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2017年5月に読んだ本をレビューする

5月に読んだ本は19冊でした。びっくりするくらいのハイペースなんだけど、本好きの下剋上がとにかく面白すぎて、自由時間はほぼ読書に費やしていた感じでした。あと、後述のとおりdマガジンも契約したんだけど、あまり読めなかったし、Amazonビデオに至っては殆ど見なかった。6月は読書はほどほどにして、映像系のコンテンツをもっと見たいな、と思ったりもしました。

 

さて、例によって読んで面白かった順に並べてみます。

 

 

 ・みみずくは黄昏に飛びたつ

 ・本好きの下克上 1-10+ファンブック

 ・僕らが毎日やっている最強の読み方

 ・読書の技法

 ・いつも誰かに振り回される が一瞬で変わる方法

 ・ゆるんだひとからうまくいく(CDブック)

 ・ゆるんだひとからうまくいく(再読)

 ・特等添乗員αの難事件Ⅳ 

 ・ウィザードリィの深淵

 

 

 

みみずくは黄昏に飛びたつ

みみずくは黄昏に飛びたつ

 

 

みみずくは黄昏に飛びたつは、最新長編を書き終わった村上春樹さんに対して、川上未映子さんがインタビューするという形式の本。全4回に渡り場所を変えつつインタビューを繰り返し、川上さんが村上春樹の創作の秘密に迫る、という内容。村上春樹の過去作のネタバレ上等の中身なので、ネタバレが気になる人にはオススメできないけど、過去作を全部読んでいるというディープなファンにとっては、非常に濃厚な文章が読めると思う。とにかく川上さんの切り込み方が本当に鋭くて、また村上春樹もその問いに対して真摯に答えており、非常に読み応えがあった。オイラの脳内に新しい補助線がたくさん引かれた感覚があるので、最新作も含めて過去作に遡って作品を読み直したいな、と強く感じた。村上春樹ファンには諸手を挙げてオススメします。

 

 

 

本好きの下剋上は、本が好きすぎる現代人が異世界に飛ばされて、図書館の司書を目指す、という話。本がたくさん普及してない時代設定であるため、紙を作るところから始めるという、非常に壮大なストーリー。ただ、中身は非常にコミカルだし、中世と現代のギャップがこの本の大きなストーリーの推進力となっている。逆テルマエロマエというか。ともあれ、現代ってものすごく恵まれているんだな、ということを改めて感じさせてくれる話でもある。気がついたら既刊である11冊全部読んでいた。やばい。相当この世界設定やら登場人物達が好きになってしまっている自分に気がついた。

 

という感じで勢いがついてしまい、6月に入ってからもWeb版をひたすら読み進めて、気がついたら物語の最後まで読み終わってしまいました。非常に良い意味で「想像の斜め上を行く」展開で個人的にはものすごく楽しめました。分量が多いので万人にはお勧めしませんが、本が好きな人は読んで損が無い内容かな、と個人的には思いました。お試しでウェブ版(無料)を先に読む手もあるしね。

 

あと、最後の方は割とたくさんの要素が絡み合いすぎて、若干駆け足気味になってしまっていることや、終わりが若干あっさり味で後日談をきちんと書いて欲しかったな、という気持ちがあるのも事実。ただ、これ全ての展開を丁寧に書いていたら物語が閉じなかったんだろうな、とも感じたので、これはこれで良しかなと思ってる。たぶん、単行本化するときは大幅加筆するだろうし。ということで、単行本の続巻も引き続き購入するし、この世界観はしばらく楽しめるな、と思ってる次第。

 

 

 

僕らが毎日やっている最強の読み方は、佐藤優さんと池上彰さんの対談本。世の中の最前線で情報を集め、大量のアウトプットをしてる2人が、どのように情報を集めているか、が書いてある本。情報は単行本だけでは無くて、インターネットや、新聞、雑誌等、多岐にわたり、明日から取り入れられる簡単なノウハウから、じっくり腰を据えて対応しなくてはならない件まで、幅広く記載してあり非常に参考になった。幾つかのブックマークの登録や、本の購入、またdマガジンへの登録をやってみた。dマガジンは非常にコスパが良いな、という印象。*1

 

 

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

 

 

読書の技法は、佐藤優さんの読書技術本。読書に特化して書いて有るのだけど、こちらも非常に有用なノウハウが多くてためになった。熟読の方法(同じ本を3回読む)というのは、確かにこういう読書のやり方をすると、自分自身に知識が残るな、と思ったので、早速試してみたいと思った。まずはこの本を熟読(再読)することから、はじめてみたい。

