ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2018年8月に読んだ本をレビューする

8月に読んだ本は11冊でした。今年に入って8ヶ月で96冊読了。今年は割と良いペースで楽しく本が読めているな、という印象はあるね。とりあえず、今年の目標の100冊をクリアしたら、新しい本はほどほどにして再読中心に読書しようかな、とそんなことを考えています。


さて、8月も読んで面白かった順に並べました。

 

・人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

・世界が終わるまでに...

ライフハック大全

・仕事が速い人はどんなメールを書いているのか 

・砕かれたハリルホジッチ・プラン

・モチベーション革命

・仕事をしたく「ない」人のための働か「ない」働き方

ウイスキーの科学

ハリーポッターと賢者の石

・花の下にて春死なむ

・医者が教える食事術 最強の教科書

 

 

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

 過去5年で読んだ中で、一番インパクトを受けた本。この本の手法を使うことで文字通り人生が変わると思う。何度も読者に「この世界のルールをきちんと把握した上で、自分の頭できちんと考え適切に振る舞わないと、この世界で食い物にされる」ということを突きつけてくる非常に興味深くかつ怖い本でもありました。

また、この本を読んで、人間の脳には過去の発言を無意識に改変する力があると知り、オイラ自身が「相手の過去の発言に対して整合性を保とう」とすればするほど、相手が無意識に行っている記憶改変との間で矛盾が生じ、こちらの言うことが無理難題に聞こえてしまうという事が心底よく分かった。

ともあれ、過去の発言の整合性を(比較的)保ているという人は、様々なバイアスに陥らず、真実に近づきやすい人とも言えるんだけど、そういう人こそ周りから蛇蝎のように嫌われ、かつ自身の精神が痛めつけられる、という構造になるのがとても良く理解出来た。自分の精神を守るためには、人の過去発言に対して過度に整合性を保とうとしない方が正解なんだろうね。スルーするのが大切というか。

何にせよ、この本のメソッドは非常に強力であるので、実生活においては防衛面では使用したいところだけど、攻撃面(出世等)でどのように活用しようか、かなり悩み中。これみんなが使い始めると怖いよ。。。本当に禁書レベルですごい本だな、と感じた。

あと、この本の裏テーマとして、「この本のメソッドが世の中に浸透すれば、バイアスをくぐり抜ける人が増え、今より実力がある人が評価される時代になる」というのもあるのかな、とちょっと思った。まぁ、脳のセキュリティホールを直すのはエネルギーが必要なので、こんな世界は直ぐにはこない気もするけど。

 

 

 WANDSのボーカルである上杉昇さんの自伝。幼い頃の生い立ちから、バンド結成から、現在に至るまでの話が書いてあるんだけど、上杉さんの独特の歌詞や歌声がどのように生まれたのか、がよく分かる内容となっていて、ファンなら必読な内容。個人的には「same side」が大好きな歌なので、この方向性でWANDS自体が発展すれば良かったのにな、と思ったりもしたけど、メンバーとの音楽性の違いや、売上的な問題で難しかった、というのがよく分かった。

付属のDVDやCDは、どちらも現在の円熟味のある声になった上杉さんがWANDS時代の歌を歌ってくれて非常に堪能できた。希望としては、もっとたくさんの曲数を収めてほしかったけど、これも予算の関係で難しかったんだろうな、と想像。ともあれ、上杉さんの現在の活動を全然追いかけて無かったけど、ちょっと色々と音源を聞いてみようかな、とそんなことも思ったりもした。

 

 

 著者がブログ等積み上げたライフハックの数々の中から、250個を厳選した本。この本を読めば、世の中にある大抵のライフハックについては網羅されると言っても過言では無いと思う。

個人的にはこの方のブログの愛読者でもあるし、ライフハック系の各種アプリも使っているので、読んでいて既知の内容も多く復習的な意味合いも強かったけど、知らないアプリやらテクニックも思ったよりはあって、読んで参考になった。

例えば「カエルを食べる」話とか「GTD」の話は知っているし、実際に活用もしているけど、「髪の毛を切った後、前後左右から撮影しておいて次の参考にする」とか「習慣トリガー(いくつも習慣を準備しておき、とある習慣に断念したら次の習慣に移行する)」というのは参考になった。(もちろん、これ以外にも参考になった事は多いけれども)

ライフハックについて興味がある、という人は読んで損なしだと思います。

 

 

仕事が速い人はどんなメールを書いているのか

仕事が速い人はどんなメールを書いているのか

 

 遠い昔に、著者である平野さんのメール術の本を読んだことがあり、懐かしさを感じて読んでみた。過去において、平野さんメソッドを色々と取り入れてメールを改善した記憶があったけど、現在、自分が書いているメールの形式を改めて見直してみると、平野さんの考え方が現状、自分が書いているメールの骨格になっているなぁ、と驚いたりした。例えば、ブロックにまとめて書く、空白行を適切に入れる、箇条書きで書く、等々。

また、上記に加えメールの書き方で仕事における主導権を握る方法や、メールの処理時間を削減する方法や、メールは翌日には必ず返信する事が大切、相手の感情を考えてメールするなどなど、今日から即役立つノウハウが満載で、改めて参考になった。

 

 

 キャッチーなタイトルではあるけれども、本の内容は過去の日本代表の戦略がどのように発展(または後退)したのかを丹念に掘り下げ、過去を踏まえた上でハリルホジッチがどのようなサッカーを日本サッカー界にもたらそうとしていたのか、を記した非常に骨太な本でした。

