ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2017年4月に読んだ本をレビューする

 

4月に読んだ本は10冊でした。プロレス関連の本が多かったし、プ女子百景はイラスト本なのでサクサク読めましたし、台所道具本も写真集みたいな本なので実質は7冊という感じかな。ともあれ、今月読んだ本はだいたい楽しめました。*1

 

新しく購入した本を中心に読み進めてしまったけど、5月は根雪の様に溜まっている本を中心に読み進めたいな、とそんなことを思っています。新しく買った本の方がサクサク進む問題については、いつか文章化してみたい。

 

さて、例によって読んで面白かった順に並べてみます。プロレス本3冊は後半に固めてあるけど、個人的には一番上に持ってきても良いと思うくらいの内容でした。

 

 ・人生を変える習慣の作り方

 ・いまさら翼といわれても(古典部

 ・嫉妬と自己愛

 ・和田塾 運を作る授業

 ・天久鷹央の推理カルテ

 ・使いやすい台所道具には理由がある

 ・プ女子百景

 ・プ女子百景 風林火山

 ・1000のプロレスレコードを持つ男

 ・万能鑑定士Qの最終巻

 

 

人生を変える習慣のつくり方

人生を変える習慣のつくり方

 

 

人生を変える習慣の作り方は、人間を4つのタイプに切り分けて、自分がどのタイプに当てはまるかを大枠で考えて習慣を身につけると良いよ、という事が書いてある本。*2この切り口は面白く、自分がどのタイプに属しているのかが分かれば、習慣化はしやすくなるな、と思った。また、どういう際に習慣化がうまくいき、どういう事が起きると習慣が止まるのか、が様々な視点で書かれており、良い習慣を身につけて、良い人生を過ごしたい人は読んで損なしの本だな、と思います。

 

 

いまさら翼といわれても

いまさら翼といわれても

 

 いまさら翼といわれてもは、米澤穂信さんの古典部シリーズ最新作。短編集ですね。主人公達の内面により深く切り込んでくる内容の短編で、非常に読み応えがあった。シリーズファンは読んで損なし。ただ、過去の話や外堀を埋める的な話が多く、物語のメインストリームがそれほど進んでいない点は若干不満が残るかな、という印象。あと、刊行ペースもちょっと*3遅いな、という印象もある。もう少しペースを上げてもらい、物語の時間の針を進めて欲しいな、とそんなことを思った。

 

 

 嫉妬と自己愛は、「この人、一体、何冊本を書くつもりなんだよ」でおなじみの佐藤優さんの本。*4本屋さんで見つけて面白そうなので購入して読んでみた。世の中を上手く乗り切るためには、嫉妬と自己愛のコントロールが必要で、コントロールをするためには参考になる小説を読んだり、友人を作ったりした方が良いよ、という事が丁寧に書いてある本。色んな事がある世の中を、少しでもうまく生き抜くためには読んで損は無い本だと思った。

 

 

天久鷹央の推理カルテ(新潮文庫)

天久鷹央の推理カルテ(新潮文庫)

 

 天久鷹央の推理カルテは、面白い小説読みたいとかTwitterでつぶやいたらオススメいただいた本。医療×推理もの短編集。早速購入して読んでみたんだけど、医療の専門用語は多い印象はあるけど、どの用語もきちんと丁寧に説明してあるので気にならないし、各話の切れ味は良いのでサクサク読めるし、冒頭で投じられた謎もきちんとオチが付くし、良く出来た作品だな、と思った。ただ、ネタバレになるので上手く書けないけど、各章の物語の構造が似ているのがちょっとだけ気になった。まぁ、これは敢えてやっている可能性もあるので、続巻でこの構造を裏切るような展開があると良いな、とちょっと思った。

 

 

 和田塾 運を作る授業は、久しぶりに読んだ和田裕美さんの本。どうやったら運を引き寄せるのか、が懇切丁寧に書いてある本。内容としては非常にうなずける内容も多く、抽象的な(見えにくい)運の話を、わかりやすく書いてあるな、という印象を受けた。文章量も少ないし、サクサク読めるので何度も繰り返して読みたいな、とそんなことを感じた。和田さんの文章は丁寧に書いてあるし、昔から非常に好きですね。

 

