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ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

ゴーストトリック

ゴースト トリック

ゴースト トリック

逆転裁判シリーズの巧舟がおくる、新感覚ミステリー。記憶を失ったゴーストが、自らの死の謎を追う!? 新感覚ミステリー登場!! 」(公式サイトより)

ある夜。街の片隅で、主人公は一発の銃弾によって命を奪われる。
タマシイとなって目ざめた彼は、命とともに、その記憶を失っていることに気づく。

自分は、誰だったのか?
自分は、なぜ殺されたのか?
自分を殺した犯人の正体は?
・・・そして自分に与えられた《死者のチカラ》の意味とは・・・?

タマシイ消滅のタイムリミットは、明日の朝。
主人公の、たった一晩の“孤独な追跡劇”が始まる!
amazonより)


先日クリア。とにかく切れ味が良い作品だった。どことなく逆転裁判のテイストがあって非常に楽しめた。


逆転裁判と違って、1章1章が短くストーリーのキレが良いので、ゲームとして非常に遊びやすかった。また逆転裁判同様に登場人物がどいつもこいつも特徴的で、文字の吹き出しや、キャラの動きに個性があってよかった。


死者のチカラを使った謎解きはどれもこれも絶妙の難易度で、「こんなの無理じゃね?」と初見で思わせるけれども、最後にはきちんとクリア出来る難易度で、本当に良く出来てるなーと思った。


あとシステムとストーリーの融合がとにかく見事。このシステムだからこそ、このストーリーだよね、というのをヒシヒシと感じた。言い換えると死んだ魂を操作するという舞台設定とシナリオが見事に融合しているというか。普通の物語では語れないストーリーを見事に描き切っているというか。


おまけにプレイ時間が短いのも非常に好印象。15時間くらいで終わる感じで、社会人だとこれくらいの切れ味が有るゲームの方が遊んでいて楽だなーと思ったりもした。


それと登場人物のミサイル(犬)が可愛すぎ。健気すぎ。これは明記というか特記しておきたい。*1


制作者の巧さんをはじめ、カプコンのスタッフの皆様、本当に良いゲームを提供してくれてありがとう。その感謝の気持ちで一杯です。こういうゲームが遊びたかった。とほんと思った。


ただあんまり売れてないみたいなんだよね。DS持っていて逆転裁判お好きなら、やって損無しのゲームだと思うので、興味が有る方は遊んでみてはいかがでしょうか? もちろん、逆転裁判を未プレイでも十分に楽しめます。テイスト的なつながりはあっても、ストーリー的なつながりは一切ないので。


<公式サイト>
・ゴーストトリック



さて、これ以上の感想はネタバレなのでたたみます。

<ネタバレ>
まさか、主人公が○○とか。その展開は全く想像してなかった。なるほどねーそりゃ、簡単に正体を明かせないよな、と。ただ、正体自体を知ったときは「ああそうなんだね」とあんまりビックリしなかった。意外すぎるし、想定もできないような正体だったので。これが、途中で何度も出てくるキャラならもっとビックリしたと思うんだけれども。


とにかく死んだ人がいても死体があれば4分前に戻せる、というアイデアが秀逸。推理小説などでは一度死んだ人物は取り戻せず、だれが犯人か?何が動機か?みたいな所に焦点が当たってしまうけれども、この作品は死んだことをリセットできる。これが本当に良い意味で新鮮だし、死んだ当人を救った瞬間のカタルシスは他では得られないと思う。


主人公シセルの魂の移動距離は短く、そして生きてない物体を動かす事ができる、というアイデアも面白い。無尽蔵にどこでも移動できるよりも、この制約があるからこそ物語が生きると思うし、電話線を使ったときの爽快感が出るから。電話線で移動したときは、浮遊感みたいなのが本当に味わえて、自分が同時に移動しているような錯覚も得られた。良い演出でした。
そして、いろんな場所に無尽蔵に移動しちゃうと、システム的に中だるみしちゃうけれども、移動すべき場所は決まっており、かつ4分間の巻き戻し中は、かかってきた電話以外の移動はできないという制約も本当にうまいな、と思った。


ただ、物体を動かすだけだと中だるみするよなーと思っているところで、 途中で似た形の物体を交換できるというスキル(ミサイル)が追加になるのは面白いな、と思った。欲を言うなら、もうちょっと交換というシステムを生かしたトリックと交換を生かしたストーリーがあっても面白かったな、と個人的には思ったけど、これは高望みしすぎなのかも知れないな。


死体があれば4分戻れるけど、過去の事件に関しては死体が手元にないので取り返しがつかない。警部の奥様の死亡事件は解決できないんだよなーという悲しみを背負いつつゲームは続く。このやるせなさを味わいつづけさせる、というのもずるいな、と思うんだよね。


そんな悲しい思いを背負いつつ、最後のどんでん返しはマジで驚愕した。ああ、これなら全部の事件が解決できるよ、と。あのビックリさ加減を味わうだけでもゴーストトリックを遊ぶ価値ありだよなーとか思ったりもした。 *2

総じて遊んでいて飽きが来ないで良いゲームだったなーなんて感じてます。
続編は作りにくいと思うけど、是非是非お願いしたいところ。売れてないので難しいかなーとは思うけれども。

*1:ミサイルの「○○です!」みたいな大きな文字は、「カエルのために鐘がなる」を思い出した。

*2:一方でどんな状況でも死亡4分前に戻れるとか能力強すぎないか、とか思ったの事実だけどね。