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自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2018年7月に読んだ本をレビューする

2018年7月に読んだ本は16冊でした。今年に入って7ヶ月で85冊ですね。年間100冊を目指しているんだけど、割とハイペースな読書が続いている感じはありますね。


さて、7月も読んで面白かった順に並べました。

 

・キラーストレス

スタンフォード式 疲れない体

・心と体が軽くなる本物のダイエット

ハイペリオンの没落(上・下)

エンディミオン(上・下)

日本電産流V字回復経営の教科書

・日本再興戦略

・多動力

・解説者の流儀

・気功革命(治癒力編)

・悩みにふりまわされてしんどいあなたへ

風の歌を聴け

ダンス・ダンス・ダンス(上・下)

 

 

キラーストレス 心と体をどう守るか (NHK出版新書)

キラーストレス 心と体をどう守るか (NHK出版新書)

 

 NHKで放送したストレスに関する番組の内容に、加筆して書籍化した本。ストレスは「変化」自体であるとか、支配している人の方がストレスが低いとか、ストレスが実際に体を変化させる(脳を退化させる、血管が詰まる等)とか、子供の時にいじめられると大人になってストレス過敏になるとか、運動をすると自律神経の興奮が減るとか、ストレスに対する知見の山で面白い。

また、実際にストレスを減らすためには何が必要なのか(軽い運動と、マインドフルネスと、コーピング)にもきちんと言及されており非常に実践的な本だな、と思ったりした。ストレスに苦しんでいる人は読んでみると良いと思います。

ちなみに、コーピングとは「自分がやると気分が良くなることをリストアップし、それを実践すること」なので、自分が楽しくなることを色々とリストアップして実践してみたい。

 

 

スタンフォード式 疲れない体

スタンフォード式 疲れない体

 

 ○○式△△という本は最近の流行なので、読むまでは割と内容が薄い本かな、と思っていたけども、作者は実際のスタンフォード大学のアスレチックトレーナーであり、スポーツ選手の体に疲労がたまらないために実践しているメソッドを、豊富に紹介してあり非常に実践的な本だった。

腹圧を高める呼吸法の話や、立っている時に腰を軽く動かした方が良いというのは、たまたま先月読んだ気功の本とつながる内容で、体のために良いことを追求すると、東洋と西洋で同じところに到達するというのが妙に面白かった。本のメソッドを色々と実践して疲れない体を身につけたい。

 

 

心と体が軽くなる本物のダイエット

心と体が軽くなる本物のダイエット

 

 

KindleUnlimitedで出会った本。ダイエットに苦しんだ人の手記と医者の説明が交互に書いてあり、読み進めるたびに納得感があり、内容が腑に落ちる、といった構成の本。総じて言うと、ストレスを軽減して体に快のことを行うと自然に痩せるよ、という感じであり、こういう風に書くと身も蓋もない内容とも言えるんだけど、自分が心の底から食べたいと思うならどれだけ食べてもOKとか、楽しいことをたくさん重ねると良いとか、かなり実践的でもあり、このやりかただと本当に痩せそうだな、と思ったりもした。

ちょっとダイエット体験談がヘビーすぎて読むのがつらいところもあるけど、最後まで読むと心がほっこりします。

 

 

 ある意味、衝撃的な終わり方をした「ハイペリオン」の続編。前作の疑問点にきちんと答えつつも、新たな物語の複数の流れを作り、グイグイと作品を読ませる作者の力量はすごいな、と思ったりした。前作は6つの物語から大きな1つの世界観を構築するという荒技だったけど、今作は同時並行的に流れている物語を、視点をいくつも変えて語り続けるという、アメリカドラマの「24」と同じ形式を取っている。多数の視点切り替えがあっても、物語の流れが混乱せずに、また一つ一つの視点においても大きな事件が起こったりして、読む手を止めるのが難しい。前作に引き続き、あっという間に読了してしまいました。

最後まで読み終わって、前作(および今作)の謎が割と残っているんだけど、まぁ、ここまで面白い展開なら多少謎が残ろうが問題ないだろ、という感覚はあるね。あんな大風呂敷を閉じるだけでも豪腕だわ、と思うしね。ラストのとある展開には思わず涙してしまったし。

なんにせよ、とんでもなく面白い物語が世の中には転がっているな、と改めて思ったり。

 

 

エンディミオン(上)

エンディミオン(上)

 

 ハイペリオンシリーズの続編(3作目)。ネタバレなしにこの話の感想を書くのは難しいけど、「ハイペリオンの没落」の騒然とするラストから、本作はガラッと世界観を変えてきて、一見正当続編じゃないと思わせつつも、ハイペリオン時代のいろんな設定やら歴史が絡み合ってきて、「ああ、正当続編だな」と思わせる作品に仕上がっている。

新たなる登場人物はもとより、話の展開やら設定が非常に魅力的で、本をザクザクと読ませてくれるのは作者の人は本当に豪腕だし、こういう物語を読める幸せってあるよなぁ、と思ったりする。今回はSFというよりドタバタ活劇みたいな展開が多いけど、ハイペリオンハイペリオンの没落の重厚長大さと比較して、非常にライトテイストで逆に楽しめた。ただ、物語自体は大して進んでないので、続編で大きく動くことを期待したい。

 

 

日本電産流「V字回復経営」の教科書

日本電産流「V字回復経営」の教科書

 

 長年、日産自動車で働き、その後、日本電産に7年間勤務し、様々な企業の立て直しをしてきた川勝宣昭さんの本。ずいぶん前に電子書籍で購入していたんだけど、ようやく読了。