ちなみにオイラ的には運の本は結構好きで昔から事ある毎に読んでいるんだけど、どの本読んでも若干の既視感はあるよな、と思ったりもする。例えば、今自分がいるステージがあるとして、運を掴む行為を続けるとステージを上がることが出来る等。各本に書いてある具体的なノウハウを、自分用メモとして「抽象度を上げたまとめ」を作ってみると面白いし、自分の運気も上がるので一石二鳥かも、とかちょっと思った。まぁ、昔読んだ本は結構処分しちゃったので、いざやろうとすると何冊か買い戻すしかないんだけどね。

 

 

 使いやすい台所道具には理由がある、はラジオで聞いて面白そうだったので購入した本。台所道具の写真集。道具フェチにはたまらない台所道具が並んでいて、個人的に欲しいと思った道具がたくさんあった。どれも高そうだけどね(笑) あとは、現在は発売してないけど個人的に好きだから載せた、という器具が幾つかあって、「ああ、この人、本当に道具を愛している人なんだな」というのがよく分かって好感が持てた。こういう写真集を見てると幸せになれるよね。

 

 

プ女子百景 (ShoPro books)

プ女子百景 (ShoPro books)

 

 プ女子百景と、プ女子百景 風林火山の2冊は、プロレスの技1つを(原則として)イラスト1ページで紹介するスタイルの本なんだけど、技を掛け合うのが女子であるというのが一風変わっていて面白い。このところAmazonビデオで毎週見ている「有田と週刊プロレスと」を見ていて、オープニングで出てくる絵が良いなと思っていたら、本になっているのを知って読んだのがきっかけ。定番の技からマニアックな技まで、よくもまぁ、ここまで集めて描いたな、というのが正直な感想。1つの偉業であると思います。絵も素晴らしいんだけど、ページ下に書いて有る技紹介コメントや、技のグラフに小ネタが満載でプロレスファンなら楽しめること必至です。

 

 

 1000のプロレスレコードを持つ男は、プロレステーマ曲収集家の清野さんの書いたプロレスレコードに関する本。今では当たり前の様に会場でかかっている選手のテーマソングは、誰がどのような思惑で考え実現してきたのか、というのを複数人のインタビューから浮き彫りにしていくという構成の本。非常に読み応えがあるし、当初はテープの切り貼りでテーマ曲を作って居たという事実にも時代を感じたりもした。あと未だにどの曲か判明してないテーマソングがあるという事実に軽く驚愕したりもする。過去にプロレステーマソングCDを買って「あれ?会場でかかっているのと違うんだけど?」という思いをしたことがある人は、是非読んでみるのをオススメします。オイラには過去に会場版と違うCDを買った事があったので、この本の内容に非常に共感できたし、楽しめました。

 

 

 

万能鑑定士Qの最終巻は、長らく放置していたけどようやく読了。長いシリーズの終わりなんだけど、なんかいつもの話で終了という感じ。なんか、ダラダラ続いてマンネリ化してしまったアメリカドラマのようなラストとも言える展開でした。わりと好きな作品群だっただけに、練り込まれ不足の最終着地にちょっとガッカリしたのも事実。あと、どうやら他のシリーズとのコラボ作品が、この作品の前の話になっているらしく、その作品を読んでいないので、ストーリー展開がなんとなく片手落ちな感じで終わってしまった感覚も有り。なんか、折角育てたシリーズ作品を、他のシリーズを売るための手段にしてしまうのは、個人的にはあまり好ましく感じなかったなぁ。*5

 

という感じで、4月はイラスト本や写真集は多かったけど、たくさんの本を楽しく読む事ができました。ただ最近、Amazonビデオの充実度合いが半端なくて、映像見るために、ものすごく時間を費やしてしまっているのも事実。あとは、相も変わらずコツコツ遊んでいる地球防衛軍4.1が地味に楽しくて時間を吸い取られてます。この夏に地球防衛軍5も出ちゃうと、ますます時間がなくなっちゃうな、とそんなことを考える今日この頃であります。

 

まぁ、やることがたくさんあると言うことは幸せだ、という事だけどね。

*1:万能鑑定士は除く

*2:もちろん、全ての人が4つのタイプに綺麗に分かれる訳では無くて、どのタイプの傾向が強いか、という話ではあるんだけども

*3:というか、かなり

*4:個人的には週刊東洋経済の連載が好きです。

*5:まぁ、きれい事言うなよ、と言われればその通りなんだけど。