ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

ほぼ日の就職論


 ほぼ日刊イトイ新聞で、
 「ほぼ日の就職論」という連載がある。
 読んでいて、自分が気になった所を抜粋し、
 コメントを付けてみました。


 現在は、ディズニーの社長が連載している様ですね。


<河野晴樹さん編> ※()は、連載の番号です。
(3)

自分が大切にしているものに
共感してもらえるなら
入社して頑張りたいと思っていても
あの企業に、あいつ入ったんだ、
あらららっーて、揺らいじゃうんですよね。


逆に言うと、そういう状況で
いかにインディペンデントでいられるかどうか
という点が、重要なところなんでしょうね。

 人のことは気にせずに、
 自分の価値観を如何に大事にできるか?
 が、企業としても個人にしても、
 納得感のある雇用・就職になる気がするね。


(5)

いつまでもおもしろいのって
ずっとフリーの感覚でやってきた人だぞ、
ということですね。

 上記と同様、
 他人の価値観に揺るがない、 
 自分の価値観を如何に身につけているか?
 が大切って事だよね。

採用する側の意見として
学生さんに考えてほしいのは、
くりかえしになりますけど
本当に自分が大切にしてるものを
振り返ってみましたか、ということ。

 就職論に限らず、
 自分の人生を如何に有意義に過ごすか?
 という事を考えたときに、
 「自分の価値観」をどうやって見つけるか?
 というのを考えた方が良さそうな気がしてきたな。


しりあがり寿さん編> ※()は、連載の番号です。
(3)

なんていうか、会社って、
ひとつの生態系みたいなところがありますよね。
こっちの人が吐いた息を、
あっちの人が吸ってる、
みたいな影響がつねにあって。


だから、針が「ちょうどいい」の近辺で
ふらふら往復してるくらいのところが
組織としては理想ですよね。

 確かにそのとおり。
 会社で仕事をしていると、
 とかく理想の組織を求めたがるんだけど、
 適切な人で仕事を回す事ができる時期って、
 本当に少ないって事に気がつく。

 
 人員的に妙に過剰であったり、
 妙に少なかったりして、
 どんな状況でも不平不満が出たりする。*1


 組織を生態系に例えるのはうまいなぁ...
 確かに良い振幅が出来ている環境が、
 組織としては最適だと思う。

「○○不問」みたいなことって、
「あなた、女なら誰でもいいのね?」
っていうようなことじゃないですか。

 確かに...
 会社側は、どんな人間が必要ですか?
 個人側は、どんな会社が良いですか?
 というのを、もっと明確化した方が良いと思う。
 

(4)

人を選ぶということがよくわかってないんですけど、
どうしたらいいんですかって。
そしたら、その人は、
「あんまりいろんなことを気にしないで、
 自分がいっしょに働きたいと思う人を選んで」
って言ってくれたんです。

 人間味があっておもしろいなぁ...
 もし自分が会社のオーナーで
 どんな人を採用したいですか?って聞かれたら、
 「自分が一緒に働きたい人」って言いたいと思う。

たとえば、最終面接までいって、
「受かったらこの会社に来ますか?」
って訊かれたときに、そこでなんとなく
「はい」と即答できないところがあるんですよね。
いや、さすがに「行きません」とは言わないまでも
ちょっと、目が泳いだりとか。

 なんか、これも人間味があふれていて良いなぁ。
 確かに自分のコレからが決まっちゃう訳なので、
 簡単に即答できないよなぁって思う。
 こういう目が泳ぐ人、どことなく好きです。(笑)

ぼくの悪さも、その人の悪さも、
お互いに知り合っていて、そのうえで
「いっしょに仕事するとおもしろいな」
って思えるような人じゃないですか。

 これもすごい人間愛にあふれた考え方。
 言い換えれば、
 「完璧な人なんていないんだから、
  補完し合って楽しくやれれば良い」
 って事だよね。多分。

(5)

10年、いっしょにやることで育てるというのは。
なんていうか、弟子が弟子を教える仕組みなんです。

 入社2年目の社員が伸びるときって、
 新人を教育している時だなぁって思う。
 人を教えることで、教える人が一番伸びるよね。

土屋さんは
デパートの地下街でおつまみを買ってくるっていう
おつかいをよくやっていたんですけど、
そこで買ってくるおつまみが
いちいちセンスがいいので、
それでバイトから社員になったっていうんです。


「気の利いたおつまみを買ってくる」というセンスは
なんていうか、妙に信用できるじゃないですか。

 特に理論的に説明の余地は無いんだけど、
 おつまみを買うという何気ない事にも、
 「何をやれば喜ぶのか?」というのを
 一生懸命考える姿勢が、共感を生むんだと思う。


(6)

そうなると、けっきょく最後は、
「誰が面倒を見るのか」っていう話になるんです。


だから、人間として問題がある人がいても、
その人の才能を認めて「面倒みる」っていう人がいたら
その人は採用されるんじゃないかな。

 すごい属人的。
 最近のシステム志向、マニュアル志向からは、
 一線を画した考え方だよね。


 確かに、誰が面倒を見るか?っていうのは凄く大事。
 あのトヨタでさえも、
 効率化を突き詰めた結果、1人の職場が出来たとすると、
 「誰が、その1人の面倒を見るのか?」
 というのを考える文化があるらしい。

