多いので、若干アレですがw

*2:ふと、吉田松陰先生の事を思い出した。