(66日目)マリオの25周年記念の連載を読んで
結構前に
社長の代わりに糸井重里さんが訊く「スーパーマリオ25周年」
を読んで良いなーと思った文章を引用してみる。
多少の欠点があっても、
「おぎなってあまりある魅力」がある人っていうのは、
やっぱり強いですよね。
欠点が無いようにする事に労力を使うのも大切だけれども、それを上回る魅力みたいなのを磨く必要がある気がするね。組織の中に一人そういう人材が必要という話と同様に、自分の中にも抜きんでた魅力ある要素が必要なんじゃないか、と思う。
あと、魅力のある人の欠点を、いかにして組織でカバー出来るか?も大切だと思った。
だから、「アイデアはどうやって思いつきますか?」っていう
うまく答えられない質問に戻っていうと、
引き出しのなかのものの整理がきちんとできてることと、
出口を見つけようっていう目的意識の両方がないと、
アイデアなんて出ないんですね。
日々引き出しの整理をしておかないと、良いアイデアが出ないと言う話。確かに日々いろいろと考えて蓄積した上で、その情報が整理されているのが前提で、目的意識を与えることでその引き出しからアイデアが出てくる、と。
なるほどなーと思う反面、この日々の整理というのが一番重要なんだよな〜と思ったりもする。
だからね、経営の目線になればなるほど、
シンプルにものを考えられるようになるんやと。
上から見ると、「あーそんなことか」と思うことって結構ある。山に登ってみて始めて山の高さと景色がわかる事もあるからね。
「これにしてほしい」っていうのが強くあればいいですけど、
「どれでもご注文の通りにします」っていう感じだから困るんですよね。
そうなると、変な話、ぼくの責任になるんですよ。
責任を負うのがイヤだということじゃなくて、
「これ、おまえの責任でつくってるんじゃないの?」
って思うんです。
ああ、これ良くあるね。上司の言うとおり作りますから、みたいな話。自分としての責任を打ちだしてないし、無意識に上司に責任を押しつけているんだろうな。
上司から言われたとおりのものを作りましたよー、というのは良くやりがちだし、かといって部下に対しては「自分の頭で考えろ」とかいうし。なんという二律背反w
少しでも自分の意見を入れた物を作って行きたいな、と思う。
インプットのところで、すでにいい加減なんだから、
アウトプットで急にいいものが出るわけないんだよ。
すごい名言。なるほどなー
大量消費的にインプットしたって、良いアウトプットが出るはずがない。入り口のところできちんと吟味できているかどうか?きちんと批判できているか?が大切なんだな、とか思った。言い換えるなら、厳選した良いインプットをするからこそ、良い物がアウトプット出来るというわけだ。
そう、考えるんですよね、つねにね。
「オレだったらどうするか」とかね。
たのまれたわけでもないのに。
だから、それこそがまさに、
岩田さんの言う、「当事者意識」ですよね。
確かに良いクオリティの仕事が出来ていた頃のオイラは常に「自分だったらこうやるのになー」というのを考えていた。
今は「まー別に人それぞれ適当にやれば良いんじゃない?」とか静観というか諦観というか傍観しているのが、いけないんだなーとか思った。要するに日々自分を鍛えるのをサボっているわけだ。そりゃ、実力もつかないし、筋力も落ちるよね。
その、なんていうんでしょう、
ぼくの両親がよく、
「器をころころ自分で変えるな」と言ってて。
この考え方も面白い。まず、自分で自分の器を把握できないと器の大きさの人生を過ごせない、ということなんだろうな、と思う。
忘れた頃にこのインタビューを読み直したいな、と思った。
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