「男女関係について語る」という行為について
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/09/15
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結構前の飲み会で、いきなり恋愛関係の話を振られてうまく語れなかったので、なんで語れなかったのか?という理由を書いてみる。
個人的に、男女関係ってパーソナルな関係の話であって、他人に共感とか求める話じゃないし、普遍性みたいな要素を抽出出来ない事だと思っていた節があった。なので、自分の男女関係話を特に話す必要も感じてなかったし、そもそも何を話して良いかわからないし、また他人の男女関係の話を聞いても面白いとは感じてなかった。
ただ、今になって冷静に考えてみると、自分の中で「自分の恋愛関係を赤裸々に話したくない」という、ある種の防衛本能が働いていたんだろうなとも思った。
「男女関係を語ること」について改めて考えてみると、自分の感情が一番振幅するのは男女関係でもあるし、暴走しがちなのも男女関係だし、そういう話を積極的にした方が面白いよなーなんて改めて思ったりもした。
恋愛について色々と考えている事が、人生って何なの?という事を考えることに比較的近いと思うし、そういうことを積極的に話したり聞いたりすることで、より良い人生を歩けるようになるんじゃないかな?と、そんな事を思った。