 

 

「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法

「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法

 

 

いつも誰かに振り回されるが一瞬で変わる方法は、本屋さんで見つけて衝動買いした本。自分が考えている事が無意識的に相手に伝わる件や、困ったら呪文を唱えると解消出来る等、割とオカルト的な要素が多い本ではあったけど、個人的にこういう境界線スレスレの本は結構好きなので、楽しんで読み進める事が出来た。まぁ、どんな内容(ノウハウ)だとしても、実践して使える内容であるなら、有用であると思うので。

 

 

ゆるんだ人からうまくいく。 意識全開ルン・ルの法則

ゆるんだ人からうまくいく。 意識全開ルン・ルの法則

 

 

ゆるんだひとからうまくいくは、再読。改めて読み直してみても、なんというかオカルト的な内容でにわかに信用できない内容が多いな、という印象は変わらず。ただ、付属CDは聞くと確かに体中が弛緩する気がするし、眠りも深くなる気がするので、効果はあるという実感はある。ということで、続編である1万円のCD本も、セミナーに行ったと思えば安いと思い、怖いもの見たさで買ってみた(笑)

1万円の付属CDも聞いてみたけど、怪しさは更に増していたが、聞くと確かに体は弛緩するな、とは思った。まぁ、どんな内容であったとしても、(他人に迷惑をかけない範囲で)自分が気持ちよく生きられる様になるのならば、何でも取り入れるのが正解なんだろうなとは思う。

 

特等添乗員αの難事件Ⅳは、これも長期ペンディングにしていた本をようやく読了。途中までは非常に楽しく読めたけど、オチ(というか落としどころ)があっさり味。まぁ、このシリーズ全般そうだといえばそうなんだけど、犯人の捕まり方とか、人間関係の落としどころとか、あれ?という感じで肩すかしをくらった感覚があるね。折角、物語を丁寧に組み立てていたはずが、うまく落とせなかったという感触があるというか。全体として練り込み不足なのかもな、とも思うし、あまり練り込まれた物語は読者に好まれないから敢えてあっさり味で作ってあるのかもな、とも思った。まぁ、オイラはもうちょっと練り込まれた物語が好きなので、この作者の本はもう読まないかもなーとそんな事を思った。

 

ウィザードリィの深淵は、ファミコンWizardryの30周年を記念して出された同人本。ネット通販で買いました。個人的には5月のベスト1に持ってきても良い内容だったけど、同人誌でもあるしウィズが好きじゃ無い人に取っては何の価値もない本だよな、と思ったのでこの順位。裏一位。

#1の各種パラメーター(STR等)の使い方のあまりの雑さに軽く衝撃を受けた。まぁ、昔はそんなことには全く気がつかず、楽しんでゲームを遊べたのである意味幸せだったよな、とも思った。

ちなみに、オイラはファミコン版を遊んだことが無くて、PC版で遊んだのが最初。1は本当に猿のように遊んで村正等の貴重アイテムは全てゲット。2は途中で放り投げて3.4は遊んでない。ただゲームボーイ版(外伝)は全部遊んだし、5はスーファミ版で楽しく遊んだ。ちなみに6以降はまったく触れてない。

 あとは、エルミタージュやらBUSINも好きでしたね。*2版権の問題が複雑に絡み合っていて、過去作の移植やら、呪文名が同じな正統続編は作りづらい環境ではあるとは思うけど、いつの日かファミコン版の移植作品や、正統続編を遊んでみたいな、と思ってる。

 

 という感じで、本当に読書三昧な5月でありました。5月末に毎年ほぼ恒例行事になっている帯状疱疹にかかってしまい、6月初旬にかけてまるで使い物にならない日々を過ごしました。*3まぁ、6月はゲームやらAmazonビデオに注力しようかな、と思ってる。

 

そういえば、Jリーグ観戦用に入ったDAZNの番組表を眺めていたら、NBAファイナルが見れることに気がつき、数年ぶりにバスケットにはまってる。コンテンツを見るのに追加費用がかからない(限界費用ゼロ)社会は、可処分時間の奪い合いだよな、と思ったりもした。 

 

とりあえず、AmazonビデオとdマガジンとDAZNがあれば、ウチから一歩も出ずに楽しめそう。良い時代になったのか、悪い時代になったのか(笑)

*1:また、これで自由時間が減る気もするけどw

*2:世界樹も4までは遊んでいます

*3:ほぼ、寝転がって本好きの下剋上を読んで終わりという感じ。