ねじまき鳥クロニクルと1Q84の三巻の位置づけが似てる
ねじまき鳥クロニクルと1Q84は、どちらも2冊を先に書き上げ、あとで1巻追加している作品。1冊を後から付け足したが故に、構造が対照的になってると感じた。
1Q84は3冊目が3人の物語になっているし、ねじまき鳥クロニクルは物語の視点が増えたりしてるから。ただ、ねじまき鳥の方がより実験的な作風になっている気がするな。視点の切り替えが非常に多いので。作者自身もいろいろと模索している感覚を感じる。
ただ、どちらも3巻があるがゆえに、物語がきちんと閉じているイメージがあるな。1Q84は続きが出るかも知れないけれども。