ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

にいがた酒の陣に行ってきたよ

 

毎年行こう行こうとと悩んでいた、日本酒好きには知らない人が居ないと思われる「にいがた酒の陣」というイベントに2017年の3月12日に参加してきましたので、簡単にレポートしてみます。
 
結論から言いますと「ほんと夢のようなイベントだった。また行きたい。」という感じです。日本酒好きの人は行って損無しだと思います。
 
 

知っておくと良いこと

・チケットは会場入り口でも買えるので安心。
・食べ物の屋台は豊富だが値段は高い。つまみは持参した方が無難。
・開場内は無茶苦茶混雑するので軽装が良い。
・会場でおちょこと水(ペットボトル500ml1本)はもらえる
・水は会場でも買えるが、予備をあらかじめ持参しておくと安心。
・開場は10時だが、限定酒を買いたい人で朝から大行列している。
 限定酒を買うつもりが無いのなら、11時くらいに開場に入るのがベター。*1
・ほぼ全てのお酒が無料で飲める。*2
本醸造から純米大吟醸まで飲み放題とか恐ろしいイベント。
・会場のお酒は「全て新潟県」のもの。
・全部回るのは難しいので、事前に行きたい酒蔵にいくつか目星を付けた方が良い。
・飲んでみておいしい銘柄はメモしておくか、その場で買う方がベター。
 後で買おうとしても後になればなるほど酔って覚えてないし、
 人気銘柄は午後の早い時間に売り切れたりもするので、欲しいときに買うのがオススメ。
 

会場内における留意点

・おちょこで日本酒を飲むスタイル。会場内に洗い場はあるが、いちいち洗えない。
・食べるスペースは用意されているが、椅子はないので疲れる。
・トイレは割と大行列になりやすい。早め早めに行く方が良い。
 

個人的な反省点

・行くことが決まったタイミングで前売りチケットを買った方が安い(当たり前)
 今年は前売り2千円、当日2千5百円
・携帯電話を首からぶら下げるような、おちょこを首からぶら下げるグッズがあった。
 あれ便利だと思ったので、事前に確保しておきたかった。
 

その他感想

・ホテルはかなり前の予約が必須だとは思うけど、キャンセルがあったのか前日でも取れたので個人的にはラッキーだった。
・土曜日、日曜日の2日間やってるので、土曜日でお酒を見極めて日曜日に買うという作戦が手堅い気がする。
 
 
ともあれ、日本酒飲みながら軽く酩酊しつつ、「このイベントに参加している人はみんな日本酒好きだよね」という事実に気がついた瞬間に、なんとも言えない幸せな気持ちに包まれました。また来年も来たいな、と心の底から思わせてくれるイベントでした。
 
 

*1:ホテルで入手した情報

*2:一部有料試飲があるらしいが見つからなかった

2017年2月に読んだ本をレビューする

2月に読んだ本は10冊でした。新書を入れたり、マンガで読むシリーズを入れたので冊数は増えているけど、読書量的には8冊程度かな、という感じ。長らく読む手が止まっていた天冥の標シリーズ(SF)を再開できたのが2月の収穫かな、と思う。3月は村上春樹の新刊を買ってしまったので、冊数は若干減りそうな気がします。

 

さて、読んだ本を例によって面白い順に並べています。川上量生さんの本(ゲーマーはもっと経営者を目指すべき)が図抜けて面白かった。ただ、後述の通り個人的な補正がだいぶあるけど、ゲーム好きな人で管理や経営に興味がある方は、読んでみるのを強くオススメします。



 ・ゲーマーはもっと経営者を目指すべき

 ・天冥の標 7

 ・天冥の標 8-1

 ・天冥の標 8-2

 ・悩みどころと逃げどころ

 ・フィンテック入門

 ・最高の休息法 (再読) 

 ・完全独習 統計学入門

 ・マンガ 伝え方が9割

 ・マンガ 一流の雑談力

 

 

ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!

ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!

