ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

甲本ヒロトの魅力

splash!! vol.1

splash!! vol.1

SPLASH!!(双葉社)というインタビュー本を買った。


甲本ヒロトインタビューが目当てだ。THE BLUE HEARTSを経て、↑THE HIGH-LOWS↓ザ・クロマニヨンズのボーカル。まぁ、甲本ヒロトを知らなくても彼の音楽を知っている人は多いと思う。


TRAIN-TRAINとか、リンダリンダとか、青空とか、ラブレターとか、情熱の薔薇とかね。このあたりをyoutubeとか検索して聞いてみると、殆どの人が聞いたことがあると思う。たとえサビの部分だけだとしてもね。



そして未だにテレビCMとかでブルーハーツ時代の音楽が流れてきたりして驚愕したりする。もう15年くらい前に解散したバンドだぜ?彼の歌に励まされて人生をなんとか生き抜いている人も多いと思う。もちろんオイラもそのうちの一人であったりするんだけれども。落ち込んだとき、凹んだときに、なんど彼らの音楽に助けられたことか。


ブルーハーツやら甲本ヒロトやら、彼の盟友真島昌利について語り出すときりがないので、ここらで、インタビュー本の抜粋の話に移行する。全部抜粋で終わらせても良いくらいの言葉群なんだけれども、そうすると著作権うんぬんの話になるので、オイラのコメントもいちいち書いておく。気になる人はヒロトの言葉だけとばし読みすれば良いよ!


インタビュー抜粋

日々やりたいことをやってるよ。

彼の特徴を端的に表している言葉だと思う。本当にロックンロールという彼のやりたいことを一心にやっている事が伝わってくる。やりたいことのみをやれないオイラにとっては非常に心に突き刺さる一言であったりもする。


僕にとってね、勉強なんてものはないんだ。学ぶことは何もないの。楽しむだけでいいんだ。そこから何かを学ぼうとか、ちょっとでも賢くなろうとか、自分の得になることにつなげようとか、そんなことは、これっぽっちも考えないですよ。

音楽を一心不乱に聴いていると自然と身につくんだよ、という主旨の話。オイラにとっての読書がまさにこれ。もちろん、下心があるので少しでも賢くなろうとするという側面があるのは否めないんだけれども、基本的にマンガも小説も啓発本すらも、楽しんで読めれば良いな、と思って読んでいる。

(本や雑誌から影響は受けますか?の問いに)
影響は受けますよ。でも、それは意識することじゃないからね。
(中略)
見て楽しいか、聞いて楽しいか、そのことだけが重要なんだ。たとえば内容がひどいものでも面白いものってあるじゃない?一方ですばらしい内容なんだけれども、ちっともつまらないものってあるでしょ?

うんうん、これは良く分かる。なにかすばらしい事を伝えようという意図が見えちゃってつまらないものって良く有る。あと最近、マンガとか小説とか映画で細かいあら探しをしてもしょうがないな、と良く思う。実生活でも矛盾に満ちた事が多いじゃないですか、なので、せめて物語の世界はその矛盾とかを考えずに一心不乱にその世界を楽しみたいな、とか思う。内容なんて二の次で情熱を感じられれば良いんじゃないかな?

出している俺達にとって、歌詞の内容なんてどうでもいいんだ。あ、いや、歌詞自体は、とっても重要なんだよ。でも、歌詞の内容、国語の授業で習うような内容はどうでも良いことなんだ。どうでもいいに決まってるじゃん。だって、人間の頭で思いつくことだもん。たいしたことねえよ(笑)

すごい真理だと思う。所詮、人間の頭で思いつく事なんてたいしたこと無いんだよな。ただ、だからといって悲観的になるのではなくて、だからこそ人間が出来ることは何か?というのを探れば良いんじゃないかな、とか思ったりもした。

「世の中なんてチンケだぜ」「涙に値するものなんて何ひとつないんだぜ」「泣いている場合じゃねえ、死ぬまで爆笑できるんだぜ、この世界はよぉ」

ノーコメント。そのとおり。

焦らないで、本当に楽しいものに出会うのを、待っていて欲しい。

焦ってへんなものに飛びつくんじゃなくて、ゆっくりと自分が楽しいと感じることに出会えば良いんだよな。まぁ、事実、もう出会っていると思うしね。オイラに取っては文章を読むことが本当に楽しいので、その価値観を大切にしたいな、と感じた。

ロックンロールは、お金を儲けるための手段じゃないんだよ。人気を得るための手段じゃないんだよ。ロックンロールは目的なんだよ!

ロックでお金を儲けようとする人へのおしかりのお言葉。こんな風に自分が一心不乱にやることでお金を儲けられたら、本当に幸せだろうな、と思う。

映画でも、絵画でも、何でもいいけどさ、人はどうしようもないくらいの感動を体験することでしか変われない部分もあるし、それでしか成長できない部分もあると思う。

小説やマンガで人生を何度も変えられた経験があるので、感動で人間が成長するってのは実感として良く分かる。いつか自分の人生を変えた小説とかマンガを書いてみたな、と思う。

(がっかりしたり、凹んだりすることはあるか?の問いに)
あるよ。あるけど、チンケなことなんだ、ロックンロールに比べれば・・・・・・って言えるものをみんなもひとつずつ持っていれば良いと思う。

ああ、これも本当に良い言葉だな、と思う。自分が真摯に打ち込めることがあれば、多少の不幸なんて気にする必要が無いって事なんだろうな。羨ましいな、と思う。

全部読んだ雑感

まぁ、当たり前だけど、誰しもヒロトの様に自分が楽しいと思うことを一心不乱にやることでお金を儲けられるわけでは無い。巡り合わせもあるだろうし、運もあると思う。ただ、その運を自分でたぐり寄せている気がするんだよな。こういう文章を読んでいると特にそう感じる。


物事をはじめるのに遅いと言うことはない、なんて言葉を思い出すけども、自分も真摯に何かに打ち込んでみたいな、なんてそんな事を思った。