ワクワク人生のススメ!

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「残業ゼロ」の人生力

「残業ゼロ」の人生力

「残業ゼロ」の人生力


トリンプ社長、吉野さんの本。
先日、サクサクと読了。


残業をしないことで時間を確保し、
仕事定年後の「本生(本当の人生)」を生きるために、
その時間を有効的に使う、
と言うことが書いてある本。


面白いな、と思ったのがP81の、
会社に決算数字以外の指標の公表を義務づける所。

私は、決算数字だけでなく、
すべての会社が社員の平均残業時間、
有給休暇の消化率、社員の健康診断の結果、
在籍中の死亡者数とその原因、
及び社員の平均寿命といったデータを公表することを、
国が義務化すればいいと思います。
(改行位置変更しています)

良い会社というのが可視化できて、
就職・転職に使えそうだなと思った。


残業時間と有給休暇の消化率は特に見てみたいな。


情報開示すれば、面接時に
「御社の残業時間と、有休消化率はどうですか?」
なんて聞かなくてすむし、
会社側も積極的に残業削減、有休取得を推進すると思うね。



あとはP92の

ILO132号条約には、
有給休暇の日数は、
六ヶ月以上の勤務実績があれば最低三週間、
そのうち二週間は連続して与えなければならない
と規定されています。
(改行位置変更しています)

ILO132号条約というのは、
国際労働機関(ILO)が示した、
有給休暇の規定で、
ヨーロッパでは批准している国が多く、
「有休に病欠を含めてはいけない」という事が、
記載されている。
(ちなみに、病欠は別途定める疾病休暇を利用するとのこと)


今の日本の労働基準法は1年間で10日なので、
ほぼ倍の有休が与えられ、かつ二週間は連続してもらえる!
という素敵な制度。


これ、日本でも批准しないかなぁ(笑)


有休ではもう一つトピックスがあり、
100ヶ国以上が採用している、
国際財務報告基準というのがあり、
日本でも2011年6月までに、
この基準に合わせる事になっています。


この会計基準には。
「使わない有休を企業が買い取る!」
というのが記載してある。


あと日本の労働基準法上は、
未使用の有休は2年で消えるという、
まか不思議な基準が残っているので、
こちらも「有休は2年で消えない」という風に変更するのが、
この制度を生かすには必要不可欠。



日本の常識が、海外では非常識なんだなぁ、
というのを、この本を読んで痛感した。



とりあえず、2011年までには、
会計基準は変更すると考えられるので、
有給休暇の企業買取は始まるのでは?と思われる。


その後労働基準法を改正し、
有給休暇の自動消滅をなくせば、
有給休暇に関しては、かなり改善が進むと思う。