本音とは相手の事を考えない、わがままな心の事じゃない
自分の内面を普段、開示しない人がいる。
そして、あるとき溜め込んだ思いをぶつけてきたりする。当人はそれを「本音」だと思っている節があるけれども、それは心の中に溜まったある種の歪みの発露であって、本音では無い。
普段からある程度自分勝手にしていれば、妙なマグマはたまらないわけで。わがままに生きていれば、周りもそういう人だと思ってくれるので結果、生きやすくなる。よい子に見られたいが故に、わがままに生きられない結果、ドロドロとしたものが蓄積されてしまう。
心にたまったマグマを周りを気にせずに一気に吐き出すから迷惑なわけで、だったら別に普段、周りから妙な顔をされることを覚悟に、本音と称している自分の毒を出し続けたほうが良い。それって毒じゃないし、誰しも持っている個性の発露だと思うから。*1
自分の中で妙なマグマ溜まりが熟成される前に、あるがままの自分を出す道を選ぶ覚悟をすれば良いと思う。
もちろん、自戒も込めて。
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
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*1:もちろん、周りに多大な迷惑を掛けるようなわがままをしても良いという話ではないです。念のため。