ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2018年3月に読んだ本をレビューする

3月に読んだ本は10冊でした。今年に入って3ヶ月で39冊ですね。例年と比べると割とハイペースで読書が進んでいるという感じかな。4月は職場が変わった影響もあり、今のところあまり本を読めてないけど、今月は読書はあんまりせずにゆるゆると過ごしたいなぁ、と考えています。


さて、3月も読んで面白かった順に並べました。3月はどれも面白かったかな、という印象。再読も多かったけど外れなし。良い月でした。

 

・最終講義 生き延びるための七講

・ダメなときほど「言葉」を磨こう

・仰天・平成元年の空手チョップ(再読)

・隣り合わせの灰と青春(再読)

・こうすれば必ず人は動く

本好きの下剋上 4−2

本好きの下剋上ふぁんぶっく2

・図解 部下を持ったら必ず読む任せ方の教科書

・上司は仕事を教えるな!

・会計天国



 

 久しぶりに内田さんの本を読んだけど、相変わらずの内田節で読んでいて面白い。大学建築の話とか、組織内に異質な人が居た方が全体として生存確率が上がるとか、どこかで読んだことがある話も多いけど、同じ話を色んな例えを入れつつアップデートしていくのがこの方の流儀だとは思うので繰り返しも苦にならない感じかな。

あとは読んだことない話もあって、その部分は非常に興味深く読めた。例えば、誰が読んでも自分の話だと感じる、複数の立場を同時に盛り込む文章(倍音)の話は、なるほどな、と思ったりした。個人的にも倍音のある文章を書いてみたい。

 

 

ダメなときほど「言葉」を磨こう (集英社新書)
 

 こちらも久しぶりに読む、萩本欽一さんの本。欽ちゃん自身がいくつかの良い言葉に触れて人生が変わった、という本なんだけど、間接的に読者が良い言葉に触れることが出来、読者の人生も良い方向に向かう、という非常に良い本でした。自分自身も周りの人に対して良い言葉を使っていきたいな、とそんな事を感じたりした。自分が発する言葉を一番最初に聞くのが自分、という話もあるからね

 

 

仰天・平成元年の空手チョップ

仰天・平成元年の空手チョップ

 

 30年位前の本なんだけど、古くからのプロレスファンとして今読んで面白いという素敵な作品です。この作品自体は連載当時のニュースや過去の流れを踏まえて、全く架空の物語を編み込んでいく、という構成なんだけど、読んでいるとグイグイと世界観に引きずり込まれるので、作者の手腕が本当に見事だよなぁ、と思ったりもする。古くからのプロレスの知識はある程度必須ではあるけれども、今読んでも色あせずに面白い。そろそろ、某キャラが冷凍保存から復活してオカダと戦っても良いのでは、と思ったりもした。書いてくれないかな(笑)

 

 

隣り合わせの灰と青春 (幻想迷宮ノベル)

隣り合わせの灰と青春 (幻想迷宮ノベル)

 

 再版された文庫版を久しぶりに読んだのだけど、出版日を見たら20年前の作品という事に軽くびっくりするなど。ウィザードリィの設定を上手く活用し、転職時に何が行われているのかや、侍の設定等の話を膨らましているところは、あらためて読んでいても見事だし、加えて盗賊から忍者に転職するとどうなるかや、善悪の戒律というのを上手くストーリーに盛り込んでいるところも流石だな、と思うなど。あと、久しぶりにゆっくり読んでみたら、伏線がわりと丁寧に引いてあって、ベニ松さんの筆の力を改めて感じたりした。この小説読むと無性にウィザードリィが遊びたくなるんだよね。

 

 

 名著「人を動かす」のライブ版、という形の内容。人を動かすの内容を寸劇で再現、みたいな感じなんだけど、この形式の方が頭に入りやすいなぁ、という印象。なんによせ相手に関心を持つこと、というのは非常に大切だよな、と改めて思ったり。まぁ、自分に関心を持ってくれる人が少ないと、エネルギーが注入されず、なかなかに難しいわけだけど、周りに依存せずに自発的にエネルギーを増やす仕組み(物語に触れる等)を考える事も良さそうだな、とそんなことを考えた。

 

 

 

 この物語はWeb上ですでに連載が終わっている事もあると思うけど、定期的に刊行されるので嬉しい限り。主人公が相変わらず自分のペースで物事を運び、その自分のペースと周りの状況が合わないが故に様々なトラブルに巻き込まれる、という物語の構造は昔のままなんだけど、置かれた状況が全く変わっており、トラブルを解消するプロセスで世界自体がどんどん変わっていくというのが面白いなぁ、と思う。一応、Web版でラストまで読み終わっているんだけど、それでも物語に引き込まれるというのはすごいなぁ、とも感じる。

 

 

本好きの下剋上ふぁんぶっく2

本好きの下剋上ふぁんぶっく2

 

 作者が昔書いた短編集を中心に、ドラマCDのアフレコレポートや読者からの質問に作者が答えるコーナー(Q&A)まで、ファンなら読んで損無しの内容のファンブック。短編集は昔のマインを思い出してなんか懐かしくなり、Q&Aに作者が答える様は正にフェルディナントの切れ味という感じで、ファンなら十二分に楽しめる内容でした。文章量が少ないので食い足りない感じはあるのは正直なところだけど、まぁ、お布施だと思えば特に問題もなし。

 

 

図解 部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書
 

 昔読んだ本の再読なんだけど、出口さんの膨大な経験に裏打ちされた文章はさすがで、明日から使えるノウハウが本当に多いなぁ、と改めて感じた。図解本なので読みやすいので、何度も読み直して、無意識で出来るレベルに落とし込みたい。

あと、本、人、旅から、いろんな知識を得て、自分の知見を深めていきたいな、と改めて思ったりもした。もうちょっと体調が戻ったら旅をしたい。

 

 

上司は仕事を教えるな! (PHPビジネス新書)

上司は仕事を教えるな! (PHPビジネス新書)

 

 

部下に楽しく主体的に動いてもらうのが上司の仕事であり、上司は仕事を教えない方が組織としてうまくいく、という話が書いてある本。上司であることを楽しむとか、上司は部下の可能性の扉を開いて答えを出す支援をするとか、相手の話を聞き続けてコップを空にするのが大切とか、3つ褒めてから1つしかるとか、まぁ、他の上司本にも書いてある内容も多いんだけど、一読して非常に参考になった。実践し、再読し、また実践して血肉にしていきたい。

 

 

会計天国 (PHP文庫)

会計天国 (PHP文庫)

 

 交通事故を起こして死にかけた主人公が、「5名の人間を幸せにしたら生き返れる」という天使からの指令で、様々な会社を建て直す、という話。個人的に会計に関する知識が多いので苦も無く読めたけど、これ会計初心者が読むにはハードルが高すぎる内容じゃないかな、と思ったりもした。なんにせよ、話自体はなかなかに面白く、個性豊富な登場人物達が多いので、個人的には割と楽しめた。会計を仕事にしている人にはオススメかな。



という感じで3月もたくさん本が読めました。4月は映像成分を高めたいなぁ、とか考えているんだけど、話題になっているポプテピピックを軽く見始めたら衝撃的に面白くて、最後まで見てしまった。これ、良い意味でも悪い意味でも歴史に残るアニメだなぁ、と思ったり。その他は、ペルソナ5やシュタインズゲートゼロや銀英伝も始まるけど、全部ストーリーは知っているだけに、どこまで付き合おうか軽く悩み中。