 

 

ゲーマーはもっと経営者を目指すべき、は川上量生さんと著名人(主にゲーム業界の方)との対談本。Webで連載していたものの書籍化。インタビュアーさんもゲーマーの方なので、安心して読み進められる。

 

川上さんが語る話は深く多岐にわたり大変面白い。もう明日から経営に使える知識の宝庫という感じ。ただ、その話の展開にインタビューアーさんがついて行ってない箇所も一部あり、若干食い足りない部分もあるのも事実。ただ、川上さんの発想力は半端ないので、ついて行ける人って、そんなにいないんだろうな、とも思う。あのインタビュアーさんだからこそ、ここまでの内容に構築できたという印象もある。

 

ともあれ、オイラも川上さんやインタビュアーさんと同様にアナログなウォーゲームを遊んだ経験があるので、アナログウォーゲームの話に猛烈に共感したのが、この本を面白く感じた一番の理由とも言える。ただ、ゲーマーかつ社会人の方なら参考になる話がゴロゴロしているので読んで損なしの内容だと思います。オイラは川上さんの本ははじめて読んだけど、他の本も読んでみたい。

 

 

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

天冥の標の3冊は小川一水さんのSFシリーズ。第7部が非常に読み進めるのがつらいストーリー展開だったため、長らくペンディングだったんだけど、ようやく再開できました。7部を過ぎれば8部の2冊は超絶に面白い展開になっていて非常に満足感が強かった。物語は10部で終わり、との事だけど、上手い具合に物語が収束に向かっているため、このまま上手く第9部、第10部と進んで欲しいな、と思う。

 

 天冥の標シリーズは途中に何冊か読みづらい巻があるので諸手を挙げてオススメは出来ないけど、面白いSF(今まで読んだこと無い様なSF)を読んでみたい人は、一読の価値があると思うし、もっと話題になっても良いシリーズだよな、とも感じる。個人的には諸手を挙げてオススメしたい。

 

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

 

 

悩みどころと逃げどころは、ちきりんさんとプロゲーマーのウメハラさんの対談本。様々な問題についてまったく考え方が違う二人が、対話を続ける中で人生の課題に対して意見をまとめていく、みたいな構成の本で個人的にはすごく楽しめた。この対談を通じてお二人自身の人間の幅が広がっていくのを読み取れるのも面白い。そして読者もこの本を読むことで考え方の深みが増す、という構造になっており、筆者良し、読者良しの本だな、という印象。この本も個人的にはオススメ。

 

残りの本はサクサクと紹介。フィンテック入門は、フィンテックとは何かが体系的に掴めて効率が良い本だけど、広く浅くという感じで個人的にはちょっと食い足りない印象。最高の休息法は再読だけど、改めて良い本だなと思った。また読みたい。完全独習 統計学入門は、統計学を学び直したいと思って読んだけど、必要な内容を平易な文章で書いてあり、例題も適切で非常に良本。マンガシリーズ2冊はどちらもサクサク読めるし、内容もポイントを押さえているのでオススメ。伝え方が9割の方が面白かったかな。

 

という感じで2月もたくさん本が読めました。3月も面白い本をたくさん読みたいな、と思ってます。ちなみに騎士団長殺しは分厚かったけど2冊とも読了済で、天冥の標も最新刊まで読み終わりました。どちらも面白かった。面白い本を読めることで人生は本当に豊かになるな、と改めて思ったり。

 

 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 

 

 

2017年1月に読んだ本をレビューする

1月に読んだ本は8冊でした。ゲームは一段落したけど、体調不良気味なので思ったよりは本を読めず。あと積ん読になっている本がどれも重ための本なので、もうちょっと軽めの新書とか小説とか読んだ方が(数量的には)良いんだろうな、と思ってます。まぁ、重ためな本も読むと面白いので、適度な冊数、読みたいんですけどね。

 

さて、例によって面白い順に並べていますが、最後の一冊以外は非常に面白かったので、興味がある人は割とどれを読んで損なしのラインナップですね。

 

 ・炎路を行くもの

 ・太公望(中)

 ・太公望(下)

 ・マニャーナの法則(完全版) 

 ・部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書

 ・仕事の手帳

 ・戦略は「1杯のコーヒー」から学べ

 ・敏感すぎる自分を好きになる本



 

炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)

炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)

 

 

