ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

おとなの進路教室。


山田ズーニーさんの本。
ほぼ日刊イトイ新聞に連載している、
おとなの小論文教室。」というコラムの単行本。


この「おとなの進路教室。」はシリーズ4冊目であり、
進路に特化したコラムを30本載せている。


HP連載時に、
個人的に仕事のあり方を非常に考えさせられた
「勉強?それとも仕事?」
のシリーズも完全収録しており、
非常に読み応えがある1冊になっています。


30本のコラムですが、
一気に読むにはもったいないという気持ちがあり、
毎日寝る前に1コラムづつ、大切に読んでいました。


天職という(有る意味)幻想に迷い込んでいる、
今の自分の心に、非常に突き刺さるコラムの連続でした。


「仕事って何だろ?」って惑っている人に、
是非、読んでもらいたい1冊です。


個人的に刺激を受けた部分を引用しておきます。

人には「心」がある。


結局は、この、「心」が向かうところへ、自分の身体も、
暮らし方も、人生もついていっているように思う。


だから、自分の心が向かう先が変わるような出逢いは、
たとえそれが、最初は、目に見えない、
ほんのちょっとの方向の変化でも、
やがて無視できないくらいに大きくなってしまうように思う。
(中略)
好きになってしまった以上、心は、もとには、戻れない。



勉強は必要だ。でも、それよりも大事なのは、
ちゃんと「仕事をすること」だと、
(中略)
お客さんの声を聞き、チームの人間の声に耳を傾け、
きちんとその要求に答えていくことが先決だと、自分に言いきかせる。



できもしない「完璧な自分」を想い描き、
思った成果が出ないと、「自分の非」をあげつらい、
「自分が、自分が」と落ち込んでいる。
自分の器が小さいなどと、謙虚なように見せかけていて、
実は、とんだ、ナルちゃんになりかけていた。



いくら「意志」があっても、
それを生かす「場」がなければ、
手足さえ、動かせない。



自分探しじゃない。自分を探すから迷走するのだ。
そうじゃなく、絆づくりなのだ、といま私は思う。



あながたいま、「なんだかわけがわからないけど面白い」
と感じるものはなんですか?


<余談>
ズーニーさんの「あとがき」が非常に好きなのですが、
この本には「あとがき」が付いてないので、
ちょっと残念でした。


ただ、こちらのコラムが「あとがき」かも知れません。
Lesson341 おとなの進路
興味のある方は、是非、のぞいて見てください!