ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2017年読んだ本:ベスト5


2018年に入って既に恐ろしい日数が経過しています。今年も時間が過ぎるのが早いなぁ、という実感があるし、一日一日を大切に過ごさなきゃなぁ、と改めて思ったりもします。 さて、昨年度読んだ113冊の中で、ベスト5は以下の通りとなりました。

 

相変わらずジャンルもバラバラなので特に明確な順位は無いのですが、個人的に感銘を受けた順に並べてみました。ただ、どの作品も本当に良い出来で、いずれもベスト1と言っても過言では無い作品群だと思います。読書ってほんと楽しいな、と思った1年でもありました。



 

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

 

 

近年は日本でもe-Sportsが話題になっているけど、日本におけるプロゲーマーの草分け的な存在である、ウメハラさんの著書。大学での講演動画を見て感銘を受け、旧著も読んで見ようと思って読み始めたんだけど、読み終わった瞬間に再読を始めてしまうくらいに面白かった。

 

毎日自分が成長する実感を持つ事が幸せに繋がる、という事が繰り返し繰り返し語られており、目に見える成果を期待したり、周りからのリアクションを求めても不幸になるだけだよなぁ、と改めて思ったりした。

 

あと、この本はウメハラさんの深い経験に裏打ちされた名言揃いで、読んでいて非常に心地よいんだよね。オイラがゲーマーであるのでより面白く読めている側面はあるけど、この本に出会えて本当に幸せでした。



 

生涯投資家

生涯投資家

 

 過去に日本全体を騒がせた「村上ファンド」の村上さんが書いた本。投資に対してきわめてまっとうな事が書いてあり、読み終わって率直に感じたのは、村上さんって自分の正義(というか価値観)に則って動いている人なんだな、という事と、日本の株式市場の考え方は歪んでいるため、それに果敢にも立ち向かったために一時的に破れてしまった、という悲しい事実があったんだなという事。

立ち向かう敵があまりに強大だったこと、人々の文化や考え方を変えるにはやはり時間が必要だったこと、など不運な面が多かったと思うけど、この方が風穴を開けてくれたため、日本の市場が良い方向に動いた側面はあるな、と感じた。投資に興味がある人は、示唆に富んだ内容も多いので、読んで損無しだと思います。



 

苦しまない練習 (小学館文庫)

苦しまない練習 (小学館文庫)

 

 日々、色んな事に苦しんでいる中で、軽い気持ちで買って読んでみたんだけど、釈迦の時代から人の悩みって同じで、人の本質というのは良くも悪くも進化しないものだな、という事実に気がつかされた。皆、同じ事でどの時代においても長年苦しんでいる、というか。

この本に書かれている事としては、「悪口なんて、原始時代から言われているので、当たり前の事なんだ(だから気にしてもしょうが無い)」とか、「意識すれば、自然に良くないことは消えていく」とか、「人間の脳は何を手に入れても不満足に陥るという構造的な欠陥がある」とか、示唆に富んだ内容が多く、確かにこういう言葉を読むことで「苦しまないための練習」が出来るな、と思ったりした。人間関係で苦しんでいる人は読んでみると、心が少し軽くなると思います。

 

 

 軽く本を開いて「冒頭数ページだけ読むか」と思っていたら、気がついたら最後まで読んでいた、という非常に吸引力が強い本でした。ザ・ベストテンという番組が大人気の中、なぜ辞めてニュースステーションを始めたのか、という理由が良くわかり非常に面白かった。

あと、ニュースステーションって、服に合わせてペンの色まで変えている事から始まり、細部に至るまで考え抜いて作った番組だったんだな、というのが良く分かって興味深かった。ベストテン・ニュースステーション世代の人なら猛烈に懐かしく、番組成立の舞台裏が見れて非常に面白く読めると思う。世代限定ですがオススメ。

 

 

 本が好きすぎる現代人が本があまり普及してない異世界に飲み込まれ、どうにかして本を作る、というところから始まるファンタジー小説。評判が良いので電子書籍で1巻を購入し読み始めたんだけど、気がついたら既刊全部を電子書籍であっという間に読み終わるという驚異的な展開。その後は、「小説家になろう」というサイトに掲載の連載版も全部読み終わってしまいました。久しぶりに物語に飲み込まれる幸せを味わったよ。

主人公があまりに本好きが故に周りが壮大に巻き込まれ、世界全体が大きく躍動していくのは、読んでいて痛快であり爽快でもある。なるほど、評判になるのもよくわかるし、皆が嵌まる理由もよくわかった。なんか面白いファンタジー小説がない、と聞かれたら真っ先にオススメしたい作品ですね。まぁ、分量が多すぎるのが玉に瑕ですが(笑)



という感じで、2017年も非常に読書が楽しめました。2018年もたくさん面白い本を読みたいな、と、そんな事を考える今日この頃であります。良い本との出会いがたくさんありますように!