ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

そろそろミステリについて語ってみるか


オイラはミステリはものすごく大好きでいろんな作品を読んでます。*1


ミステリ好きを公言していると「オススメのミステリって何?」というのを良く聞かれるので、ここに書き記しておこうと思います。*2


ただ、あくまでも「オイラが読んだ中でオススメするミステリ」であって、世の中には未だ未だオイラの知らないミステリもあると思ってます。なので「おめーこれも読んでないのかよっ」という作品がありましたら、是非是非コメントや、つぶやきやで教えてもらえると嬉しいです!


シリーズもの

シリーズ物なら間違い無くジェフリーディーヴァの書いた「リンカーンライムシリーズ」をお薦めします。


オイラによるオススメエントリはこちら。
リンカーンライムシリーズを読まずして推理小説を語る事なかれ

ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)

ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)

まずは「ボーンコレクター」を読んでみてください。ちなみに映画にもなりましたが、映画の出来はいまいちみたいなので、出来れば本を読んで見てください。


一読するや、安楽椅子探偵である、リンカーンライムが猛烈に好きになると思いますよ!


日本人作家(最近)

最近読んだ中でのオススメとしては、


ビンゴ (講談社文庫)

ビンゴ (講談社文庫)

主人公の破天荒さと最後のオチが見事。こういう作品は本当に好きです。この作品が好きな人と話をしてみたい。*3続編の3作も個人的には好きですけども、ちょっと好き嫌いが分かれると思う。この作品は文句なくお薦めできます。


カラット探偵事務所の事件簿 1 (PHP文芸文庫)

カラット探偵事務所の事件簿 1 (PHP文芸文庫)

サクサク読める短編集。最後の話が白眉。読み終わった後に「ああ、乾くるみさん」だった、と思える作品です。いわゆるホームズ(探偵)とワトソン(記述者)ものなので、ミステリ初心者から上級者まで気楽に楽しめると思う。


6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

こちらも切れ味が鋭い短編集。どれも小説としても良いし、ミステリとしても堪能できる。最初の話と最後の話がリンクするんだけど、そのリンクする加減がすごくいいんだよな。タイトルの付け方も秀逸です。高野さんの作品としては軽めなので好きです。*4


サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)

自転車レースの話。ただ、自転車レースの事は全く知らなくても楽しめます。*5「サクリファイス」とは自己犠牲という意味だったんだけど、まぁ、良い意味で自分の想像の上を行く展開に思わずびっくりしました。


チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

前半と後半で全く話が入れ替わるのがとにかく見事。その構造を読むだけでも本作を読む価値があると思う。まぁ、医療サスペンスとしても良い出来だし、ミステリとしても素敵な完成度になっています。なにより主人公の一人の個性が強烈なんだよな。あのしゃべりは読む価値ありですね。続きは何作か読みましたが、どれもボチボチな出来だったので、特にオススメはしません。とにかく本作がシリーズの中でも白眉ですね。


いわゆる新本格

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

とにかく犯人のあの台詞を聞くだけにある作品とも言える。新本格と言えばこの作品。間違いなく歴史に残る一冊だと思う。異論は認めない。


文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

とにかくキャラクター造形が見事。探偵が探偵役じゃなくて、古本屋の主人が探偵とかなにそれ、という感じなんですが、世界観と登場人物がとにかく魅力的で、シリーズ全部好きですね。読んで面白ければ続きも読んでみて損なしです。個人的には「魍魎の匣」が一番好きですね。ただ、京極道シリーズで一冊読むなら今作かな、と思う。


殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

これも、先入観なしで読んでみるのが良いと思う。最後でびっくりできること請け合いです。逆に考え過ぎちゃうと「ああ、あれか?」とわかってしまったりする。*6ミステリ上級者にはお勧めしないけど、ミステリ初心者には諸手をあげてお勧めしますねー 我孫子さんの代表作は本と言うよりは、「かまいたちの夜(ゲーム)」ですよね。


双頭の悪魔 (創元推理文庫)

双頭の悪魔 (創元推理文庫)

これはシリーズ3作目ですので、気合いがあるなら「月光ゲーム」「孤島パズル」から読むのをオススメしますが、今作だけでも十二分に楽しめます。オイラは擦れたミステリファンですけれども、これにはやられた。続編で4作目も出てますけれども、今作がシリーズの中でも一番好きですね。作者が死ぬ前に5作目(シリーズ完結編)を出してほしいなとか思ってます。


星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

これはなにげに「うまい!」と思った作品でした。なんというか、気持ちよくだましてくれるというか。まぁ、これも先入観なしに読むのがオススメです。


古典

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2)
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
カーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

あたりは大好きですね。アガサクリスティばっかりだな。古典は他にも沢山読んでいるはずなんですが、記憶に残ってないですね。思い出したら追記します。一作一作解説してもよいけど、解説不要の古典だよね。*7そして誰もいなくなった」は映画版がまた面白いんだよねー*8

おまけ(SF)

SFになっちゃうけれども、
エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))
死者の代弁者〈上〉
星を継ぐもの (創元SF文庫)
は、間違い無く当代随一のミステリ作品だと思います。どれも猛烈なサプライズが仕込まれているので、是非読んでびっくりしてみてください!*9

まとめ

ミステリはある程度頭を空っぽにして展開に身を任せて読んだ方が楽しめると思うので、オイラの解説を読む前に、作品名だけ見て買ってみるのをオススメします。ここに書いた作品は全部諸手を挙げてオススメできますので!

元ネタ

この記事はザ・インタビューズで答えた文章を、大幅に加筆修正したものです。
お勧めのミステリを教えてください。


*1:最近は、昔に比べると読書量は減りましたけど。

*2:言うまでもなくタイトルはあおりですw

*3:未だにお会いしたことがない。

*4:いや、もちろん、重たい作品も好きですけどね。

*5:オイラも全く知らなかったし

*6:オイラはだまされて嬉しかったけど。

*7:そろそろ解説を書くのが面倒になったという話もあるw

*8:あれは心底びっくりしたよ。

*9:星を継ぐものは、最近、漫画化されましたよね。