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ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

マックフライポテト60個事件から見る世の中の世知辛さについて

徒然雑記


マックフライポテト60個の件に群がるクレーマーたち - Togetter

まずはこれをご一読あれ。そして、これを踏まえて書かれたエントリも是非併読ください。

ファストフードの店員を侮辱している人について - じゃがめブログ

サービスを受けたければサービスに見合っただけの金額を払わなければなりません。物の代金を支払ったからサービスを受ける資格があるとするのはとても卑しいです。逆に考えてもみてくださいよ、自分に対して適正な対価を支払わない人にサービスをしますか?

この事件の結論としては、この文面で全てだと思います。正直これ以上以下もないと思います。

じゃがめブログの上記エントリに書かれている事に対してオイラはほぼ同意なので、付け加えることはあんまりないのですが、オイラが思ったこと感じたことを文章に書いてみます。

なお、詳しい事情がわからない事に加え、ネットの伝聞でのみ当該エントリを書いていますので、事実誤認があったらすみません。その際は謹んで訂正させていただきます。ご指摘いただけると幸いです。

ポテト大量注文自体が常軌を外れた行為である

そもそも、ポテトを大量に注文して店で食べる*1行為自体がどう考えても常軌を逸脱しています。さわぎになってある意味当たり前。まずはポテト大量購入を周りの人間がたしなめるべきであって、店員を叩くのは筋違いです。店員の対応うんぬん以前の問題かと思います。

お客様が起こした人災である

今回の件は、いわばお客が招いた非常識な事態であるといえます。*2ゲリラライブに近いというか。ゲリラライブで大量の群衆が集まっていることを考えると、単に邪魔だよね。その邪魔の原因を作ったお客様が悪いという話であって、たくさん売った店員が悪いという話では無いと思います。

平時では無く緊急事態である

危機に対応している店員は平常な精神では無かった、と思います。思わずTwitterでつぶやいちゃう事もあるでしょう。それを過度にとがめるのは余裕がないなーと思ったりします。いいじゃん、多少のガス抜きくらい、とオイラは思います。まぁ、つぶやいた結果、店に人があふれてしまい、結果としてつぶやいたことが火に油を注ぐ行為になってしまったとすれば、それはやめるべきだったとは思いますが。

お金と対価についてのギャップ

ポテトの価格が300円だとして、300円の中には、材料費、人件費、賃借料(建物等)、利益などが含まれております。ポテトの中に含まれる人件費の割合って相当低いと思います。*3人件費の中には、レジを打つ費用も含まれれば、ポテトを揚げる費用も当然含まれます。なので、ポテトを買ったからといって店側に過剰な人的サービスを要求するという発想は、そもそも間違えています。イレギュラーに対応する時間はほとんど無い、と思うのが正解です。

店員とお客の関係は円であり、上下では無い。

店員は給料(もしくはバイト代)をもらうために働いているわけです。もちろん、給料の原資はお客様の財布から出ているわけですが、だからといって自分の給料以上の過剰なサービスを提供する義務はありません。700円/時のバイトには一時間あたり700円の役務を提供する義務があるのみです。ファーストフード店員の役務と言えば、接客、飲食の提供、在庫管理、清掃、レジ関係(締め等含む)等でほぼ終わりかと思います。

また社会全体を考えると、自分が店員の立場になることもあれば、お客様の立場になることもあるわけです。それを考えるのであれば、「店員が下でお客様が上」というよりは、社会人としてはどちらの立場にもなりうるので、お互いの立場を尊重して生きていくのが一番だと考えます。過度の店員を叩く必要も無いし、店員を過度に敬う必要も無く、普通に接すれば良いかともいます。

想像力の欠如(もしくは思考停止の罠)

自分が「お客様から想定以上のサービスを強要された」場合、どのように感じるかを考えてない人が多いな、と思いました。700円/時のバイト代しかもらってないのに、本来やらなくても良い業務を強要されたらどう思いますか?という話です。「お金払ってるんだから、サービスを受けても当然」と考えるのは単なる思考停止だと思います。言い換えるのなら、ファーストフードで過度なサービスを期待するのが間違い、という話です。

緊急事態への備えとコストについて

飲食業をやってるからには、様々なイレギュラーに備えるべき、という話もあろうかと思いますが、こういう想定外の緊急事態への備えを想定すれば想定するほどコストが上がるわけです。対策をマニュアル化したり、従業員研修したり、対策をブラッシュアップしたりする費用はただではありません。その結果、安いハンバーガーやポテトが食べられなくなるという話になるのですが、それでみんな幸せになるのでしょうか?

世間全般の余裕のなさと叩いた人勝ちな風潮

総理大臣すら遠慮無く叩かれる時代なので、いろんな人を叩きたくなる気持ちはわからなくもないのですが、もうちょっと冷静になって考えてみようよ、と思ったりもします。叩かれると痛いですよ?それが物理的なものではなくて言葉であったとしても。逆に言葉の方が心に突き刺さって、余計につらいという事もあります。「弱い者達が夕暮れ、さらに弱い者を叩く*4」と歌った人もいましたが、こういう負の連鎖は勇気を持って断ち切りましょうよ。ほんと。

過度なコンプライアンスの強制は無意味

元々「コンプライアンス」というのは法令遵守であり、法令は守ろうよ!という話なので、今回の件とはあんまり関係ないかと思います。もちろん、近年コンプライアンスという言葉には、企業のモラル(道徳・倫理)という概念も含まれる、という事は理解していますが、今回の件で常識外れなのはお客様の方なので、企業(店員)にモラルを求めるのは筋違いだと考えます。

結論

一言で言うなら「店に迷惑をかけるのはやめようよ!」ですね。迷惑の中には、過剰にポテトを注文する行為もあるし、店員を叩く行為も含まれます。

なんというか、こういう一連の話を読んでいると、世知辛い世の中になったなぁ、とそんなことを思って嘆息するのみです。やれやれ。


*1:テイクアウトなら、まだ良いでしょうが

*2:本人が意図的にさわぎを大きくしたかどうかはともかく。

*3:もちろん、ポテト、ハンバーガーの売上数量によって、人件費の割合・金額は変動しますが本論とは関係ないので省略。

*4:Train-Train