ネットが見知らぬ人を有機的につなげる。
「適切な大きさの問題さえ生まれれば。」(ほぼ日刊イトイ新聞より)
ほぼ日の糸井さんと
ウェブ進化論の梅田さんと
任天堂社長の岩田さん
との対談。
この連載も相当面白かった。
自分が面白かった部分をまとめると以下の通り。
大きさ(方向性)を規定する。
→自分が動き出す
→適当な問題が生まれる
→解決する人が現れる
その後、
→自分が動き続ける
→問題が生まれ続ける
→解決する人が現れ続ける
という人間工学的な話が面白かった。
一度、システムが出来ると、
ドンドンと問題が生成し、どんどん問題が処理できると。
インターネットだと、
重要な情報さえ共有できれば、
地域も時間も超越できるので、
どんどん加熱していく事になる。
あとオープンソースと「ほぼ日」が同じ構造だというのも、
非常に面白い考察だなぁと思った。
糸井さん自身が動くことで、
様々な問題が発生し、
その問題を解決する人が集まるという構造。
それとインターネット上とはいわず、
社内の仕事にもあてはまると面白いなと思った。
適当な問題を生み出す。
→問題がでるので、解決者が現れる
→問題が解決する。
という感じで、
社内の仕事をブログやWiki等に乗せておき、
「ここ分からないんだけど?」という問題は、
誰かが現れて解決する、
という方式は非常に美しい気がする。*1
ともあれ、
・自分自身が熱を持った人になるのか
・熱を持って動く人に集まるか
の違いは有ると思うけど、
ネットという場が見知らぬ人を有機的につなげ、
知らないうちに世の中が楽しくなっていく構造は、
本当に面白いな、と思った。
*1:ただ社内だと関係が近すぎて、評価に連動しないと上手く作動しないかも。