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自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2019年2月に読んだ本をレビューする

2019年2月に読んだ本は14冊でした。思ったよりたくさん読めました。今年に入って22冊ですね。ぼんやりと年間100冊読めれば良いかなと思って読書していますが、2月は割と良いペースで本が読めたかな。

 

さて、2月に読んだ本も面白い順になんとなく並べてみましたが、今月は全部面白かったので、あまり順番は関係ないかも、ですね。

 

・天冥の標10−3

・アイデア大全

・情報参謀

・その悩み、哲学者がすでに答えをだしています

・ずぼらヨガ

プロパガンダゲーム

・「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本

本好きの下剋上ふぁんぶっく3

・まんがで身につくファイナンス

・(新装版)LOVE理論

・いつ、誰が相手でも必ず盛り上がる 銀座の雑談手帳

・マンガで分かる!誰とでも15分以上会話が途切れない!話し方

・マンガ 敏感すぎて、「毎日がしんどい」を解決する5つのメンタル術

・修行論(再読)




 

 天冥の標シリーズもついに完結しました。この物語を日本語でリアルタイムで読めて本当に幸せでした。ここまで魅力的な各種設定を詰めこんでいるのに、きちんと完結したのは本当に見事。ただ、全体としての風呂敷を広げすぎたが故に、メインストーリーのオチの付け方があっさりしすぎていて、若干の肩透かし感があるのも事実ではあるんだよね。まぁ、作者は続編もほのめかしているので、そのうち出るだろうと思われる次の物語に期待ですかね。

 

 

 イデアをどのように生み出すのか、というのを過去の歴史からひもといて、あらゆる角度から紹介している本。アイデアを出すための42種類の方法が章に分かれて書いてあり、絵や写真が豊富にあるので一見読みやすそうに見えるんだけど、1章1章がとにかく重く、毎日1章読むのがやっと、という感じの非常に骨太な本。

イデアに煮詰まった時には、この本をパラパラめくって様々な解決方法を試してみれば、アイデアが出ないという事はあり得ないよな、と感じたりした。

最後の年表に至るまで、非常にずっしりとした内容の本であり、生半可な覚悟で読み始めると挫折してしまうと思う。ただ、豊かなアイデアを出したいと思う人は飛び込んで損なし。そんな本ですね。

 

 

情報参謀 (講談社現代新書)

情報参謀 (講談社現代新書)

 

 自民党が野党になった際に、どうやったら自民党が政権与党になれるのか、について情報戦略面から支えた人の話。現代においては選挙に勝つのは情報戦だという認識はあったけど、思った以上に情報を活用して選挙戦を戦っていたんだな、というのがよく分かって面白かった。また、このノウハウを逆に使うことが出来れば、政治を変えることができるかもな、と思ったりもした。

ただ、このノウハウが未だに使える面もあるだろうし、今現在においては全く使えないノウハウもある気がするし、この手の話は日々進化しているんだろうな、と思うので、うまく時代に合わせた振る舞いが必要な気がする。自分自身が情報や政治に翻弄されないためにも読んでおくと良い気がした。

 

 

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

 

 人類不変の各種悩みに対して、過去の哲学者たちがどのように答えているか、について書いてある本。哲学書入門としての側面もあるし、単純に今、自分が抱えている悩みに対する回答が書いてあって、読むことで頭や気持ちがすっきりする。

何のために哲学という学問があるのか、が体系的に分かって面白いし、ある哲学者が出した回答が実は後世においてひっくり返されている、という事も分かったりして、哲学という学問の不安定さと奥深さが分かって非常に興味深い本だな、と感じた。 

 

 

自律神経どこでもリセット!  ずぼらヨガ

自律神経どこでもリセット! ずぼらヨガ

 

 日々の生活に疲れ切って、休みの日に転がって体力を回復するだけの生活をしていた著者が、ある日ヨガに通ったら体調が戻ったという体験から、日常生活にヨガを取り入れるためにはどうしたらよいのか、を絵付きで語っている本。

いわゆるヨガ教室にあるような難しい型ではなくて、誰でもずぼらに出来るヨガが紹介されている。私自身も休みの日にぐったりしている事が多かったけど、当該ヨガをいくつか試してみることで、休みの日も昔に比べてすっきりと過ごすことが出来るようになってきた。電子書籍で読んだけど、紙版も購入したくらい気に入りました。

 

 

プロパガンダゲーム (双葉文庫)

プロパガンダゲーム (双葉文庫)

 

 

就職活動の採用試験として、8名の学生を政府(戦争推進)とレジスタンス(戦争反対)に各4名ずつ振り分け、4人のうち1名が相手のスパイ。ネット上の架空国家のベースとし、100名の中立な市民に投票させ、相手に勝てるかを競わせる、という初期設定がとにかく素晴らしい。この設定を考えついただけで100点という感じの小説でした。中身としても、広告業界がもつ光と影が浮き彫りになっているし、政府やマスコミのあり方もどのようになったら良いのか、というのを非常に考えさせられた。

ただ、読後の印象としては若干食い足りないかなーという印象はありました。理由としては、登場人物たちが選ぶ選択肢が読者に提示されていないため、何を選ばなかったのかがわかりにくく葛藤やドラマが生じてない点、各登場人物のキャラ立てが弱く感情移入しにくい点、2時間という時間の割にやっていることが少ない点(もっと色々やれると感じたので)等があるかな、と。