良い会社を作るためには「リーダー、メソッド、カルチャー」の三位一体である、というのは確かにその通りだな、と思った。本の内容としてはメソッドが中心として、後半部はカルチャーの変え方やリーダーのあるべき姿についての記載があるという構成だけど、メソッドについては、割と目から鱗的な手法が多く、確かにこれを実践できれば企業は強くなるな、と思ったりもした。もちろん、実践するには強いリーダーの存在とカルチャーの変革が必要不可欠ではあるけれども。

 

 

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 

 自動運転技術や5G通信が発展すると未来が変わるとか、欧米主体の価値観よりも日本古来や東洋の価値観を重視するとか、地方自治に任せた方が良いとか、日本人は年収に人生を縛られすぎとか、示唆に富んだ内容が多くて読んでいて面白い。あと、少子化を逆手にとって、自動運転やら自動化を進めれば良い、というのも目から鱗。確かに、人が多い中で人を削減するというのはやりにくいけど、人が減るからこそ自動化が必要、という社会機運があればどんどん自動化・機械化は進むと思うからね。ただ、後半部分が若干食い足りないかな、という印象は残った。前半に力を費やしたあまり、後半にエネルギーが少なくなった印象があるというか。

 

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 堀江貴文さんの本。周りの目を気にせず、自分のリミッタや思い込みを外して、自分がワクワクとすることを毎日楽しめば、人生は輝くよ、と言った内容の本。普通のサラリーマンをやっていると実践することが難しいことが多いけど、書いてあることはその通りと思うことが多いので、実践できる範囲で生活に取り入れると、面白い人生になっていくんじゃないかな、とそんな事を感じたりした。

 

 

解説者の流儀

解説者の流儀

 

 清水エスパルスの選手でもある戸田和幸さんの自伝のような本。選手としての人生がどうだったのか、選手ををやめてからの活動はどのように進んだのか、普段どのような解説を心がけているのか、普段の解説者としての生活ぶりはどうか、などなど。あと、将来は指導者になりたいという話も分かって、その部分でも非常に楽しめた。

ただ、解説者として実際のチームをどのように分析し解説しているのか、の記載が少なく若干の食い足りなさも残ったのも事実。まぁ、この辺りは解説者としてのノウハウでもあるし、将来指導者になったときのキモの部分でもあるので、あえて書いてないのかもしれないけどね。でも「自分がこういう分析が出来てますよ」という事を書けば、そのこと自体が大きな宣伝となり、指導者としての道がつながりやすいと思うんだけどね。

ともあれ、文章は平易で読みやすいし、戸田和幸さんについて興味がある人には諸手を挙げてオススメします。

 

 

 前作である「気功革命」の内容をベースに、個別案件(目が疲れている、全身がだるい等)に基づいた対処方法が書いてある本。前作の復習的な内容も入っているので、本作だけ購入しても問題なさそうな感じ。気功を始めてから割と調子が上がってきている気がするので、実践しつつ学習も継続して行い、気功の知識をより深めていきたいなと思う。何事も実践しないと身につかないし、ね。

 

 

悩みにふりまわされてしんどいあなたへ 幸せになるためのいちばんやさしいメンタルトレーニング

悩みにふりまわされてしんどいあなたへ 幸せになるためのいちばんやさしいメンタルトレーニング

 

 悩みに振り回されないための各種テクニックが書いてあり、色々と参考になる事も多い。あと、冊中にワーク(何度も何度も自分自身の心を様々な視点で見つめることで、悩みの本質がわかる)が入って、それをこなすと悩みが薄くなる構造。ワーク自体は結構良く出来ていると思うんだけど、最後の「本質の課題」への補助線がなさ過ぎて、個人的にはあまり腑に落ちなかった事が、ちょっと残念。まぁ、上手く嵌まる人には上手く嵌まるとは思うけどね。本全体としては非常に良く出来ているので、一読の価値はあると思います。

 

 

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

 

 すごく久しぶりの再読。たぶん、13回目くらい。この物語に含まれる名言は自分の人生に確実に組み込まれている気がする。あと、物語の展開は割と覚えているし、全体として大きなオチがあるわけではないけど、事ある毎に読み返したくなる不思議な物語ではあるな、と改めて思ったりした。あとは古い描写(普通に飲酒運転しているとか、ラジオのリクエストが電話である等)も多くて時代を感じるけど、物語の骨格自体は古びてないなぁ、とそんな事を感じた。

 

 

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

 

 超久しぶりの再読。6度目くらいか?なんとなくラストシーンが読みたくなって読み始めたけど、久しぶりに読むと良い感じで忘れていて楽しめた。まぁ、途中まで読み進めて大体のあらすじは思い出してしまったけど、なんだこうだいって最後まで読み進めてしまった。村上春樹の筆力の強さを感じたりも。昔読んだときに比べて、思った以上に行き当たりばったりの展開の話(踊りつつける話)だなぁ、とも思ったり。犯人的な存在も当初決めていたというよりは、物語を書きつつ煮詰まった中で決まったのでは、という印象も受けた。あと、ラストに示唆されている展開(残り1体)は誰なんだろうなぁ、とそんな事をぼんやり考えた。


という感じで7月も非常に楽しく読書が出来ました。

 

7月のゲーム生活的には、地球防衛軍5が割と捗って達成率が76%(先月比+7ポイント増)になりました。インフェルノ(最高難易度)の大半が残っているので、ここから先は時間がかかりそう。その他ゲームはハースストーン(カードゲーム)をボツボツ遊んで終わり、という感じかな。ハースストーンは8月に新カードが出るので楽しみです。

 

ということで、今年残りも5ヶ月ですが、面白い本をたくさん読めると嬉しいですね。