(59日目)組織にはムダな人員が必要だという話
外的要因等で売上が減ったので、人員を削減しなくては行けない部署があるとする。
「人数が多いので人員削減だ!」と単純に言う前に、人数がある程度多いことに意味があるということを考えても良いと思う。ぎりぎりの人数で仕事を回していると、誰かが辞めたときに周りの人間が大変な目にあうので。
組織には冗長性(むだ)が必要というか。
ただ無駄が必要とはいえ、人が多すぎると逆に効率が悪いのも事実。個人的な経験上、若干足りないくらいまで人を減らして、軽く新人を足すくらいが丁度良いと思う。
最終的には理想人員よりもちょっと多めに配員して、仮に一人が突然休んでも、みんなががんばればなんとかなる、みたいな状況がベストだと感じる。あと「人を育てるのも時間がかかる」という観点からも、組織の人員としては多少の余裕は持っていた方が、いざ人が辞めたときに混乱が少ないと思う。もちろん、そんな人材を抱えるほどコストを使う余裕がある会社が少ないのも事実なんだけどね。
ともあれ、皆が幸せになるように、ちょっと人員がムダに多いくらいのな人材配置を考えると良いと思うな。
- 作者: 吉越浩一郎
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