なぜ人は文章を書くのか？

脳みそは解決していない問題について考え続けるという習性があるらしい。このため、脳みそをうまく活用するには、やりかけの問題をどんどん解決すると良いというライフハックが良く語られている。

で、日頃情報の洪水にさらされている我々現代人は、問題を常にインプットされ続けている。言い換えれば「常に宿題をもらっている」状況とも言える。宿題をもらった脳みそは自動的に解決策を考え続ける事となる。宿題が種とすると、解決策は芽のようなものであり、芽をそのまま放置しておくと、雑草が生えてまくっている野原みたいな状況になり、自由な発想が阻害されるのではないか、と思ったりもした。

このため、どんどんと文章化し出力した方が脳みそがすっきりするのではないか。要は脳みその草抜きが「文章化」という行為ではないか、と思ったりもした。この草抜きこそが文章を書くことの効用であり、文章を書くことで得ることが出来るカタルシスではないか？と思ったりもする。

もちろん、刈り取るべき草は雑草もあるだろうし、米や小麦でもあるだろう。ただ、刈り取った本人が米だと思っていても雑草と思われる事もあるし、雑草だと思っていても他の人には小麦になる事もある。なので、ともあれどんどんと刈り取ってみて、どんどんと呈示してみるのが大切なんじゃないかな、と思ったりした。