ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2017年10月に読んだ本をレビューする

9月に読んだ本は9冊でした。年初から89冊読んだ計算。このペースだと年間100冊は超えそう。*1

 

さて、例によって個人的に面白かった順に並べてみます。

 

 

 ニュースステーションって、久米宏さんが細部に至るまで考え抜いて作った番組だったんだな、というのが良く分かる内容でした。服に合わせてペンの色まで変えているとは思わなかった。ここに書いてある以外にも色々有りそうで、もっといろんな舞台裏の話が読みたいな、と思ったりもした。ベストテン見て、ニュースステーションを見た世代の人なら、猛烈に懐かしく、そしてこの番組が出来た舞台裏が見れて非常に面白く読めると思う。個人的にはドストライクの内容で、久しぶりに本を一気読みした。世代限定で本当にオススメ。

 

 

苦しまない練習 (小学館文庫)

苦しまない練習 (小学館文庫)

 

 釈迦の言葉を(超約的な)現代語訳にし、現代人にもわかりやすい内容で伝え、更に解説を加えているという本。釈迦の時代から人の悩みって同じだし、人の本質というのは良くも悪くも進化しないものなんだな、と思ったりもした。たとえば、「悪口なんて、原始時代から言われているので、当たり前の事なんだ(だから気にしてもしょうが無い)」とか、「周りが何をしてもこちらが心を動かさなければ、攻め手は一切中に入れない」とか、「嫌な思いをするのは、自分の悪行の借金を返しているので、悪行が消えたと思えば気が楽になる」とか、「意識すれば、自然に良くないことは消えていく」とか、「人間の脳は何を手に入れても不満足に陥るという構造的な欠陥がある」とか、示唆に富んだ内容が多く、明日から直ぐに使える内容だな、と思った。良本。こちらもオススメ。

 

 

 新本格ミステリ30周年記念の豪華な7名の作家によるアンソロジー。十角館の殺人による衝撃は今だ衰えず、という感じかな。あの作品があったからこその、30周年な訳で。個人的に近年は新本格の作品を殆ど手に取らなくなったけど、久しぶりに新本格作家達の短編を読んで「ああ、新本格って、やっぱり面白いな」と改めて思ったりもした。

どの作品も面白く外れなし。こういう良質な短編集を読むと単純に幸せになれるよね。個人的に好きだったのは、我孫子さんの作品と綾辻さんの作品。単純にこの二人が好きだという事もあるんだけど、両者共に自分の持ち味を存分に発揮していると思った。まぁ、綾辻さんのは完全に新本格ファン向けの話なので、正直好き嫌いはあるのかなと思ったりもするけど、個人的にはドストライクでした。

 

 

自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケ

自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケ

  • 作者: アービンジャー・インスティチュート,中西真雄美
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2017/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 「自分の小さな「箱」から脱出する方法(いわゆる箱本)」の続編。応用編というか。行動だけ変えてもうまくいかず、土台であるマインドセットを変えないと意味が無い、というのは確かにその通り。そのマインドセットは「外向き思考」であり、外向き思考とは、他者をモノではなくヒトとして見る、「他者を考慮とした目的と行動」を取る事。いきなりマインドセットを変えるのが難しいけども、日々の積み重ねで変えていきたいな、と思う。また、「箱本」も読み直したいな、と、そんな事も思った。

 

 

渋滞学 (新潮選書)

渋滞学 (新潮選書)

 

 長期的な得を取るために、短期的な損を上手く取ると良いよ、というのが端的に書いてある本。知り合いからのお薦めで読んでみたけど、いろんな発想の転換のきっかけになるフレーズが多くて為になる。車間距離を適切にあけると渋滞が起きにくくなるとか、混んでいる電車があると1本外した方が空いたのに乗れる、とか利他的な行動を取った方が全体最適になる(フリーライダーがいない場合)とか。全般的にたとえ話や実例が多くて、読みやすい内容。

 

 

米澤穂信と古典部

米澤穂信と古典部

 

 完全なるファンブック。米澤さんファンと古典部シリーズファンのための本という感じ。古典部の短編集も入っていてお得感もあるし、北村薫さんや綾辻行人さんとのインタビューも読めるので、新本格ファンにも割とお薦めな内容な気がする米澤さんの講演会の内容も載っており、物語とは何なのか、何故物語を書き続けるのか、という理由が書いてあって非常に興味深い内容だった。

古典部メンバー4人の想定本棚も面白かったけど、個人的に割と読んだことが無い本が多くて、どれか読んで見たいな、とか思ったりもしたあとこの本自体をあっという間に読み終わってしまったので、もう少し厚いと更に嬉しかったかも。

 

 

まんがでわかる 伝え方が9割

まんがでわかる 伝え方が9割

 

 この本は実用書版は読んだことが無く、まんが版の評判が良いので読んで見たけど、非常に良い出来でした。「自分の頭の中をそのままコトバにしない」「相手の頭の中を想像する」「相手のメリットと一致するお願いをつくる」というこの3つの単語を100回唱えるだけで、明日からの生活が大きく変わる気がする。登場人物達が個性は揃いで、ページ数は少ないけど、まんがとしても楽しめた。実用書版も読んで見ようかな。何度も読む事で、メソッドが身につくと思うからね。

 

 

ジブン手帳公式ガイドブック2018

ジブン手帳公式ガイドブック2018

 

 ジブン手帳の活用術としては面白かったのだが、はじめてジブン手帳を買う人が何を買えば良いのか、複数種類手帳はあるが何が違うのか、がいまいち分かりづらい内容ではあったな、と思った。あとオフィシャルHPの作りもイマイチで、結局、ネットで調べて、良さそうなブログを読んでようやく違いが分かった。公式ガイドブックもHPもわかりにくいとかどうなのよ、と思わなくもない(笑)

まぁ、手帳自体は良さそうなのは分かったので、来年度はジブン手帳にしてみる予定。

 

 

ツイてる! (角川oneテーマ21)

ツイてる! (角川oneテーマ21)

 

 久しぶりに再読したけど、斉藤一人さんの言葉はやっぱり良いな、と思ったりもした。付属CDも久しぶりに聞いて見たいな、と思ったり。「人間は最高で78%だ」というのも確かにその通りだよね。問題が起こったら、そこから学び、自分を修正し、また体験して学べば良い、というのも頷けるばかり。笑顔と愛は大切だよな、と本当に思う。また、忘れた頃に再読したい。

 

という感じで10月も読書が楽しめました。今年も残り少なくなってきたけど、面白い本を引き続き読んでいきたいな、とそんな事を思う今日この頃でありました。

*1:まぁ、「マンガで読む」とか入っているので、若干ズルは入ってますけどね。