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2018年6月に読んだ本をレビューする

6月に読んだ本は11冊でした。今年に入って半年で69冊読みました。毎年、年間100冊読むのを目指しているけど、今年はかなりハイペースですね。

まぁ、年間100冊はあくまでも目安なので、面白い本を自分のペースで読む事ができれば良いのかな、と思っています。


さて、6月も読んだ本を面白かった順に並べました。

 

 ・フェルマーの最終定理

 ・ハイペリオン上下

 ・本好きの下剋上 4-3

 ・気功革命

 ・気功革命 秘伝・伝授編〈巻の1〉

 ・創作の極意と掟

 ・こうすれば必ず人は動く(再読)

 ・色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(再読)

 ・部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書 

 ・最高の休息法(再読)

 

 

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

 

 昔から気にはなっていたけど、ずっと未読で、とある後輩からオススメがあったので購入してみたところ、面白すぎてあっという間に読了してしまいました。子供の頃にガウスオイラーなどの人々やら、数学パズル好きだったオイラにとっては、好物以外のなにものでもない本でした。もっと早く読んでおけばよかったと後悔しきり。

あと、大学以来、数学についてすっかり忘れてしまったオイラでも非常にわかりやすく内容を伝えてくれた作者(および翻訳者)に感謝するばかり。また、フェルマーの最終定理を解くために多くの日本人が関わっていたという事実も非常に誇らしかった。ともあれ、こういう読んでいて非常に手に汗握る本をたくさん読みたいなぁ、とそんなことを思うなど。同じ作者の「暗号解読」も、そのうち読んでみたい。

 

 

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

読み始めた当初は専門用語が多すぎて、脳内に話が入って来にくいんだけど、途中まで読んでいくうちに、物語の構造的には極めてシンプルだなぁ、と言うことに気がつき、途中からは読む手が止まらずあっという間に読了。物語の構造として、登場人物たちが語りあう物語を通じて、現在および未来を浮き彫りにするという展開なんだけど、非常に魅力的かつ強烈な手法だよなぁ、と思ったりもした。

あと下巻の頭の展開が「おお、まさにSF」という内容で非常に面白い。こういう多重構成の物語はSFならではの設定な気がするし、良くもまぁ、こういう一見単純かつ複層的な構造を考えついたな、と感心しきり。もちろん、個別の物語も興味深いものばかりだし、関係ない話のようで実は関連する事が多く、非常に濃い物語でした。

作品として全体のボリュームが大きいのと、序盤のとっつきにくさには難があるけど、読んで損なしの作品だと思います。ラストの展開は言いたいことが割とあるけど、ネタバレになるので割愛。まぁ、それも含めてこの物語の味だよな、とも思ったりも。SF好きなら諸手を挙げてオススメしますね。一緒にハイペリオンの沼にはまりましょう!(何

 

 3ヶ月に1回の出版。ほんと定期的に出て嬉しいし、作品のクオリティも非常に高く、安心して夢中になって読み進める事が出来るのは本当に素晴らしい。ウェブ版は一応読了しているので、話全体は理解していたつもりなんだけど、改めて読み直してみて、この作品の完成度の高さにはビックリしたりしてる。

物語自体は主人公目線で進んでおり、主人公が徐々に精神的に成長しているのもわかるし、周りの登場人物たちも主人公に巻き込まれながらもたくましく生きてる(もしくは成長している)様が見れて非常に共感できる。完結まではまだ年月かかかると思うけど、このまま安定してラストまで向かって欲しいな、とそんなことを今回も思いました。

 

 

気功革命――癒す力を呼び覚ます

気功革命――癒す力を呼び覚ます

 

 Amazonプライム加入特典により無料で読めるため、面白そうなので読んでみた。気功についてわかりやすく丁寧に記載されており、気功についていろんな事が腑に落ちた。まずは体の中で気の停滞している部分を溶かし、その後外気を取り入れると良いというのは、なるほどね、と思ったりした。気功を生活に取り入れることで、割と良い方向に進むのでは、と感じたけど、電子書籍版だと図が見にくいしわかりにくい面もあるため、紙の書籍とDVD版も購入してみて、ちょっと人体実験がてら気功を実践してみたいと思った。

 

 

気功革命 秘伝・伝授編〈巻の1〉気を知る (正しく気功革命に入門するためのDVDブックシリーズ)

気功革命 秘伝・伝授編〈巻の1〉気を知る (正しく気功革命に入門するためのDVDブックシリーズ)

 

