電子書籍を3冊ほど入手してみた
・ドラッカー 時代を超える言葉──洞察力を鍛える160の英知(上田惇生)
800円
・死ねばいいのに(京極夏彦)
900円(発売当時は700円)
・「ロボット」心理学(佐々木正悟)
0円!(理由は後述)
ドラッカー 時代を超える言葉
iPhoneアプリで購入。非常に読みやすく、ページも捲りやすい。アプリ上でマーカーが引けるとか画期的。マーカーの部分だけ後で読めたりして、これまた非常に使い勝手が良い。その場で大辞林で調べたり出来るのも好感度大。電子書籍の良さがバリバリ出ているイメージがある。800円の値段でちょっと躊躇したけど、買って損無しと思った。あと短い章単位の本はやっぱり電子書籍にあっていると思う。細切れ時間に読む事が多いし、数ページで区切りがある方が読んでいて気が楽なので。内容も本当にドラッカーのエッセンスがつまっていて濃くて本当に面白い。
ただ、なんとなく全体として読み進みにくいんだよね。未だ半分しか読み終わってない。ドラッカーの言葉が重たいので、一つ一つの言葉をゆっくり読みたい、という思いもあるけれども、それにしても読み進めるのが遅いなーという個人的な感想がある。何故読みにくいのか?というのはきちんと考えてみたい。
死ねばいいのに
京極夏彦は「京極道シリーズ」は全部読んでいます。
今回の作品は短編集。やっぱり、連作短編は非常に読みやすいな、とか思った。電子書籍という媒体と非常にあっているというか。やっぱり腰を据えて長編を読むというスタイルには電子書籍は合わない気がするんだよなーあと、デジタルガジェットと京極夏彦の文体と非常にあっている気がした。うまく説明できないけど、京極夏彦ってサクサク読みやすい文体なので、サクサクページを捲るのにちょうど良いというか。
ただ、京極夏彦さんなのに、ページとページの間の文章がまたがるのが気になった。まー書籍、iPad、iPhoneと全部改行位置直したら死ぬだろ?とか思うので、今回の試みは成功といっても良いじゃないかな?なんて思ってる。ちなみに書籍版はきちんとページ毎に改行されていました。流石。
あと、小説本体の感想なのですが、あのオチは正直どうなのよ?と思わなくもないんだけれども、最後までサクサクと読む事が出来たし、個人的には非常に楽しめました。まー謎が謎を呼び、次々と読みたくなると言うか、良い小説でした。
「ロボット」心理学
絶版本を著者が無料配布。この本読みたかったので、無料配布とは嬉しい限り。
本の形式はPDFファイルで、作者自身がiPhoneで読みやすいように加工。PC上でも読めないことはないけど、iPhoneで読んだ方が読みやすい。Evernoteに入れて読んでみた。
上記ドラッカーアプリの様に引用とは出来ないけど、テキストで保存できたりするので、引用するにも問題無い。 ただ、テキストへ変換できないように保護をしたほうが良いのでは?と思った。
ちなみにタダの理由なのですが、
本書をお読みいただいて、「佐々木正悟の電子書籍を普及させる活動」を応援していただける方は、下記口座まで寄付していただけますと幸いです。本書の価格は「あなた次第」です。皆様に価値を感じていただける書籍であれば幸いです。
とのことでした。途中まで読みましたけど、非常に名著。最後まで読んで金額を決めたいなとか思ってる。こういう試みは応援したいと思うから。