読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

マイベストプレイス(No Border第3回目投稿分)


あらためて「自分が一番好きな場所はどこ?」と言われると、「特に無い」という素っ気ない答えが自分の心の中から出てきた。


なんで、こんな素っ気ない答えが自分から出てくるんだろう?という理由を考えたんだけど、オイラがガキの頃に引っ越しの洗礼を受けたのが原因だということに気がついた。ガキの頃の引っ越しというのは、幼い心から何もかも根こそぎ奪ってしまう残酷な行為だよなとあらためて思う。親友も好きな公園も思い出の学校も一気に奪われちゃう切なさは味わった人しか分からない喪失感というか。


ともあれ「自分の好きな場所って、あっさりなくなっちゃうんだ」というのを骨身に染みて体感した結果、オイラは自分の好きな場所探しをやめてしまったんだな、とか思った。自分にとって良い場所を見つけたとしても、その場所からの別離があるという事実に気がついてしまったが故に、良い場所を探すのを諦めちゃったというか。


なので、オイラは「自分が好きな場所は持っちゃダメなんだ」という価値感で今まで生きてきたんだなーと言う事に気付かされた。でも、好きな場所を探さないなんて寂しい人生だよな、と思う。もちろん、今でもそれなりに好きな場所はあるけれども「一番好きな場所」って言われると決めかねる所もある。甲乙付けがたいと思うよりも、どこも一番と言うには程遠い場所かな、という意味で。


とはいえ、自分の一番好きな場所ってどこかなーというのを考えてつづけていたら、とあるバーを思いだした。オイラが東京に住んでいた時代に良く通っていたバーなんだけれども、今は静岡に住んでいるので、たまに東京に遊びに行くときに利用したりしてる。


無農薬有機栽培のフルーツのみを使用するバーで、季節のフルーツしか置かないという徹底さ。たとえば、トマトベースのカクテルはトマトの旬のシーズンしか飲めない。ブラッディメアリを一年中頼めないバーなんてなかなか無いよね。*1しかも使っているトマトが甘くて美味しいし、カクテルにしてももちろん極上の味を奏でます。毎年、ここの極上のブラッディメアリを飲むのが一年の楽しみでもあったりします。


あと、ナッツ類も無農薬にこだわったセレクション*2だし、料理もほぼ全て自家製という徹底ぶり。加えてウィスキーのセレクションも良くて、国内から国外まで幅広く置いてある。こういうバーを知っているのは人生にとって幸せな事だなとか思ってる。


さて、バーというのは誰と行くか?によって全然景色を変える場所でもあります。


一番良いのは自分が大好きな女性と一緒に行く事かなーなんて思う。お酒自体が好きで、お酒の味がきちんとわかっていて、なおかつお酒がある程度強く、話が尽きない相手ならベストですが、そんな女性はなかなか居ないよなとか思う。過去にそんな女性と奇跡の様に出会えて、このバーで何度も美味しいお酒を飲んだんだけど、それはそれで本当に至福の時でありました。ただ、残念ながら彼女はオイラからは離れて行ってしまいましたとさ。もっとギュッと抱きしめておけば良かったよ。


もちろんバーで一人で飲むのも悪くない。オイラはお酒を嗜好品として楽しむので、美味しいお酒を自分のペースで飲むのは本当に幸せです。カクテルから入るも良し、いきなりウイスキーから飲むも良し。周りに気を使わずに美味しいお酒を飲みつつ自分自身と語り合うのも、またバーでお酒を飲む楽しさでもあります。*3


そうそう男二人で飲むのも良いよね。出来れば付き合いの深い親友と飲むお酒であれば言うことなし。別な意味で気を使わずにお酒が飲める幸せを思い存分に味わえるから。お互いの近況報告から始まって、くだらない事を話をしても良いし、人生とは何ぞや的な話をしても良いし、男女話をしたりするのもいいなーと。


ともあれ、バーは一緒に飲む人によって全然様変わりする場所でもあったりします。バーはいろんな場所をさまよって生きているオイラにとってのアンカー的な存在なのかも知れないな、と思った。通えば通うほどに、また一杯また一杯とその場所の重みが増していくというか。


良いバーで楽しい時間を過ごすことで、良い人生を積み重ねて行きたいな、なんて思う。

洋酒うんちく百科 (ちくま文庫)

洋酒うんちく百科 (ちくま文庫)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この記事は、ブログ企画「NoBorder」に投稿したものに加筆・修正したものです。


感想

NoBorderから提示されるお題は、毎回「これ、何書けば良いんだよー」と思うお題ばかりで、本当に参加して面白いなーとあらためて思ってます。今回のお題も考える過程で自分を深く掘り下げることが出来て、新たな地平が見えてきた気がする。自分を掘り下げるというのは、予想以上に面白いからね。

補足

・BAR ODIN - バー・オーディン
・雷神トォールの嘆き
上述のバーはオーディンというバーで、銀座と恵比寿にあります。名物店長は普段は恵比寿にいらっしゃいます。オイラが東京時代には銀座にいらっしゃったんですけどね。

*1:ちなみにブラッディメアリのレシピは、トマトジュース+ウォッカです。

*2:ジャイアントコーン置いて!とお願いしたら、「無農薬のジャイアントコーン無いんですよねー」と断られた経験あり。

*3:バーテンダーの人と話をするのも楽しいし、まったく知らないお客さんと話をするのもまた楽しです。