炎路を行くもの、は守り人シリーズの外伝集。本編に負けずとも劣らないストーリーを展開してきていて、ほんと作者(上橋さん)の技量には驚くばかり。これだけ魅力有る外伝を読んでしまうと、また本編を無性に読み直したくなる。現在、NHKで放送中のドラマも非常に魅力有る内容になっているので、本編を再読しちゃおうかな、と軽く考え中。ヒュウゴという人物にこんな過去があったのか、という事が読めただけでも本当に幸せでした。

 

太公望〈中〉 (文春文庫)

太公望〈中〉 (文春文庫)

 

 

 

太公望〈下〉 (文春文庫)

太公望〈下〉 (文春文庫)

 

 

太公望(中)と太公望(下)は宮城谷昌光さんの歴史小説。話の展開的には超面白かった。読んでる最中は無類に面白く、最後があっさり味で終わる、いつもの宮城谷小説で良くも悪くも楽しめました。ただ、登場人物が多すぎて、オイラの脳味噌が全ての人物を把握出来なかった。話は本当に良く出来ているだけに、漢字一文字かつ読み方独特な登場人物をこんなに多く配置する必要ってあったのかな、と疑問を呈したくなったりもした。各登場人物の掘り下げも浅い印象もあり、もう少し人物の数を絞れば密度のある小説になったのにな、とちょっと思った。

 

 

 マニャーナの法則(完全版)は、過去に読んだ「マニャーナの法則」という本が面白かったので、再読も兼ねて購入してみた。マニャーナの法則自体は「今日処理するだけの仕事リスト(クローズドリスト)を作る」「リストに載った仕事だけやる」「新しく割り込んできた仕事は明日以降処理」という形で特に変わってないけど、応用編的なテクニックが載っているので、マニャーナの法則を深く活用したい人であれば完全版を買うのをオススメ。ただ、旧作だけでも十二分に仕事に役に立つ内容です。

 

 

 部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書は、電子書籍で購入。サクサク読み終えたけど、示唆に富んだ内容が多いし、明日から使えるアイデアに溢れていた良本。部下の仕事は100%の完成度を求めない、という事が書いてあり、確かにその通りだな、と思った。高い完成度を求めすぎるとお互い不幸になるからね。折に触れて読み直してみたいな、と思った本。こういう本は電子書籍で買うのが正解な気がする。

 

 

最相葉月 仕事の手帳

最相葉月 仕事の手帳

 

 

仕事の手帳は、最相さんの仕事に関する本。この方の本を読むのはこれがはじめてだけど、オイラと似たような感性を勝手に感じたため、非常に楽しく読めた。この方のノンフィクション(絶対音感星新一)や過去エッセイも面白そうなので、未読の山が減ったタイミングで買ってみたいな、と思った。

 

 

戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済)

戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済)

 

 

戦略は「1杯のコーヒー」から学べ、は各種マーケティング戦略を小説仕立てで学べるみたいな本。コーヒーチェーンが舞台で様々な問題が発生するも、主人公達がマーケティングの手法を用いて乗り越えていく、みたいな話。ザックリと読めるし、コーヒー業界が行ってきた過去の様々な戦略を把握出来、かつその手法は他の業種へも充分に応用可能なので、マーケティングの事が知りたい人は読んでみるのをオススメします。

 

 

「敏感すぎる自分」を好きになれる本

「敏感すぎる自分」を好きになれる本

 

 

敏感すぎる自分を好きになる本は、物音に非常に敏感なオイラが、人生を快適に過ごす方法が書いて有るかな、と思って読んでみた。ストレスを溜めやすい性格な人は有る一定の割合で存在するし、そういう人は「自分はそういう人なんだ」という自覚を持って、対策を持ちつつ生きていけば良い、と言う事が書いてある。ただ全般的に内容は薄い本だったので、気になる人は本屋さんで眺めてみてから購入を考えてみた方が良いと思います。


気がついたら2月も終了ですね。2月は今の所10冊読了。新書を混ぜたり、マンガで分かるシリーズを読んだので冊数が増えてますね。近日中に読んだ感想はアップします。何にせよ3月も色んな本を楽しみながら読みたいですね。

 

 

2016年読んだ本:ベスト5

2017年も既に1ヶ月以上経過してますが、年を取る毎に、時が経つのはすごく早くなるな、と改めて思ったりもします。今年も悔いがない人生を過ごしたいな、と思う。まぁ、相変わらずの体調不良なので、何やるにしても体調回復が先なんですけどね。

