目標を持つことと、目標を持たないこと
いろんな啓発本を読んでいるとよく出てくるのが
・目標を持つことで人生が変わる
という事。
このことが言葉を変えてたくさん出てくる
・紙に書いたことが実現する
・夢を人に話すと良い*1
・マインドマップに自分がやりたいことを100書くと叶う
などなど。
もちろん、目標を持つことは否定しないし、実際にマインドマップで100実現したい事を書いてみて、書いたことのうち、かなりの部分が実行されていてびっくりした事もある。ただ、目標を持つ人生は茨の道ではないのかということも同時に感じていた。言い換えるなら、目標を持つことで逆に真に幸せな人生をすごせないのではないのか、ということ。
あ、努力するのが面倒くさいとかいう話ではないし、成功するため目標を達成するためには自己犠牲が必要なのも理解しています。また、その自己犠牲こそが人格を形成するのも体感してます。ただ、その自己犠牲をやりすぎる事で人生が楽しめないんじゃないかな、とも思っていました。
で、そんな事を漠然と考えているときに、目標を持つ人生ではなくて、目標を持たない人生がすばらしい人生だ、と書いてある本に出会った。
- 作者: マイクマクマナス,ヒューイ陽子
- 出版社/メーカー: ヴォイス
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: 単行本
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この本は、目標を持つのではなく、自分がワクワクする事を行っていることで、良い仕事、良い友人、良い環境に出会える、という事が書いてある。
実際に、この本に書いてあることを実行したことで、良い仕事、良い友人にもたくさん出会えました。この本に書いてあることは間違いないと、我が身を持って確信しています。
ただ、この目標を持たない人生というのは心地よいんだけれども、漠然とした不安感もあるのも事実でした。そんなある日、「拳児」という漫画を再読していた時に、ある事に気がついた。
「目標を持つ事」と「目標を持たない事」は相反する要素ではなくて、むしろ補完しあう要素である、という事に。*2
大きくても小さくても良いから目標を持ちつつ、その過程はワクワクしたことをやっていけば、ものすごく良い人生が過ごせるんじゃないかな、と思った。
- 作者: 松田隆智,藤原芳秀
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/04
- メディア: 文庫
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