ワクワク人生のススメ!

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悪者見参


悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)

悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)

今は無きユーゴスラビアのサッカーをつぶさに見つづけた、
木村元彦さんの、ユーゴスラビアサッカー戦記。


2年ほど前に購入し、半分くらいまで読んでいたんだけど、
昨日、ふと読みたくなって、この本を手に取った。


その中に元グランパスの森山選手のインタービューが有った。

翌日、ゴリッツアのオフィスで出会った森山は、
意外なほど清々しく、溌剌とした表情を浮かべていた。


171センチの身体からは、弾むような生気が感じられる。
それでいて語り口には気負いも昂ぶりもない。
しがらみを捨てた森山に見えてきたのは
代表監督に評価されてナショナルチームに選ばれるとか、
Jリーグで得点王になることではなかった。


浮かんできたのは
「サッカー選手として、絶対的に自分の納得できるプレーを
ただただ追求していきたい。」
気持ちだったという。
(中略)
他の日本人の海外進出と決定的に違う動機がここにある。
他人の評価を気にしない。常に矜持を持ち続ける。


異様なまでに共感できた。


自分が人生で何をやりたい事は何なのか?
というのを切望していたら、この本を掴んでいた。


そして、その答えは確かにこの本に書いてあった。
つまり、自分は自分の力を全力で試してみたい、
ただそれだけだったのだと言うことが。


あとは全力で行動するのみだな。そう思った。