 

さて、昨年度読んだ86冊の中で、ベスト5は以下の通りです。ジャンルもバラバラなので、どれが一番というわけでもないけど、読んで非常に良かった本ですね。

 

 ・美味礼賛

 ・史上最強の哲学入門

 ・最高の休息法

 ・1回5分体が喜ぶ健康術

 ・なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

 

美味礼讃 (文春文庫)

美味礼讃 (文春文庫)

 

 美味礼賛は昨年読んだ中で一番面白かった小説でした。まぁ、小説と言うよりはノンフィクションに近い話で、日本になぜこれだけたくさんおいしいフランス料理店があるのか、の理由が書いてある本。辻調理師専門学校というフランス料理を教える専門学校がまったくゼロの状態から出来るまでの話なんだけど、様々な困難と戦っていく主人公の辻静雄さんの行動力がとにかく破天荒で素晴らしい。

 

文庫で読んだんだけど本が若干分厚いのと、第一章が多少冗長なのが玉に瑕ですが、第二章以降からは話が転がり出して加速度的に面白くなるので、是非第二章までは読んで下さい。魅力的な料理描写と、スター料理人達の夢の共演に引き込まれること必須です。まぁ、オイラが無類に料理本が好きだという補正はあるけど、普通にフランス料理が好きな人も読んで損なしな内容だと思います。

 

 

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

 

 史上最強の哲学入門は、ふと哲学を再び勉強したくなって、Amazonで見つけた本。冒頭の破壊力が半端ない。格闘マンガのバキの最強選手登場の名シーンを哲学者に変更して描写しているんだけど、妙に合っている(というか、妙に違和感が無い)のに驚く。作者が言うとおりバキと哲学は確かに相性が良い。

 

本文は、西洋哲学を「真理」「国家」「神」「存在」という4つのテーマに分けて、時代順に並べて説明するという構成なんだけど、文章がわかりやすく、たとえ話も的確。哲学を再勉強したい人にはお勧めですね。続編の東洋編(東洋の鉄人たち)も昨年文庫化しており、こちらも読了済みですが、2冊合わせてオススメです。東洋編はバキ色が薄いけど、こちらもたとえ話が豊富かつ的確で東洋哲学というものの考え方がよく分かるし、真理にたどり着くための道が困難なのも併せてよく分かる。

 

 

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
 

 最高の休息法は、メンタルタフネス(瞑想)についての本だけど、瞑想の考え方を物語調にまとめてあり、読むとメンタルタフネスについて一通りの理論が分かる、という構成。自分が疲労しているのは脳の自動運転が原因で、瞑想して脳の自動運転を止めると疲労感が減るというメソッドは目から鱗が落ちました。瞑想すると脳の構造が変わり、疲れにくくなるというのも面白い。確かに、瞑想を習慣化してから疲れにくくなったのは事実。折に触れて読み直したいな、と思う本。ちなみに今月も再読しました(笑)

 

 

1回5分 体が喜ぶ健康術(ガリバーBOOKS)

1回5分 体が喜ぶ健康術(ガリバーBOOKS)

 

 1回5分体が喜ぶ健康術は、マンガと文章が交互に出てきて、マンガで要点を伝え文章で本質を伝えるという構成で、非常に読みやすい。この健康術を習慣にしてから、肩こりや腰痛がだいぶ楽になったので、実用書として猛烈にオススメしたいです。ただ、マンガではどのように体を動かしたら良いのか、が若干わかりにくいので、写真や動画を見てみたいな、と思ったりもした。Youtubeでアップすれば作者の人が儲けることが出来るのでは無いか、とそんなことを考えた。

 

 

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

 スピードは最強の武器である、は仕事術の本。「仕事は納期の2割で全力でプロトタイプを完成させ、完成しない場合は納期を延長し、完成した場合は残り8割の時間で完成度を上げていく」という事が丁寧に繰り返し書いてある本。確かにこのルールで仕事をすると、仕事が遅延する可能性はほぼゼロになるし、自分のペースで完成度の高い仕事が出来るな、と感じた。メソッドとして非常にオススメ。

 