個人的には、ハリルホジッチがなぜ解任されたのか(それは戦術的にどのような瑕疵があったからのか)の理由を知りたくて読んでいたオイラ的にはちょっと肩すかし、という感はありました。ただ、図は豊富だし文章も丁寧なので、戦術ファンは読んで損なしの内容だと思います。一方、現代サッカーを図と文章だけで理解するのは相当困難だとも思ったので、出来れば、動画を元にした解説が見れればより理解が深まったのにな、と思ったりもした。

 

 

 古い世代のモチベーションは「達成」「快楽」であり、現代の若い世代(乾けない世代)のモチベーションは「意味合い」「良好な関係」「没入」にあるため、そのギャップをどのように埋めるか、を考えるための補助線になる本。

また、AI時代においては、人間のやる作業が減って「好き」を軸にした世界になるというのは、いろんなところで語られている事だけど、あらためてその通りだな、と思ったりした。

加えて、好きなことに打ち込む熱量は、見ている人を元気にする、というのも確かにその通りだよな、と思ったので、個人的にも好きなことに打ち込む熱量を上げていきたいな、とそんな事を感じた。

 

 

 常識にとらわれず、生産性を上げるためにはどうしたらよいのか、をいろんなケースに分けて語っている本。例えば、「信頼しあえる関係性があれば、相手を疑うという事にエネルギーを使わなくて仕事の効率が上がる」とか「余裕があることで最高のパフォーマンスが出る」とか、「イエス・ノー以外の第三の選択肢を常に考える」とか「決断は午前中にしかしない」とか、面白い切り口の内容が多く、すぐ仕事に応用できる内容も多いな、と感じた。サクサクと平易に読めるけど、一つ一つをしっかり考えると奥は深い、とそんな感じの本でした。

 

 

 ウイスキーの味や香り成分がウイスキーの蒸留から貯蔵に至る過程においてどのように生まれるのか、について科学的な視点で丹念に説明した本。化学系の知識が無いと読み進めるのに非常に苦労するという、流石ブルーバックスという感じの骨太の内容でありました。

個人的には大学で有機化学の勉強をしていて割と得意な分野のはずだったんだけど、知識的にすっかり忘れている事も多く、読み進めるのに結構苦労したのはここだけの秘密だ(笑)

あと、この本はウイスキー製造過程が終わるまでの話が書いてあるけど、バーで飲む際にグラスの中で時間経過によって味・香りが変わる件や、自分でボトルを買った際に数ヶ月おいておくと明らかに味・香りが変わる件についても、言及して欲しかったな、と思ったりもした。

 

 

 KindleUnlimitedにて再読。遠い昔に読んだので、話の筋はほとんど覚えてなかったけど、読み直してみて思った以上の冒険活劇で楽しめた。不思議な世界観を文章で見事に構築しているし、魅力的な登場人物が縦横無尽に活躍するし、ストーリーに起伏があるので飽きずに読めるし、人気が出るのも当たり前と思わせる出来というか。続きも可能な範囲で再読したいな、と思ったりもした。あと、映画版も見直したい。ワクワクする物語を読んだり見たりすると、こちらも元気になるよね。

 

 

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

 

 北森鴻さんが書いた「香菜里屋」シリーズの第1巻。短編集。昔、何かの雑誌で連載していたものを数編読んだことがあり、面白かった印象があったので、シリーズの頭から読んでみようかと購入した次第。香菜里屋というバーを経営している工藤さんが、常連さんの話を聞きながら、その話に含まれる謎の真相に迫る、という構成なんだけど、供されるお酒やつまみが美味しそうで、どちらかというとそちらがメインで読み進めると楽しい。ただ、推理小説として読むと真相解明があまりロジカルでないのと、設定が後出し後出しが多くて唐突感が大きいのもあり、個人的にあまり乗り切れなかった、というのが正直な印象。

 

 

 どのような食事をすれば、健康で長生きできるか、を端的に書いた本。科学的な根拠に則っていて納得度が高い部分と、妙に筆者の独善が入っていて飲み込みずらい部分と、文章に矛盾がある点が混在していて、集中して読めなかった。

あと、糖質を取り過ぎると太ることや、タンパク質・脂質は適度に取った方が良いことや、ナッツ類が良い等は、他の類書でも書いてある事なので、この手の本を読んだことがある人は、それほど新しい知見はない印象もあるけど、この手の本を読んだことがない人は、いろんな要素がコンパクトにまとまっているので、妙に科学的根拠を追求したり、文章の前後の矛盾を気にしない人は読んでみても良いと思う。



という感じで8月も割と楽しく読書が出来ました。

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8月のゲーム生活的には、地球防衛軍5が割と捗って達成率が85%(先月比+9ポイント増)になりました。難易度ハーデストは全クリアできたので、残りはインフェルノのみ。とりあえず、90%までは遊んでみたいなぁ、とは思っています。これ以外は、ペンディングにしていたピクロスe8をようやくクリア。一応、すべて☆は取りました。e9もダウンロード済みなので、コツコツと遊びたい。

 

ということで、今年残りも4ヶ月となりました。年初の目標であった年間100冊は9月には達成しそう。なので、上述のとおり残りの期間は再読を中心に、かつ具体的な行動を多めに生活を過ごしていきたいな、とそんな事を思っています。

行動してなんぼですからね。どんな知識も。