改善点として、文章量を増やして情報ソースの選択肢の例示をしたり、各登場人物が広告業界を目指した動機や過去のエピソード等を掘り下げてみたりすると、物語により深みが出て良かったんじゃないかなと思った。まぁ、総じて面白かったけどね。

 

 

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本

 

 繊細さというのは大切な個性であるため、精細さをなくそうとするとその人自身の良さもなくなるため、繊細さをきちんと生かしながら生きていくためにはどうしたらよいか、についてのヒントがたくさん書いてある本。

我慢をやめて本音で生きることを習慣にすると人生が楽しくなるよ、ということが繰り返し書いてある。本当にその通りだな、と思ったり。

 

 

本好きの下剋上ふぁんぶっく3 本好きの下剋上(ふぁんぶっく)

本好きの下剋上ふぁんぶっく3 本好きの下剋上(ふぁんぶっく)

 

 だいたい毎年1冊ペースで発刊している、本好きの下剋上の設定資料集的な本。口絵や表紙のギャラリーから始まり、設定資料集、作者による外伝、漫画家さんによる外伝漫画、Q&Aなどなど。圧巻なのがQ&Aで、読者からの細かい質問に対して、作者が快刀乱麻に回答していく様が本当に見事。作品上には書かれてないけど、作者の頭の中には様々な設定があるんだなぁ、と感心しきり。こういう水面下の設定が濃密にあるからこそ、本編物語が豊かになっているんだな、とそんな事を思ったりした。ふぁんぶっくは定期的に出そうなので、来年も発刊が楽しみです。

 

 

まんがで身につくファイナンス

まんがで身につくファイナンス

 

 まんがで身につく、とは書いてあるものの、文章の量が割と多く、ガッツリとした内容。また、減価償却や、キャッシュフロー計算書、現在価値やNPV、IRR、企業価値評価等の内容が非常にコンパクトにまとまっているため、ファイナンス初心者の方にはお勧めできる内容かな。個人的には会計を仕事にしているため、割と既知の内容が多かった、という印象。

 

 

LOVE理論

LOVE理論

 

 水野敬也(いや、愛也)さんが書いた渾身の恋愛テクニック集。なるほど、これは割と使えると思うテクニックから、いやこれやっちゃダメでしょ、と思っちゃうテクニックまで山盛り。また、文章全体から伝わってくるグルーブ感が半端なく、サクサクとものすごい勢いで読めてしまう。オチまで含めて名著だよな、と思ったりした。個人的に、この勢いすごく好きです。

 

 

いつ、誰が相手でも必ず盛り上がる 銀座の雑談手帳

いつ、誰が相手でも必ず盛り上がる 銀座の雑談手帳

 

 銀座のママさんが、どのようにしたら雑談が盛り上がるのか、を丹念に記載した本。自分が持っているテクニックをきちんと開示してあり、内容もまとまっており、雑談と一言で言ってもいろんなアイデアがあるなぁ、と率直に感じた。

あと、合間に入っている銀座のお土産オススメも、どれも美味しそうで流石だな、と思いました。全部食べてみたい。

 

 

マンガでわかる!  誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方

マンガでわかる! 誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方

 

 相手の気持ちに寄り添って話をすれば、気持ちよく話が出来るよ、とそんなことを繰り返し書いてある本。マンガでロールプレイをして、その解説文章を読むという構成なんだけど、マンガの分量と文章の分量が絶妙で、サクサクと読むことが出来た。会話に悩んでいる人は読んでみると良いと思う。

 

 

マンガ 敏感すぎて、「毎日がしんどい」を解決する5つのメンタル術

マンガ 敏感すぎて、「毎日がしんどい」を解決する5つのメンタル術

 

 ゆうきゆうさん原作のマンガ。HSP(疲れやすい人)がどのように過ごしたら良いのか、をマンガで面白おかしく解決した本。主人公の精神科医の行動がとにかく破天荒で読んでいて非常に楽しい。内容が濃い割にサクサク読めて良い感じ。

 

 

修業論 (光文社新書)

修業論 (光文社新書)

 

 久しぶりに再読。相変わらずに内田節で楽しめた。身体の使い方を理解するためには、あらかじめ説明する手段は無く、愚直に型を繰り返し、ある日突然悟る事で身につく、というのは確かにその通りだな、と思ったりもする。例えば自転車の乗り方は、一応の型はあるものの、自分が体で理解する以外に習得する方法は無く、補助輪付ける、後ろを持ってもらう等の型を繰り返すことで身につくわけで、各種修行で身につく身体感覚というのも同じような事なんだろうなと思ったり。

また、著者が書いてあるとおり、この本は様々な要素が雑多に入っている幕の内弁当のような本だけど、何のために修行をするのか、ということについては一貫しているため、様々な角度で修行について考えることができる本とも言えるかな。

 

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という感じで2月も楽しく本を読めました。

 

2月のゲーム生活的には、ドラゴンクエストビルダーズ2を7割くらいクリアして終わりという感じでした。今のところの印象としては、1の方がコンパクトにまとまっていて、ドラクエという世界観も十二分に生かした良作だったけど、2は良くも悪くも作業感が多い印象。

具体的には、2は都度都度、課題が出てくるので、ゲーム進行に悩まなくて良いけど、その課題にストーリー的な必然がないものも多く、言われたことをやるだけで終わってしまう傾向がある感じ。まぁ、楽しいことは楽しいけど、前作の方がストーリーとゲーム性がマッチしていて個人的には好みでした。全部終わったら詳細な感想は書くかも。

 

ということで、2月の振り返りも終わりですね。3月も面白い本をたくさん読みますよ。