あと、仕事ってやればやるほど集まってくる性質があるので、仕事の進め方に波をつける事で、自分自身の仕事ペースをコントロールするのは大切だな、と思う。


ということで、昨年86冊読んだ中でのオススメの5冊でした。今年もたくさん面白い本を読みたいな、と思ってます。歴史小説も良いけど、企業小説を読んでみるのも面白いな、とちょっと思ったりしてます。正直、企業小説ってあまり読んだこと無いんだけど、会社の中でうまく仕事を進める上でも、参考になる事は多い気がするし、読んでみると思ったよりは面白い気もするので、ちょっと食わず嫌いをやめて軽い気持ちで企業小説を読んでみようかな、と思う。

 

 

<過去のベスト5>

orangewind.hatenadiary.jp

2016年12月に読んだ本をレビューする

12月に読んだ本は5冊でした。ペルソナ5(ゲーム・2周目)を遊んでいたので読書は進まず。

 

さて、昨年はゲーム*1をたくさん遊んだ影響もあり読書は86冊で終わりました。今年は100冊は読みたいな、と思っているけど果たしてどうなる事やら。8.5冊/月読めば102冊になるので、9冊/月を目安に読み進めたいところ。

 

さて、12月に読んだ本は以下の通りですね。例によって面白い順ですが、読んだ本はどれも面白かったので、順位にあまり意味ないですね。どれも読んで損なしです。ほんと。

  

 ・無印良品は仕組みが9割

 ・太公望(上)

 ・シャドウストーカー(上)(下)

 ・ライムスター宇多丸の映画カウンセリング

 

 

 

無印良品は仕組みが9割は、無印良品(というか良品計画)の社長が書いた無印のマニュアル本。会社において標準化・マニュアル化を徹底すると業績が上がるよ、という事が書いてあるのですが、明日から使えるアイデア満載で非常に楽しい。もうちょっと具体的なマニュアルの書き方を読みたいところだけど、企業秘密な面もあるだろうし、著者が書いているとおり「会社毎に最適なマニュアルは違う」というのも事実なので、色々と模索しながら仕事のマニュアルを作ってみたいな、と思った。

 

 

太公望〈上〉 (文春文庫)

太公望〈上〉 (文春文庫)

 

 

太公望(上)は宮城谷さんの書いた太公望。かなり昔の人物であるため、残っている情報は少ないと思うんだけど、その残された事実を上手く活用して、よくもまぁ、ここまで豊潤な物語をくみ上げているなぁ、という印象。この方の書いている物語は読んでいると無類に面白いんだよね。良い意味での勢いがあるというか。ただ、今作は登場人物が多すぎる傾向があり、しかも漢字一文字(かつ読み方も独特)と来ているので、なかなか登場人物が頭に入ってこないんだよなぁ。まぁ、中巻・下巻も楽しみながら読み進めたい。*2

 

 

シャドウ・ストーカー 上 (文春文庫)

シャドウ・ストーカー 上 (文春文庫)

 

 

シャドウストーカー(上)(下)は、ジェフリーディーヴァが書いたキャサリンダンス(人間嘘発見器)シリーズの第3作。今作も読む手が止まらず非常に吸引力がある作品だな、と思った。ただ、主人公の嘘発見器ぶりがあまり発揮されなかった点と、一番の大ネタが某作品とかぶっていて途中で看破できてしまったのが、個人的には残念だった。ただ、無類に面白い小説なのは間違いない作品でした。第4作の文庫化も楽しみに待ちたい。

 

 

ライムスター宇多丸の映画カウンセリング

ライムスター宇多丸の映画カウンセリング

 

 

ライムスター宇多丸の映画カウンセリングは、毎週映画1本をラジオで分析を発表している宇多丸さんが、様々な質問に対して映画を絡めて面白おかしく回答するという内容。宇多丸さんは映画に関する造形が無茶苦茶深いし、記憶力も半端ないし、かつ質問に対する回答の切れ味が半端ないので、読んでいて非常に痛快だし面白い。毎週土曜日のラジオも面白いので、今後も楽しく聞き続けたい。また、毎週のラジオによる映画評は公式の文字起こしもされているので、ご興味がある方は読んでみるのをオススメします。

 

