レトロゲームの煩悩 その6 シルフィード
「ポリゴンで表現されたキャラクタの中に、ゲームの未来を見つけた。」
オイラの中でゲームアーツといえば、テグザー、ゼリアード、シルフィードですね。この中でもシルフィードは未だに新作が作られるほどの人気シリーズでもあります。ちなみにメガCD版とかちょっと遊んだことがあるけど、なかなかの名作でした。オイラが語れるのはもちろんPC88版。何度もクリアしたかわからないくらいに遊んだゲームです。あの頃は一つのゲームを本当にしゃぶり尽くすように遊んだなーと改めて思うなど。贅沢な時代でした。
こうして昔を思い返しつつ、「最近は、無心にゲームを遊べる幸せを感じてないなー」とか寂しく思いながらも、無心にレトロゲームについて文章を書いてみる。無心にゲームを遊べる幸せってなかなかつかめないけど、無心に文章を書く幸せって案外簡単につかめたりする不思議なんだよね。追憶に浸りたい訳じゃ無いんだけど、昔の熱い自分を思い出すというのも存外に楽しいもんです。
さて例によって、思ったことを箇条書きで。
シルフィードの思い出
・ワシは宇宙の帝王、ザカリテ
グロアールあるかぎり、貴様ら如きに倒されはせん。
・はっはっはっ、お前は弱かった。
・はっはっはっ、なかなかやるな、
だがその程度ではワシは倒せんぞ。
・はっはっはっ、はっはっはっ
・グロアールをやられてしまっては仕方がない、
今日の所は引き上げだ。ワシはあきらめんぞ。
・最終面のパスワードは308153101
未だに覚えているのが恐ろしい。刷り込みだな。
・初音ミクのシルフィードは噴いた。というか、まさに「おっさんホイホイ」
・妙なBASICのゲームが付いていたのも記憶に残っている。
「ワシはウチュウノテイオウ、ザ・ザ・ザ」って奴。
分かる人には分かるし、分からない人には分からないw
例によって詳しい内容はこちら。
その他雑感
・「ポリゴン」を意識させてくれた始めてのゲームだと記憶している。
・オープニングデモがなかなか幻想的。
・オープニングからステージに入るときの音楽が良いんだよね。
・得点に応じて使える武装が増えてくる。
・ダメージを食らわないとボーナスがたくさんもらえる。
・左右で武装を変えられるのも独特。
・面によってレーザーが強かったりホーミングが強かったり。
・ある程度ダメージを受けると、次の面に武装を持ってけない。
・バリアが全部壊れると、武装が一個ずつ壊れ、最後は自機が壊れて終わり。
・ゲームオーバー時に高らかに叫ばれるザカリテの声(前述)
・微妙に使えない武器があったりして。
・5面毎にデモ(コーヒーブレイク)が入るのが良い感じ。
・コーヒーブレイクで隠しコマンド入れると、いろいろあったりしたな〜*1
・そして激熱なのが最終面である20面。
ボスラッシュをくぐり抜けるとグロアールが出てくる。画面上1/3を埋め尽くす圧倒的な母艦。
まずはバリアーを壊す。その後、敵のコアに向けてレーザーを打ち込みまくる
そして、、、、
・エンディング曲が最高に良いんだよね。
・そしてクリアしたことが報われる良いエンディング。
・ステージセレクトで何度も最終面遊んだなー 最高に楽しかった。
感想
3Dに見せかけておいて何気に2Dなんだけど、広がる「世界観」は3Dという不思議なゲームでした。ゲーム自体はクセがありつつもシンプルなゲームだったけど、なぜか何度も遊びたくなる魅力がこのゲームにはありました。
それと、とにかく音楽が秀逸です。ステージ1の音楽のアレンジがステージ2だったりして。あとボスの音楽もアレンジバージョンが入っていてなかなか良い感じ。こういう何か未来を想像させてくれるようなゲームは好きだったなー。今ではポリゴンが当たり前のように氾濫しているけど、「ポリゴンという存在が萌芽したゲーム」を楽しめた幸せというのは改めて噛み締めたいな、と思う。現代にこのゲームが出てきても多分、楽しめないと思うから。
シルフィードのように、「未来を切り取って見せてくれる」ワクワク感が満載のゲームを、また遊んでみたいもんです。
*1:頭が吹っ飛ぶとかw