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2019年1月に読んだ本をレビューする


2019年1月に読んだ本は8冊でした。昨年は12冊/月とハイペース過ぎたので、今年は、もうちょっとスローペースで本を読み進む予定です。*1

 

さて、1月も原則として面白い順に並べてみました。


・天冥の標10-2

平畠啓史 Jリーグ54クラブ巡礼

冴えない彼女の育てかたFD2

・気の人間学

・サービスの生産性を3倍高めるお客様行動学

・傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考

ナンシー関の名言・予言

・世に棲む日日 1



 

 最終章(全3巻)の2巻目。日本屈指のSF超大作も完結に向けてのラストスパート。内容的には、数巻にわたり貫かれた大きな物語に決着がつく場面もあり、解決策には若干の寂寥感を感じたりした。個人的には破壊ではなく、和解であって欲しかったというか。

また、物語全体に脈々と流れているテーマについては決着はつかず、次巻に持ち越し。テーマの解決策も提示されたけど、「ここで数巻前の、あのテーマを持ってくるのか」とちょっとビックリした。もっと科学的な解決方法だと思っていたので。まぁ、これもこの物語っぽくてありだよな、とも思ったりもした。

なんにせよ泣いても笑っても残り1巻。どのように物語が畳まれるのかを楽しみに待ちたい。この物語を日本語でリアルタイムで読める幸せってあるよな、と思ったりもした。

 

 

 Jリーグ54クラブのすべてのスタジアムを訪れたことがある著者が、各チームのことを写真2ページとコラム2ページで紹介する本。写真ページではスタグルやマスコット、各チームの初得点者が写真入りで紹介されており*2、意外な選手が初得点を取っている事が多く、古くからのJリーグファンとして非常に楽しめました。

コラムについては各チームに歴史あり、という感じでどのクラブのサポーターもそれぞれ愛をもってチームを応援しているんだな、というのが分かって胸熱。ただ、一部チームのコラムに関しては、これ写真ページと内容かぶっているよね、というような薄味のコラムがあるのも事実。

ただ、全54チームに対して濃いコラムを書く事など事実上不可能だと思うので、たまに入ってくる緩いコラムも含めて、この本を楽しむのが正解だと思う。全チームについてコラムを書く、ということ自体が偉業だとも思うので。



 

 様々な媒体で掲載されていた短編を集めた本。久しぶりにこのシリーズを読んで「登場人物たちの事を結構忘れているなー」とか思っていたけど、読み進めると濃い登場人物たちの事をありありと思い出してきて、あっと言う間に物語の世界観に戻れました。

相変わらずの独特の文体と癖のある描写は、読んでいて非常に心地よくてあっと言う間に読了。この世界観の続編も読んでみたいなぁ、とそんなことを考えたり。

 

 

気の人間学

気の人間学

 

 医師である矢山さんが、訓練することで「気」の力を身につけることが出来るというのを、様々な研究結果を基に書いてある本。書いてあるとおり実践すると、手のひらの上に「気のボール」が作れるようになったので、軽くビックリ。

この気の感覚をベースに体中に気を回す訓練をすると、そのうちに外気を取り入れることが出来るようになるとの事だが、虚心坦懐にやってみようかな、とそんなことを考えた。

 

 

サービスの生産性を3倍高めるお客様行動学

サービスの生産性を3倍高めるお客様行動学

 

 利益が落ちてきた居酒屋を中小企業診断士の観点から再興していくという話。登場人物たちが猫なのが読んでいて楽しい。文章が平易で読みやすいし、使っている手段もわかりやすく適正で説得力もあり、居酒屋にかかわらずサービス業全般で使えるメソッドだな、と思う。

 

私の現状の仕事はサービス業ではないけど、エッセンスとして使える部分もあったので、色々と応用したいな、と思った。

 

 

傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考

傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考

 

 

禅の考え方をベースにして、図太く生きると傷つきにくくなるよ、というのを色んな角度から書いた本。文章は平易で読みやすいし、他人と比べないで昨日の自分と比べると良いとか、失敗は開き直ればOKとか、現在を見つめれば良いとか、ピンチをチャンスに変えると良いとか、呼吸を整えると精神が落ち着くとか、明日から使える良い文言がそろっている。

禅の本やメンタル回復本が好きな人は、どこかで読んだことのある話が大部分だけど、良くまとまっているし、読んでみて心がすっきりするのでオススメです。

 

 

ナンシー関の名言・予言

ナンシー関の名言・予言

 

 ナンシー関さんの過去の名言を集め、若干の解説を含めて1冊にした本。ナンシーさんの本を読むのは久しぶりだったけど、相変わらずの毒舌っぷりが見事で、読んでいて痛快で楽しかった。現在においては、ここまでの毒舌をはくことも難しいとは思うけど、ナンシーさんが生きていたら平気で発言するんだろうな、とも思ったりした。

単行本に対しての初収録コラムもあってお得感もある。ただ、時代的にに古いネタが多いため、懐かしニュースを読むような感覚もあるのも事実。あと、毒舌では無いけどジェーンスーさんにナンシー関さんと似た香りを感じる今日この頃でもあります。

 

 

新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

 

 最近、松陰先生に関連する映像や文章に触れる機会が多かったため、久しぶりにこの小説を読みたくなって何回目か分からないくらいの再読。

松陰先生の人生は、行動だけ見ると破天荒だな事が多いけど、長州藩をはじめ日本全体をよくするための行動だったんだよな、ということを改めて感じたりした。また、自分自身が松陰先生の考え方とよく似ているなぁ、とも思ったり。まぁ、先生ほどの激情や行動力は無いんだけどね。2巻以降も楽しみながら再読していきたい。


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という感じで1月も楽しく本を読めました。

 

1月のゲーム生活的には、デッドセルズをひたすら遊んでいて終わりという感じでした。一応ノーマルはクリアし、ハード以降はどうしようかなと思案中。2月は積みゲーを色々と崩したい所だったんだけど、先日、ドラゴンクエストビルダーズ2を唐突に購入してしまい、楽しんでます。新納さんの携わったゲームはやっぱりオイラと相性良いなぁ、と再認識。

 

ということで、1月の振り返りは終わり。

 

2019年も面白い本をたくさん読めますように!

 

 

 

*1:もちろん、予定は未定w

*2:一部例外あり