という感じで12月はあまり本がたくさん読めなかったな、という印象。1月はここまで6冊読了。このペースだとあと3冊くらいは読めそうだけど、果たしてどうなる事やら。


ところで、ペルソナ5(2周目)も無事にクリア出来ました。大満足でした。ここまでよく出来たゲームは珍しいな、と思ったり。画集も買ってしまったし、サントラも買ってしまった。画集もサントラもゲームに負けず劣らずの圧巻の出来。ほんと期待を裏切らない作品というは素敵だな、と改めて思った。ペルソナ6も是非遊びたいので、次は2.3年後くらいに出て欲しいな、とか思った。あとペルソナ3は遊んだことが無いので、VITA版でリメイクとか出して欲しい。

 

ペルソナ5 公式設定画集

ペルソナ5 公式設定画集

 

 

『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック

『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック

 

 

*1:主にペルソナ4と5

*2:ちなみに中巻は既に読了し、今は下巻を読んでます。

2016年11月に読んだ本をレビューする

 

10月に読んだ本は6冊でした。ペルソナ5(ゲーム・2周目)をやっているので読書は捗らず。今年は11月末までで81冊読了。体調不良気味な状況は変わらないので、今年は85冊前後で終わるかな、という感じ。体調的にたくさんは読めないので、面白い本を厳選して読みたいな、と改めて思う。

 

さて、11月に読んだ本は以下の通り。例によって面白い順。ただ、読んだ本はどれも面白かったので、順位にあまり意味はありません。

 

 ・物語ること、生きること

 ・史上最強の哲学入門(東洋の鉄人たち)

 ・よくわかる人工知能 最先端の人だけが知っているディープラーニングのひみつ

 ・グリット

 ・女がいない男たち(再読)

 ・1973年のピンボール(再読)

 

物語ること、生きること (講談社文庫)

物語ること、生きること (講談社文庫)

 

 物語ること、生きること、は精霊の守り人シリーズの上橋さんの本。上橋さんに対するインタビューを元に、上橋さんが過去に読んできた本や、創作の手法などが書いてある本。何故あれだけ豊潤な物語が作り上げる事が出来るのか、が分かって非常に面白かった。薄い本だったので一気読みでした。ファンなら読んで損なし。

 

 

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫 や 33-2)
 

 史上最強の哲学入門(東洋の鉄人たち)は、哲学入門シリーズの2冊目。今回は東洋に絞った内容。前作(西洋編)の序盤はものすごく盛り上がったけど、今作は淡々と記述してある印象。ただ、わかりにくい東洋の哲学をものすごくわかりやすく紐解いており、何度も何度も例示を使用することで東洋哲学の本質に迫っていく手腕は本当に圧巻。哲学の入門書としては非常に良い内容だと思う。哲学に興味がある人は、前著と併せて読んでみると「なるほど哲学というのはこういう学問なのか」が分かって面白いと思う。

 

 

 よくわかる人工知能は、人工知能の最先端についてプログラマで有り社長でも有る清水亮さんが書いた本。この本を一読すると、今後の人工知能の方向性や、何が実現しそうで、何が実現しそうもないのか、がよく分かる。現状のAIの流れは、農耕の発明に匹敵する発明になり得るな、というのが体感できる。これから人工知能に触れずに生きていくのは不可能だと思うので、全ては分からなくても良いけど、人工知能の世界で今、何が行われようとしているのか、を理解したいのなら読んでみる価値はある本だとと思う。作者が言うとおり、難しいところは飛ばしても問題ないと思うし。

 

 

 

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

 

グリットは、やり抜く力が人生では一番大切であり、やり抜く力を強化するにはどうしたら良いのか、が端的に書いてある本。まだ研究中という話なので、「○○するだけでOK」という事がまとめて書いてあると言うよりは、成功した人達にはこういう共通点があるよ、というのが淡々と書いてある本。頷けることも多かったし、非常にサクサクと読めたんだけど、読み終わった後に「あれ?じゃあグリットを高めるには何をやれば良かったんだっけ?」という妙な感覚に包まれてしまった。要は本の内容が頭に殆ど残らなかったというか。

 

あまりに本の内容を忘れてしまったので、日経の記事から引用してみる。

 

business.nikkeibp.co.jp

 

 