 「気功革命」のDVD版。1万円也。セミナー等に行ったと思えばこれくらいの料金かな、と思って購入。「気功革命」の簡単なダイジェスト文章とDVDが一緒になっており、文章の方はサクサクと読める。DVDは割と素人編集風ではあるけど、内容は奥が深く、本の内容は元より、本にも書いてない内容がさりげなく入っているので、内容は濃い。また、実際の気功のやり方も映像を見ることで非常にわかりやすく、買って良かったと思う内容でした。やっぱり動画が持つ力って大きいなぁと改めて感じたりしました。

 

 

創作の極意と掟 (講談社文庫)

創作の極意と掟 (講談社文庫)

 

 

筒井康隆さんが32種類のテーマを軸に、創作の秘密を書いた本。これを読むと、作家が何を考えて創作をしているのか、がわかって非常に面白いし、筒井さんの作家としての天才性が浮き彫りになって興味深い。なるほど、こういう頭の構造の人が、ああいう芳醇な物語を紡ぎ出すのか、と納得しきりでした。創作を意識している人は読んで損なしな気がしますね。

 

 

 「人を動かす」の劇場版、みたいな本。3月に読んで面白かったので、血肉にすべく再読開始。2回目で読んでも示唆に富んだ内容が多いと感じて、いかに自分のカラダに浸透していないかが身をもって理解出来たという感じもありました。社会人において、高度の知識が必要な状況は15%で、それ以外の85%は人柄と人を扱う力である、というのは確かにその通りだよな、と思ったりもした。あと、管理する立場の人は、いかに部下の能力を育て、モチベーションを維持しつつ、目標を達成させるのか、というの意識した方が良いな、と改めて思うなど。

 

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
 

 

ハードカバーで読了済みで、文庫化したときに購入したもののしばらく放置してようやく先日読了しました。ハードカバーで読んだときと比べて物語の印象が大分変わった。村上春樹の小説全般に言えるんだけど、読む時期によって感じ方が変わるんだよね。たぶん、いろんな年代の人が共感できる事を文章に埋め込んであるだろうな、と思う。

本作は多崎つくる自身の救済の物語でもあり、周りの人間の救済の物語でもあるよな、と思ったりした。(もちろん、救われない人もいるわけだけど。)あとは、いくつかの謎が残っているけど、とある考察サイトを読んでみて、「なるほど、そういう解釈もあるな」と妙に納得してしまった。物語は完結していないようで、実は完結しているという解釈があるというか。

あと、冒頭部分は文章自体はわかりやすいものの、物語の展開が重くて非常に読みづらい。ただ、冒頭の暗い展開を抜けた後は、読む手が止まらずあっという間に読了してしまいました。村上春樹の文章は相変わらず巧みだよなぁ、と思ったり。また、他の長編も再読したくなってきた。

 

 

 図解版を2周読んだけど、本編も読み直したいな、と思って読了。図解版と同じ内容ではあるのだけど、文章で読むと良い意味で角度が変わるし、復習にもなるし良い感じ。こういう本は折に触れて再読して、自分の血肉にしていきたいな、と思う。何にせよ、責任権限と期限を明確化し、どんどん仕事を任せていきたい。自分のためにも、部下のためにも。

 

 

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
 

 この本は定期的に再読しているけど、読み直すたびに新発見があって非常に良い本だな、と思ったりもする。物語としてもよく出来ているし、その物語の中で瞑想をはじめとした脳を休めるためのテクニックをうまく織り込んであるし、実践するためのノウハウはきちんとまとまっているし、非常に考えられた良い本だな、と思ったりもする。自分がやっている事を日々味わうことが大切なんだな、という事をあらためて思ったりもした。

 

という感じで6月も非常に楽しく読書が出来ました。

 

6月のゲーム生活的には、コツコツ遊んでいる地球防衛軍5は達成率が69%(先月比+3ポイント増)になりました。ちょっとペースダウン気味。まぁ、クリアは義務ではないので、楽しみながら進められれば良いのかな、とは思っています。難易度が高くなるにつれて、戦略性を考えないとクリア出来なくなるのが面白いのだが、その分クリアまでに時間がかかるんだよね。

 

あとはスマホゲームであるダンジョンメーカーに一時期猛烈にはまっていましたが、安定して100階に到達出来るようになってから若干飽きが出てきたのも事実で、現在ペンディング中。まぁ、360円分は楽しめたかな、というところ。

 

ということで、今年半年も楽しく本が読めました。残り半年も面白い本をたくさん読めますように。