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ファイブスターのリブート5巻を買ってみたら凄かった件


ファイブスター物語 (1) (ニュータイプ100%コミックス)

ファイブスター物語 (1) (ニュータイプ100%コミックス)

ファイブスター物語といえば、永野護さんの代表作。設定の緻密さと、絵の美しさと、ストーリーの破天荒さに定評があるマンガで、日本を代表するマンガの一つと言っても良いと思う。*1


ただ連載が止まって久しい。連載再開を求める声は大きいし、オイラ自身も早く続きが読みたいと思ってる。


さて、そんな中、ファイブスターのリブートなるものが発売された。ファイブスターは連載時と単行本が大きく違うので有名であり、単行本での改変(ディレクターズカット)には賛否両論があった。ちなみにリブートは「連載時のままので単行本化する」という試みで連載のままを読みたかった人にはありがたい商品ではある。ただ、連載のまま話は、テールズ・オブ・ジョーカーという形で既に発売されているので、ある意味、リブートは焼き直しの焼き直し的な感覚は強い。


ということで、世の中でのリブートの評判はたいそう悪い。「さっさと連載再開しろ!」「なんども同じ話を読ませるんじゃねぇよ!」「テールズ・オブ・ジョーカーと何が違うのよ?」「信者からお金をたくさん取りたいんですね。わかります。」等々。


オイラもだいたい同感です。単行本は全部持ってるし、「単行本12巻が出てから何年経ってると思ってんの!連載再開を長い間待っているんだけど、いつまで待たせるのよ!」という思いは正直ある。ともあれ、こういう怨嗟の声が好きな人は、amazonのレビューとか読んでみると良いと思う。


たとえばこんなの。


で、ある日のリブート5巻が発売された、何気なくamazonのレビューを読んでいたら、不思議なくらいに評判が良いのでびっくりした。そんなに評判が良いならと半信半疑で購入し、早速読んでみた。読み終わった瞬間、「ああ、確かにこれは単行本とは別物だなー」と強く感じた。単行本本編は連載から比べるとダイジェスト的な話になっているというのが良くわかった。加えて、単行本をはじめて読んだ際になんか妙に展開も早いし、登場人物の動きや台詞もやや不自然だなーと思ってた理由も理解できた。


読み終わって「いや、これは単行本とは本当に別物だし、むちゃくちゃ面白いわ!」と素直に思った。買って良かった。2周読んじゃいました。悔い無し。


ともあれ、アトロポスとすえぞうとソープの話が好きな人は、リブート5だけは買って損なしだなーと正直思った。


このあとは、オイラの感想を箇条書きで。

オイラの雑感

・とにかく白兵戦(ならびに戦車戦)が長い
・単行本で白兵戦を大幅カットしたのはある意味正解
・ただこの冗長とも思える白兵戦を読まない事には、この戦いの真価が理解できない
・ルンとスカの戦力の読みあいが良い
・なぜMH(モーターヘッド)を投入しないのか?という駆け引きが非常に興味深い
・白兵戦が長引くにつれ、兵士に向けて将校が取る手立てがどれも怖い
・白兵戦があるからこそ、その対比でMHの強大さが際立つ
・MHの登場シーンがどれも鳥肌モノに格好良い
 ※特にアイシャとシャフトの登場シーンが素敵
・ファティマが持つ演算能力やら、MHを扱う実力も良くわかる
という感じ。


こんなの読んじゃうと、また単行本を頭から読み直したいなーとか思ってしまった。


まぁ、オイラのつたない文章でこのマンガの良さが伝わるわけではないけれども、久しぶりにファイブスターの世界観を堪能できた。ほんとこの世界好きだわ。早く連載再開してください!


*1:個人的に、ですけどね。