困難なことに挑み、逆境にめげない「度胸(Guts)」。次に、挫折から立ち直る「復元力(Resilience)」。3つ目が、率先して事に当たる「自発性(Initiative)」。そして、何があっても目的に向かってやり抜く「執念(Tenacity)」だ

 

あと個人的に覚えている内容としては、高めの目標を設定するとか、何度も繰り返してやるのが大切とか、1年は同じ事を継続して活動した方が良いとか、そういう事が書いてあった記憶があるのだが、「じゃあグリットを高めるためには明日から何をやれば良いの」というのを端的に語れないので、12月にザックリと再読してみて、明日から使える行動メモ、みたいなものを作ってみたいな、と思った。

 

 

女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

 

 

女がいない男たちは、昔ハードカバーで読んだのを文庫で買い直して再読。村上春樹の短編集。内容はすっかり忘れていたいので、二度目もはじめて読むように楽しめた。初期3部作と同じ構造の短編があって、妙に興味深かった。また、忘れた頃に読み直したいな、と思う。1Q84もハードカバーで一度しか読んで無いので、改めて文庫版を買い直すのも有りかもね。

 

 

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

 

 1973年のピンボールは、村上春樹の長編で、これは昔からずーっと持っている文庫本の再読。たぶん、読むのは5回目くらい。だいたいのストーリー展開は分かっているので、良くも悪くも安心して読める。引き続き、続編である羊をめぐる冒険も再読したいな、とちょっと思った。多分、羊まで読むと、ダンダンダンスまで読み直すことにはなるけどね。

 

 

ということで、12月も半ばになりました。12月もペルソナ5(ゲーム・2周目)中心で進む予定。ただ、ペルソナ5も終盤戦に入ったので、今年中には終わりそう。来年は読書中心で過ごしたいな、と今は思う。ただ、Amazonビデオも面白そうなモノがたくさんあるので、映像見ても良いかな、なんて気持ちもある。まぁ、色んな事をノルマにせずに自分が楽しいと思うことを進めていきたい。

 

ペルソナ5 - PS4

ペルソナ5 - PS4

 

 

2016年10月に読んだ本をレビューする

 

10月に読んだ本は7冊でした。体調不良もあり、あまり読書が進みませんでした。今年読んだ本はこれで75冊。11月に入ってからも、思った以上にペースは上がってないので、たぶん、今年は90冊弱くらいで終わりそうな感じかな。まぁ、「本をたくさん読む」のが目的では無くて「面白い本を読む」事が目的なので読書量は気にせずに、読書を楽しもうと思う。

 

さて、10月に読んだ本は以下の通り。例によって面白い順に並べてみます。ただ、読んだ本はどれも面白かったので、順位にあまり意味はありません。純粋にオイラの好み、という事で。

 

 ・急いてはいけない 加速する時代の「知性」とは

 ・伊集院光の今週末この映画を借りて観よう1

 ・独裁力

 ・村上さんのところ

 ・戦略拠点32098楽園

 ・不調を治す50の習慣

 ・辺境・近境(再読)

 ・ジャイアントキリング(マンガ・1-42巻まで)

 

 

 

 

加速する時代の「知性」とは、はサッカーの元日本代表監督オシムさんが書いた本。個人的にカズ*1も大好きなんですが、オシムも結構好きなんですよ。オシムさんに対する質問を、読者や現役サッカー選手から集め、それをオシムさんにぶつけたら...という構成の新書。オシムさんが質問にどのように回答するのか、というのがこの本の肝になってるので、具体的に内容については書けないんだけど、色んな質問に対する回答の仕方が、オシムさんらしいよな、と感じたりもした。薄い本なのでサクサク読めたけど、内容は非常に深いな、と感じた。

 

 

独裁力 (幻冬舎新書)

独裁力 (幻冬舎新書)

 

 

独裁力は、Jリーグ創設に尽力され、最近プロバスケットの問題を収束させた川渕さんの本。前半のバスケット問題の部分は無類に面白いんだけど、後半は「独裁力」という本のタイトルからすると、若干食い足りないかな、という感じはあった。あと、人生塞翁が馬だよなぁ、とも感じた。この方が親会社から左遷されなければ、サッカーにここまで従事することもなかっただろうし、現在のサッカーもバスケットもまったく違う形になっていたと思うので。

 

 

