シャドー８１

シャドー81 (ハヤカワ文庫NV)

昨日から手を付けて、今朝読了。

途中までは「うんうん良くある冒険小説だよね」的な感じで読んでいたんだけども、
途中から読む手が止まらない止まらない。もっとじっくり読むつもりだったんだけどな。

話は表紙の写真の通り、旅客機の後ろに戦闘機が張り付く形のハイジャックストーリー。

でも、戦闘機なんて早々手に入るモノじゃないし、正直、ハイジャックになんか使ったら簡単に足が付きそうなもの。それに戦闘機に乗っている状態でどうやって身代金を取るの？という疑問もつきまとう。

で、その疑問を知りたいがためにページをめくりにめくっていくと、戦闘機の調達方法も見事だし、それをハイジャックに使う手際も鮮やか。そして身代金の取り方も前代未聞。

そして、え？これで終わりなの？という本当に剛速球なストーリー展開にも、妙にすがすがしさを感じてしまった。３０年以上前の作品だもんな〜

その読後感のすばらしさも含めてほんとオススメ。

いやー自分が読んでない本で面白い本って本当にたくさんあるよな、と再認識させられた１冊でした。

本を紹介してくださったdainさんにホント感謝。
「シャドー81」はスゴ本