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自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2018年5月に読んだ本をレビューする

5月に読んだ本は16冊でした。今年に入って5ヶ月で58冊ですね。割とハイペースで本を読んでいる感覚はあるかな。

4月から勤務している新しい職場にようやく慣れてきたのと、メガネを変えて目が大分疲れにくくなった事、隙間時間に電子書籍で本がサクサクと読み進めたのが、本をたくさん読めた原因かな、と自己分析。本をガツガツ読むって楽しいなぁ、とそんなことを改めて感じた5月でありました。


さて、5月も読んで面白かった順に並べました。

 

・ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!

・鹿の王1-4

・間違う力

ログ・ホライズン クラスティ、タイクーン・ロード

・苦しまない練習

・上司は仕事を教えるな!

・禅とオートバイ修理技術 上下

・ドラゴンクォーター 設定資料集

・ゼロトレ

・酒好き医師が教える 最高の飲み方

・ひとり飲み飯 肴かな

・その後の世界最強の商人

 

 

ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!

ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!

 

 久しぶりに再読。再読しても抜群に面白かった。最初は川上さんのゲーム自慢から始まり、ニコニコ超会議の振り返りや、川上さんと著名人との対談、という形に変わった連載だったけど、どのコンテンツも非常に好奇心が刺激される内容で面白い。例えば「(コンテンツを維持するためには)理解できないものであり続けるのが大切」とか、「コンテンツの定義が、分かりそうで分からないもの、である」とか、「人の人生を変えるのがコンテンツの価値である」とか、名言揃い。

あと、この対談の最終回である任天堂の岩田元社長と川上さんのインタビューは、岩田さんの意向でこの本には残念ながら収録してないけど、ネット上で読めるし、内容は無類に面白いので合わせて読むのをオススメします。

 

 

鹿の王 1 (角川文庫)

鹿の王 1 (角川文庫)

 

 精霊の守り人でおなじみの上橋さんのファンタジー小説。文庫版で読了。読む前に事前情報を全く入れてなかったんだけど、骨太な医療系ファンタジーでした。具体的には伝染病に翻弄される人々の話で、テイストとしては全体的に暗めではあるんだけど、巨大な国から受ける横暴さや致死性の伝染病に蹂躙された人々が、いかに力強く生き抜いていくかの描写が非常に見事で、病気とは何か、人体とは何か、はまたま人生とは何か、を突きつける物語で、読む手が止まらずあっという間に読了。ほんと面白かった。ただ巻数の割に登場人物が多く、また漢字にルビがついた登場人物が多いため、把握するのが結構大変でした。(登場人物表を何度読み返したかわからないくらい。)

これ、登場人物たちをきちんと理解した後に、再読するとより楽しめるな、と読み終わった瞬間に思ったりもしました。苛烈な物語ではあるけど、近いうちに読み返したい。

 

 

間違う力 (角川新書)

間違う力 (角川新書)

 

 ソマリランドやアジア納豆の研究で著名な高野秀行さんの本。同一の著者がソマリランドの研究をしつつ、納豆の研究もする、という事に対して割と疑問だったんだけど、この本を読んでかなり謎が解けた気がする。

要は、高野さん自身の生存戦略の結果、全然違う分野の研究につながった、という事なんだよね。

あと、本の名前や章タイトルは割とショッキングな物が多いのが特徴。そもそも「間違う力」って本の名前がすごいよね(笑)。ノウハウとしては、まねすると危険な物もあれば、まねすると良いこともあり、劇薬と言えば劇薬な本ではあるけど、きちんと使い訳ができる分別のある人は、まねをしてみると良いと思う。高野さんの本は個人的に非常に波長が合うので、他の本も読んでみたいな、とそんなことを思ったり。

 

 

 作者自身の脱税事件の影響で超久しぶりに刊行したログ・ホライズン。Web版で読んだときの印象とは大分違う気がするけど、相変わらず熱い物語でした。若干ネタバレにはなるけど、登場人物たちが特定条件下において世界のルールに干渉できる、というのは面白い設定だなぁ、と思ったりした。あと物語としては非常に面白い展開だったけど、発刊ペースが大分遅いのと、物語の深淵に向かう事はほとんど無く、いつになったらこの物語が終わるんだろうな、と軽く天を仰ぎたくなる気分になったのも事実。個人的には、きちんと発刊ペースを守りつつ、あと数巻くらいできちんと物語を閉じて欲しいなぁ、と思っています。

 

 

苦しまない練習 (小学館文庫)

苦しまない練習 (小学館文庫)

 

 久しぶりに再読。読むと精神が落ち着くという精神安定剤的な本だな、と思う。今の自分の苦境を認識し、それを素直に認めると、問題は自動的に解決する、というのは確かにその通りだよな、と思ったりもする。現状をうまく見つめずに、自分が苦しくなることを続けることで、人は不幸になるなぁ、と。落ち着いた心、というものを獲得することはなかなか難しいけど、少しでもその境地に近づけるように意識して生きていきたいな、と思ったり。

 

 

上司は仕事を教えるな! (PHPビジネス新書)

上司は仕事を教えるな! (PHPビジネス新書)

 

