ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2018年に読んだ本:ベスト5

2018年度は144冊(12ヶ月×12冊ペース)で本を読みました。昨年自分の考え方が変わったものや、精神に突き刺さった本は以下の通りです。どれも強烈な本でした。ほんと。

 

 

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

 

 フェルマーの最終定理が如何にして解かれたのか、を書いたドキュメンタリーであり、個人的に数学がすごく好きだったこともあり、読む手が止まらずあっと言う間に読了した一冊。長年、数多の数学者が挑戦しては破れていった問題が、徐々に解かれていく課程にワクワクが止まりませんでした。今年の個人ベスト。もう少し早く読んでおけば良かった、と本気で後悔した一冊。

ニコ動にあるドキュメンタリー番組も見てみたけど、真相に至るまでのドラマが濃厚で、本とは違ったテイストで楽しめるので併せてオススメです。

 

 

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

 ここ数年読んだ実用書の中では図抜けて面白かった。紹介されている人間の精神構造の話は目から鱗が落ちまくり、自分の人生観までも変わった1冊。

また、この本のメソッドをどのように応用するか、という事を考えるだけで相当面白い。良い方向に応用しても良いし、悪い方向に応用しても良い。良くも悪くも自分のこれからの人生を変えていく1冊になると思います。

 

 

 全8巻の骨太SFシリーズ。当初、上下巻の2冊読み終われば終わりと思っていたら、物語の謎は深まるばかりで、どんどんシリーズの沼にはまり、気がついたら8冊全部読み終わっていました。物語の冒頭は読み慣れない専門用語の雨あられで、非常にとっつきにくい*1んだけど、一度その不思議な世界観にはまると、もう読む手が止まらない。超絶展開が目白押しで猛烈に面白い。正直な話、全部読み終わっても残る謎はあるし、割と物語に穴があるのも事実なんだけど、読むと至極のSF体験はできる、と思います。

 

 

 博覧強記の著者が、古今東西の問題解決方法を体系的にまとめ、各種解決方法と具体例を盛り込んだ本。この本に書いてあるメソッドを使えば、解決できない問題なんて無いんだろうな、と思わせるくらいの1冊。この本も、上述の「勘違いさせる力」と同様に、一回読んで終わりというのでは無くて、取得したメソッドを使うのが楽しい、とそんな感じの本。同著者が書いた「アイデア大全」という本は現在読んでいる最中だけど、こちらもなかなか骨太な1冊です。

 

 

 王道ラブコメではあるけれども、独特の文体と多重構造のストーリー展開が本当に見事。会話劇としても銀河英雄伝説を彷彿させるような切れ味で、本当に読んで面白い小説でありました。当初数冊の文章がこなれてない所と、全部読むと猛烈に長いのが玉に瑕ですが、17冊も飽きずに本が読めたという事だけでも、充分にベスト入りする作品だと思います。流行っている他のラノベも読んでみようかな、と思わせてくれたシリーズ。


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こうして並べてみて、「スゴ本」の方の推薦本ばかりになってしまったけど、まぁ、どれも面白いから仕方ないじゃん!という感じのランキングでした。

 

今年は「天冥の標」の完結と十二国記の新作発売が本当に楽しみです。どちらも、読み終わるまで死ねませんよ、ほんと。

 

2019年も良い本とたくさん出会えます様に!



*1:指輪物語的な感じ