「人をバカにしない人」であればいい。

 補足不要だよね。
 この価値観があれば、
 その職場で働いている人は幸せになれる。

子どもができたとか、結婚するとか、
いちいち「よかったなー」なんつって。
もうね、絵に描いたような中小企業の社長で。

 この文章を読むだけで、
 イトイさんの喜んでいる姿が、
 目に浮かぶようです。良い社長だなぁ。


(7)

「どこかで働かないと食えない」というか、
「誰も助けてくれない」というのは、
もう、当たり前のように意識にありましたので、

 こういう意識というか雰囲気は大事だよね。
 そういう雰囲気があるからこそ、
 「だから、自分で自分の道を探さなくてはならない」 
 って考え出すんだよね。

就職したあとって、
カレー屋に入って、迷いなく
カツカレー食えるわけですよ。


いちばん高いメニューでも、
食べたければスパーンって頼める。
あれ、ほんっとに幸せでしたね。

 すごく具体的で面白い。


 岡本太郎が、芸術家志望の学生に
 「芸術家って食べれないですよね」って聞かれたら、
 「そうか、家に来ればカレーぐらい食わせるぞ!」
 って言ったって話と似ている。


 驚くほど具体的に考えれば、
 問題自体無くなるって典型例だよね。


(8)

その先輩が酔っぱらって、
ポロッと言ったひと言に、
後輩たちがものすごい衝撃を受けたというんです。
どういうことを言ったかというと、
「ボーナスって、なんでも買えちゃうからな」
って言ったそうなんです。

 すごく微笑ましくて良いです。
 そういえば、オレも初めてのボーナスは、
 凄くワクワクしたなぁ...
 あの感覚って凄く大事だよね。今は完全に忘れてます。

「得る喜び」が、
就職とか、働くことを考えるときに
語られなさすぎるような気がするんです。

 確かに。
 社会人になると自由が減るよとか、
 自分の思うとおりに出来ないよとか、
 ネガティブな面ばかりクローズアップされている、
 傾向があるよね〜
 

けっきょく面接で訊きたいことは、
「あなたは何を大切にしてきましたか」
っていうことだけなんです、って言ってたんですよ

 結局は、自分の生き方というか、
 生き様ってのは何?って話だよね。


(9)

「自分にとって何が本当に大切なのか」
ということがわかったりする。
逆に、お金に不自由しているというだけで、
本当に大切にしてるものがなんなのかが
わからなくなったりもする。

 やっぱり、幸せになるには、
 不自由しないだけのお金は最低限必要だよね。
 本田健さんじゃないですが、
 幸せな小金持ちを目指したいなぁ。

もうちょっと自分に即して、
「オレはこう考えているみたいだぞ」
っていう探し方をしたほうがいいのかもしれない。
だから、漠然とお金や就職を考えていると
よくわからなくなってしまうんだけど、
カレーのレベルまで引き寄せると、
お金の話もきちんと、腹に響く。

 自分が何をやっているときに幸せか?
 というのと具体的なレベルに落として考えることで、
 お金や就職のことが見えてくるって事だよね。

逆に、それは違うんじゃないかなって感じるのが、
「自分の大切にしてること」じゃなくて、
自分の向き、不向きで適正を絞っていくという
就職セミナーなんかで言われるようなやり方で。

 ははは。
 ストレングスファインダーや、
 R−CAPみたいなものをやって、
 自分の才能やら、スキルを調査するのは、
 あくまでも「自分ができること」探しであって、
 それは、「自分が大切にしていること」じゃないんだろうね。


 そういうのが好きな自分としては、
 非常に耳が痛い。(笑)

やっぱり、自分の問題として、
向き合わないとだめなんだと思いますよ。
みんなが悩み出したから
あわてて悩みはじめる、みたいなことになると
ますますわからなくなってしまう。

 普遍的な悩みとして捉えるのではなくて、
 あくまで自分の悩みは、自分固有の問題として、
 捉えなければダメだって事ね。


(10)

自問自答することってほんとに大切なことで、
けっきょく、この「就職論」にしても、
「何が大切か」という話にしても、
自分で自分に真剣に問いかけることだと思うんです。

 この自分で自分に問いかけるってのが、
 非常に難しいんだよね。
 きちんと自分と話をしてみないと、
 先に進めなさそうだね。何にしても。

余計な幻想に取り巻かれて、
ぐるぐる目を回しちゃうっていうのは
もったいないのひと言なんですよ。

 確かに。
 どっかの啓発本を読むと、
 自分の悩みが解決するなんて、
 短絡的に考えているとダメなんだよね。

 
 自分の悩みは、自分の悩みとして、
 しっかりと考える必要があるね。

そこに座って考えるといいよ、みたいなね。

 きちんと自分に向き合う必要はある。
 自分に向き合うには、
 やっぱ「一人合宿」かなぁ...
 近いうちに開催するかな。


<余談>
上記対談を読んで、
しりあがり寿さんに興味を持ったので、
著書である「方舟」を読んだ。


雨が降り続け、世界が終焉に向かう。
その際に人間はどんな行動を取るのか?
を、描写した話なんだけど、
登場人物の行動が、すごいリアル。
最後のシーンが凄い象徴的でした。


しりあがりさんの本、
はじめて読んだけど、すごく面白かった。
こういう作品に出会うのも縁だよね。

*1:単に人数ではなく、経験値的にも。