レトロゲームの煩悩 その1 ウィザードリィ
「ワイヤーフレームの迷宮に僕は何を探し求めたのか?」
記念すべき第一回目には何を書こうかな?とちょっと悩んだけれども、自分の人生を間違いなく変えたゲームが良いな、と思ったので「ウィザードリィ」にしてみる。
言わずと知れたコンピュータRPGの元祖として君臨するゲーム。このゲームに知り合ったが故にゲーム廃人に成った人が数多く、21世紀の現在にも未だにクローンゲームが出ていることでも、このゲームの恐ろしさの一端が分かると思う。
あまりに思い入れが強すぎて書きたいエピソードが多すぎるので、とりあえず脳内を整理する意味も込めて、このゲームに付随する思い出を箇条書きしてみる。
ウィザードリィの思い出
・出会いはPC88版
・ワイヤーフレームのダンジョン
・ディスク音のみが鳴り響く音もない世界
・キャラメイキングだけで1時間とか当たり前
・悪か善か、それが問題だ
・忍者を取るか、ロードを取るか
というか、日本人なら悪のパーティで忍者作るよね?
・呪文は全部英語打ち込みだよ
・宝箱の罠解除も英語を打ってだね...
スペルミスが命取り。あっという間に石の中。
・初心者お断りなダークゾーン
・何時死ぬか分からない戦闘
・忍者で首切りとか衝撃的
・毒の恐ろしさ。歩く度にHPが無くなるとか
・ボルタックで鑑定しているうちは金が貯まらない。
しかし、カントの方がぼったくりじゃね?
・KATION効きすぎじゃね?
・マーフィーズゴーストで経験稼ぎ
・4Fのブルーリボンが試験石
・MAHALITOでバタバタと倒れていくモンスター達
・5−8Fはいらない階
・9Fの宝箱めぐりは良い思い出
宝箱からランダムで物が出てくるという中毒性
・TILTOWAITOの衝撃。ほらモンスターがどんどん消えていく。
・Blade Cusinart'の甘美な味
・10Fの一触即発感と懇切丁寧さ
・ワードナーのあれ?という弱さ
・ぶき???の興奮
・ Muramasa Blade!が出た瞬間の脳内麻薬の分泌っぷり
・グレーターデーモンの養殖
・蘇生に失敗すると灰になり、灰からの蘇生に失敗するとキャラが永遠に失われるとか何その鬼畜仕様は。
・ウィザードリィハンドブックは聖典でした
・隣り合わせの灰と青春(ベニー松山)は名著だよね。
・ウィザードリィ日記(矢野徹)とか懐かしいなー
各項目についてかなり語れると思うし、それもそれで書いてみたい気もするけれども、今回は割愛させてもらいます。でも、この文章を読んで「あーそうだったよねー」なんて共感してもらえると嬉しいな。まー気が向いたら追記するかも知れません。
その他雑感
ランダム宝箱とか、経験値稼ぎとか、キャラメイキングとか、魔法使いと僧侶とか、このゲームで確立された概念は本当に多いなーと感じるし、後のRPG群に与えた影響は甚大だと思う。
あとウィザードリィを快適に遊ぶが為に英語がある程度身についたのは紛れもない事実であるなーと思う。面白いゲームには、語学というハードルを容易に越えさせる何かがあるよな、と感じる。国際結婚とかすれば英語力が間違いなく付くんじゃね?とか思うけれども、そんな度胸はありません。
さて、ウィザードは新作が出る度になぜか毎回「悪」のパーティーを作ってしまうのは、オイラの忍者への偏愛にほかならない。手裏剣最強。首切り最強。ロードなんて偽善キャラ作らないよ!!という思いもあったりするけれども。
全くの余談だけど、ウィザードリィの正当進化と思われる「世界樹の迷宮」シリーズは大好きだったりするけれども、エルミナージュには今一はまれないんだよな。なんでだろう?とか思う。
ともあれ書きたいことは山ほどあれど、未だに自分を虜にするウィザードリィと言うゲームに畏怖を感じつつ、文章を閉じさせていただきます。