この本がスゴい2008
今年も本当に良い本達に巡り会えました。
数々の良い本を紹介してくれた人たちに、心より感謝をします。
自分が2008年に面白い!
と思った本を5冊厳選して紹介します。
水滸伝
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/10/18
- メディア: 文庫
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圧倒的1位!
この物語に出会えて良かった、と心底思えた。
全19巻というボリュームなのに、再読までしてしまう始末。
読む度に心が震え、そして泣ける。
元々散文的なストーリーである水滸伝を丹念に分解し、
塩の道、志、替天行道という大きな柱を付け、
再構築された物語は、本当に圧巻。
原作が持つ明るさ、軽さを捨て、
徹底的に人々の熱さを語り続ける北方謙三の豪腕には、
ほんと頭が下がる。
この物語を読まずして、死ぬな!と言いたい。
紹介してくれた兄貴に感謝。
チームバチスタの栄光
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 文庫
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映画化、ドラマ化されましたね。
上下巻なんだけど、上巻を読んだ後に、
止まらなくなり下巻まで一気読みしたのは久しぶり。
上巻を読み始めるのは休み前をオススメします。
とにかく、上巻から下巻へのストーリーの転換は本当に見事。
上巻は、人間関係の上辺。下巻は人間の本心。
ミステリーとしても一級品なんだけど、
とにかく人間の本心を掘り起こす、探偵役の強引さが見事。
最後の余韻がまた良いんだよね〜
文庫まで待ったけど、ハードカバーで読んでも損なし。
これは、読むきっかけを与えてくれた、
元祖スゴ本のdainさんに感謝。
容疑者Xの献身
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 文庫
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こちらも映像化された作品。
読み終わった瞬間、とにかく放心した。
こんなに切ない動機があるのか、と。
まさに献身...東野圭吾は、恐ろしい作家だ。
これも小説の持つ潜在能力を改めて思い知らされた作品。
トリックと動機が恐ろしく高いレベルで融合している。
こちらは、ハードカバー時に、
本格推理か否か?でもめた作品でもあり、
文庫化したら読もうと決めていた作品。
当時激論を交わした本格推理関係者に感謝ですね。
水源
- 作者: アイン・ランド,藤森かよこ
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2004/07/08
- メディア: 単行本
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先日、当ブログに翻訳者の方にコメントを頂戴して、
この本のすごさを思い出した。
値段と厚さに圧倒されるが、買って読む価値ありです。
間違いなく人生観が変わります。
この本を読んだおかげで、良い意味でわがままになれた。
自分の心のままに生きるハワード・ローク。
あそこまで孤高には生きられないけど、
自分の中に孤高さを持って生きたい、
とそんな事を強く思った。
引き寄せの法則
- 作者: エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス,Esther Hicks,Jerry Hicks,吉田利子
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: 単行本
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啓発本マニアとしては、1冊は挙げておきたい。
「引き寄せの法則」の類書は沢山読んだけど、
コレが一番だな。やっぱり。
自分の人生におきることは、自分が考えたこと。
自分が考えた事は、すべて引き寄せられる。
と、そんな事を書いた本。
「原因と結果の法則」で書いてある抽象的な話を、
具体的に落とし込んだ本とも言えると思う。
自分の心を変えた瞬間に人生が変わります。
感想
今日のところ124冊読んだ計算。
とにかく今年も良い本に沢山会えました。
来年も良い本に沢山会えますように!!
あと号泣したという点では、
「楊家将」は外せなかったんだけど、
さすがに水滸伝と一緒に紹介するには濃すぎるので、
泣く泣く割愛させていただきます。
(そのうち、感想を書きたいな、とは思ってます。)