村上さんのところ コンプリート版

村上さんのところ コンプリート版

 

 

村上さんのところ、は村上春樹に対して読者が出した膨大なメールに対して、村上春樹が答えるという内容で、Webで連載していたものの書籍化。紙版はダイジェストで、電子書籍版は完全版というので、そりゃ電子書籍版買うでしょ、と思ってKindleで買ったんだけど、まぁ読んでも読んでもKindle上の%が進まないという大ボリューム。先日ようやく、ようやく読了。

ちなみに42%くらいで全ての内容が終了し、残りはテーマ毎に再構成された本文(要は重複した内容)と索引でした。当初思っていたよりも量は多くなかったけど、とにかく大ボリュームで読み応え満点。村上春樹もこの形式で読者メールに答えるのは二度と出来ないと書いていたけど、オイラもこの本を二回読もうとは思わないだろうな、と思うくらいの分量。ともあれ、書いてある内容は示唆に富んだ話が多く読んで面白かったし、電子版を買って悔い無しでした。ディープなファンは是非チャレンジしてみてください(笑)

 

 

 

戦略拠点32098楽園は、ずいぶん前に電子書籍で購入したものを、病院の待ち時間*2で思い出して読み始めたら、無類に面白くてあっという間にラストまで読み終えた。とある大戦に巻き込まれている戦士2名+民間人1名が箱庭に閉じ込められ、その中の日常生活を通じて様々なドラマが繰り広げられる的な構成。日常シーンが淡々と進むだけなのに、話がどんどんドラマチックになっていき、作者の確かな手腕を感じた。全部読み終わった後に謎は結構残るけど、途中で明かされるある真実には軽いショックを受けた。SF好きな人は読んで損なしかな、と個人的に思った。この世界観での続編とか読んでみたいな、と思った。有るのかも知れないけどね。

 

 

不調を治す50の習慣 エイムック

不調を治す50の習慣 エイムック

 

 不調を治す50の習慣は、ふと本屋で見つけて購入した本。過去の学説は間違えていて、現代の学説的はこういう風に過ごした方が良いよ、というのが端的にまとめられていて非常に読みやすい。いろいろと生活に取り入れたいな、と思った。作者の写真と年齢を見て軽くびっくりしたのはここだけの秘密だ。

 

 

辺境・近境 (新潮文庫)

辺境・近境 (新潮文庫)

 

 

辺境・近境は、村上春樹の旅行記で多分5回目くらいの再読。たまに無性に読みたくなる本。文体が良い意味で軽いので、寝る前に読むには非常に心地良い。また、忘れた頃に読み直したいな、と思った。この本を読んで村上春樹の文章を読みたくなったので、文庫の新刊でも買おうかな、とちょっと思った。まぁ、最近の村上春樹本は全部ハードカバーで購入済み*3だけど、1Q84とか読み直しても良いかも。

 

 

 

ジャイアントキリングはマンガで1-42巻まで読み直してしまった。こういう事をやっているから読書が進まないという話もあり。*4

再読は3回目くらいかな。いつ読んでも面白いし、チームが徐々にできあがってくる過程をみるのは非常に楽しい。ただ現在、連載が止まっているのが気になる所。いろんな事情はあるとは思うけど、1ファンとしては早く連載を再開してほしいな、と思う。この無類に面白い物語をきちんと閉じて欲しいと思うので。

 

 

ちなみに11月は本日までに6冊読了。まぁ、ゆったりとしたペースかなと思うけど、ペルソナ5(ゲーム)の2周目を開始してしまったので仕方がないかな、というところ。ペルソナ5は大体80%くらい終わったかな、という感じ。今年も残すところあと1月になってしまったけど、残りの日々も面白い本をたくさん読みたいものです。ほんと。

 

ペルソナ5 公式コンプリートガイド

ペルソナ5 公式コンプリートガイド

 

 ああ、そういえば、この攻略本も読んだな。でも、これって読んだ本に入れるべきなんだろうか、軽く悩む(笑)

 

*1:言わずと知れた現代サッカーのスター三浦知良

*2:病院では電波をOFFにしているので、ダウンロードしたものがちょうど良いという背景もあり

*3:かつ売却済み

*4:まぁ、マンガも読書と言えば読書だけれどもw