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5分でわかる年末調整

所得税は毎月給与から引かれています。


所得税は1月1日〜12月31日までの「所得」に対してかかる税金です。年間の所得が確定した段階で、年間の所得税額も確定します。12月給料で所得税の金額を調整しています。


つまり年末調整は、「年末」に行う所得税の「調整」のことです。


所得税は「所得」にかかる税金です。「所得=収入−経費」で計算します。収入を得るため使った経費を引いて残った金額(所得)に税金がかかります。ただサラリーマンは実費を経費として計上できません。*1その代わりに収入の「控除」が認められています。

サラリーマンは収入金額の約30%が必要経費として認められおり、これを「給与所得控除」といいます。ザックリというと500万円の収入の人は150万円が控除額となり、350万円に所得税がかかります。*2

その他、サラリーマンに認められる「経費」は「配偶者控除」「扶養控除」「保険控除」等があります。*3所得=収入−経費(控除額)で、所得×税率=所得税になるので、控除額が増えるほど支払うべき所得税の金額が減ります。

控除額は人によって異なるため、会社に控除に関する資料を提出する必要があります。

配偶者がいる、扶養家族がいる、保険料(生命保険・年金保険)を支払った、という事で所得税が減ります。このため、年末における配偶者の有無、扶養家族の有無、保険料支払(予定)額を、会社が知る必要があります。

ちなみに配偶者控除・扶養控除は12月31日付の人数をもって計算となるため、年末に結婚したり出産すると大量に所得税が戻ってきますが、年末に離婚したりすると、大量に所得税を取られる事になります。

補足

なお、住宅控除もあります。住宅控除は、所得を減額するのではなくて、所得税を直接減額するので、所得税の金額がかなり減ります。*4また医療費を沢山支払った場合、医療費控除もありますが、これは年末調整の対象外になり、本人が独自に確定申告を行う必要があります。*5

*1:スーツを買ったり、鞄を買った金額は経費として認められません。

*2:低所得の人は「給与所得控除」が30%より大きくなります。

*3:医療費控除もありますが、年末調整対象外です。

*4:要望があれば詳しく書きます。

*5:確定申告については、また別のお話。