「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と問われたときにオイラが答えること
「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と聞かれた時、言葉を尽くせない大人が知性を殺す: 不倒城
これを読んで感じた事を書いてみる。
世の中において「役に立たない事」が面白かったりするんだよね。ゲームしかり、マンガしかり、映画しかり。*1
「何かの役に立てようとするから、勉強がつまらなくなる」要素もあるんじゃないかなーなんて、そんなことをふと考えた。
たとえば、元素の周期表を覚えるとして「すいへーりーべー...」などと覚えたりするわけだけれども、これを覚えること自体は結構面白いと*2思うんだけど、元素の周期表が実生活に役に立つか、といわれると役に立たないことが多い。*3
なので「大半の勉強、知識は役に立たないものである。」というアプローチもありなんじゃ無いかな。じゃあ、何のために勉強するのか?と問われるのであれば「面白いから勉強する」という事で良いのでは?と思う。
オイラの例を言うのであれば、ガキの頃に公文式でとにかく難しい問題にチャレンジしていくのが猛烈に楽しかったし、高校生の時に漢文は授業関係なしに読んでたし、徒然草とかなにげに今読んでも内容は面白いし、源氏物語とか恋愛ものとして読むと、まードロドロしていて興味深いし。
ともあれ、オイラが子どもから「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と言われたとするのであれば「役に立つか立たないかはわからないけど、勉強ってとにかく楽しいよ。」と答えたいな。
子供いないけど。
その他思ったこと
・「こんなことも出来ないお前は何の役に立つの?」という切り返しはオイラ的にはツボだった。*4
・「なんだかわからないけどやる」という体験は後で損にならない気がする。
・上位概念がわからないから「なんだかわからない」事もある。そして、下位概念から積み上げていかないと上位概念が理解できない場合もあるので、その場合は結局「なんだかわらかないけど、やる」必要があるわけで。
・子供との間で信頼関係を築くのが必要な気がする。でないと、「なんだかわからないままやる」事は無理だと思う。
・人生というのは正解が無いゲームのようなもので、そのゲームを有利に進めるためには勉強は必須。
・勉強するクセって大人になって身につく者では無いので、子供には勉強するクセを上手く身につけさせたい。
・やっぱり、楽しさとかワクワク感がキーになるんじゃないかな?
・勉強って「自分がまだ見ぬ世界へと続く扉を開く鍵」だと思う。そう思うとワクワクしない?
・ま、なんだこうだいってオイラは勉強大好きなので、そういう風に育ててくれた親に改めて感謝したい。
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