(37日目)立ち読みは正義か悪か?
立ち読みの是非について、昔書いた文章を肉付けして公開してみる。
オイラの主張
・立ち読みは広告の一部
・無料→有料の流れは有る
・本屋としては必要悪
・本編を全部読むのは本末転倒。
価格は誰がつけるものか?
価値の交換をすることが貨幣経済の前提になってる。価格をつけるのは、売る方の特権であり、買う方の権利ではない。買う方は高ければ買わないという選択をするのみ。*1
もちろん、買う方が値段をつける、という未来が有るのかも知れないけれども。「その値段が高いから買わない」「その値段が安いから買う」というバランスがうまくとれるからそこ、価格が決まるわけで。買う方が一方的に値段を付けると言う事は、今後もあり得ない気がする。
価格<価値があると思うからこそ買うわけで。
ともあれ、良い本かどうか選ぶために立ち読みをするのはありだけれども、本の値段が高いから立ち読みですます、という主張は何か間違っている気がするな。
皆が積極的に本を買う事で、著者と本屋と出版社にお金が落ちて、その結果、良い本が市場に出てくるサイクルが出来ると良いな、と個人的には思う。
- 作者: J・モーティマー・アドラー,V・チャールズ・ドーレン,外山滋比古,槇未知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/10/09
- メディア: 文庫
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*1:まぁ、その選択自体が相当強力だとは思うんだけど