 3月に読んだばかりだけど、職場が変わって部下の人が大量に増えたので、また読み直してみた。2ヶ月前に読んだとは思えないくらいに内容を忘れていて割とびっくりしたけど、読み直すと「いかに自分が仕事をやらずに、部下に仕事をやってもらうのか」という事の重要性を改めて感じた。自分が仕事をやると部下が成長しないし、モチベーションも上がらないからね。また、部下とコミュニケーションを密に取るのも大切だよな、と改めて思ったので、今後もこの本のノウハウについては日々の仕事の中でも実践していきたいな、と思ったり。

 

 

禅とオートバイ修理技術〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

禅とオートバイ修理技術〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

 

 息子と知り合い夫妻とのオートバイの旅を通じて、自分自身の過去の人格を掘り下げていき、禅やら哲学に対する考察を同時に行うという内容の本。読み始めはタイトル通り「禅とオートバイの修理技術」についての考察が入り、オートバイの旅の描写も新鮮で、非常に面白く読んでいたんだけど、「クオリティ」の話になったり、途中で息子と二人旅に変わってから非常に難解な読み物になっていき、頭に本の内容がすんなり入ってこなくなった。後半になって、オートバイの整備の話に戻ったら大分読みやすくなったけど、全般を通じて難解な内容の本でした。オチについては、なんか個人的にはしっくりこなかったなぁ、という感想。まぁ、これは好き好きもあると思うけれども。

 

 

 

カプコンが出した古いゲームの設定資料集が復刊したため、喜び勇んで購入。このゲームはブレスオブファイアというシリーズの5作目にあたり、シリーズ初の3D作品として登場したんだけど、独自のシステム(周回プレイ前提、宿屋がない、回復魔法がない、回復はアイテムのみ等)を使ったゲームであり、発売当初から賛否両論がある作品だった。オイラはこの独特の世界観にどっぷりとはまり、ラストバトルの文字通り身を切るような選択と、それを乗り越えた末に見ることができたエンディングが本当に見事で、今に至るまでリメイクが出ないかな、と考えているくらいに大好きな作品です。久しぶりにゲームの設定資料を読んでみて、デザインやらシナリオについて深く考えて作られた作品だったな、と改めて感じたりした。また、頭を空っぽにしてゲームを遊んでみたいなぁ、とそんなことを考えたりした。

 

 

ゼロトレ

ゼロトレ

 

 

電子書籍で購入し、サクサク読了。体の縮みを直すことで、姿勢も良くなり日々の生活がトレーニングとなり自然に痩せる、といった内容。縮みを直すには、体を緩めた後、きちんとした姿勢に固定するというメソッドなのですが、全般的に文章量少なめで、図による説明が多い。確かにやってみると効果がありそうな気がするけど、電子書籍版だと肝心の図が見にくいのが困る。加えて図に入っている文字が小さすぎて読みにくいんだよね。本の内容的にはなるほどね、という感じではあるので、実際に試してみて自分の体の変化を確かめてみたい。

 

 

 

複数の医師にお酒の最高の飲み方を聞く、という構成の本で、序盤は「つまみは油物を先に食べると良い」「納豆をつまみにすると良い」など、割と示唆に富んだ内容で面白いんだけど、後半は既知の内容(お酒飲むとこんなに良い事・悪い事ありますよ!)や「要は適量(2杯/日程度)飲めばよい。」的な話が多くて、若干食傷気味ではありました。ただ、総じて健康にお酒を飲みたい人は読んで面白い内容だとは思いました。あと、個人的な感覚ではあるんだけど、普段の文章やら日常会話であまり出てこない「左党」という単語が多用されていて、個人的に非常に読みにくかった。単に「酒飲み(もしくは酒好き)」で良いじゃないの。

 

ひとり飲み飯 肴かな

ひとり飲み飯 肴かな

 

 

孤独のグルメの原作者でおなじみの久住さんの本。お酒とつまみと、それにまつわるエピソードを自由闊達な文章で書いた本。なんだろう、良い意味であまり中身がない本というか、酔っ払いが酔っ払って書いた(風の)本というか。お酒飲みながら読むには最適な本というか、なんだろう、この本をうまく評する文章が見当たらない(笑)

個人的には、テイストの薄さも含めて非常に楽しめました。融通無碍の文章や内容が心地良かったというか。割とサクサク読めるし、Amazonプライム加入者は無料で読めるので、グラス片手に読むのをオススメします。

 

 

その後の世界最強の商人 (角川文庫)

その後の世界最強の商人 (角川文庫)

 

 

ものすごい昔に読んでいる途中でペンディングにしていたけど、ようやく読了。第一作目のインパクトの方が大きいかな、というのが率直な感想ではあるけど、書いてあることは非常に良い内容ではあるので、読んで良かったな、とは思った。ただ、どの啓発本にしても、「内容について虚心坦懐に捉える」「愚直に実行する」「定期的に振り返る」というのは大切だよなぁ、と思ったりもした。実行しないことには、何も自分に残らないからね。



という感じで5月は非常に楽しく読書が出来ました。

 

余談ながら、5月のゲーム生活的には、コツコツ遊んでいる地球防衛軍5は達成率がようやく66%(先月比+4ポイント増)になりました。これからどんどん難易度が上がって急な坂になるので年内には終わらないかな、というペースですね。まぁ、楽しみながら遊んでいきたいな、と思う。

 

6月も面白い本がたくさん読めますように。