(18日目)テルマエロマエがオイラの心を離さない理由
テルマエロマエという漫画が好きすぎる。
- 作者: ヤマザキマリ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: コミック
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なんで、オイラがテルマエロマエを好きなんだろうな、ということを考えた時に、要素の一つとして「真面目と適当さのギャップが面白いんだろうな」という事を思い立った。
以下、軽くネタバレが入るので、興味がある方はオイラに騙された、と思って1巻だけでも読んでみてください。*1
この物語は、基本、主人公の周りの人間はみんな適当。平たい顔族(日本人)も結構適当。主人公だけクソ真面目、という構造。
この真面目と適当さのギャップが笑いを誘い、感動を生むんだろうな、と思う。
またテルマエロマエの物語は予定調和の中で行われる。「問題発生→温泉の中で水没→なぜか現代日本に移動→日本温泉文化に触れる→問題のヒントを得る→元の世界に戻る→問題解決→新たな問題が?」 みたいな構造なので、ある意味読んでいて安心できる。
安心できる土壌(予定調和)があるので、安心して笑う事ができるんだろうなーと思った。
これ以上温泉ネタがあるのか?とも思うけど、まー1巻読了時にも同じ事を思って、既に3巻まで出ているので、もっと面白いネタが沢山あるんだろうなーと思う。あんまり長引かせずに5巻位で完結すれば名作漫画として後世に残ると思うな。*2
同じように、「そばもん」とか、「バーテンダー」とか「う」とか「レモンハート」とか、同じテーマを扱って展開は同じというマンガは沢山あるけれども、安心して何度も再読できるのは基本構造がしっかりしているからなんだろうなーとちょっと思った。*3
テーマが一つなだけに、作者は毎回苦悩しているとは思うけれども、その苦悩から出てくる物語をこれからも楽しみたいな。
- 作者: 山本おさむ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/05/29
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