ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

原丈人さんのすさまじさ。

・とんでもない原丈人さん 第2部
 

 休日なので、原丈人さんの連載を読み直している。
 改めて読んでも凄い連載。


 原丈人さんはベンチャー企業を30社作って
 10社も成功させているんだな。すさまじい打率だ。


 ところで、この連載の白眉は
 家電と同じように使えるPUCを作るって話。


 PUCとは
 (パーペイシブ・ユビキタス・コミュニケーションズ)
 の事で、意訳するなら
 「どこにでもあって極めて自然に使えるコミュニケーションツール
 という感じでしょうか?


 PUCの一機能として翻訳があり、
 他言語間でのコミュニケーションを、
 非常に円滑にするツールとなるらしい。


 ただ、他言語を翻訳するために、
 「リレーショナルデータベース」ではダメで、
 色・形を判断できる「オブジェクト指向データベース」でも機能が足りず、
 次なるDB理論を基に、他言語翻訳を実現しようとしている。


 で、そのデータベースを実現する技術者を5年間探し続け、
 イスラエルで発見し、現在、開発7年目。
 試作品が出来てきそうだとの事。 


 要約して、文章を打っているだけでも、
 やっていることのすさまじさが伝わってくる。
 

 また糸井さんの「弱い立場(持たざる者)の武器」という要約も見事。


 「英語」を使えない人でも、
 国際舞台で対等に働けるためのツールを作ろう! 
 という発想なんだよな。PCUは。
 それを称して「弱い立場の武器」と呼ぶわけだ。


 動画圧縮技術であるXVDや、栄養補完食品のスピルリナ
 マイクロクレジット等々、
 やっていることが全部慈善事業であり、
 全部が営利事業として回っている。


 オマケに考古学(土器の再生)のために
 オブジェクト型データベースを作り、
 模型機関車のカメラを作る技術を追い求め、
 デジタルカメラの小型化に貢献する、
 などなど。


 この人が行動した後には、
 世界を変えるような技術がうずたかく残っていく、
 と、そんな印象を受ける。


 今回の連載には書いてないけど、
 「21世紀の国富論」には、
 PCUとはハードとソフトが一体化したガジェットであり、
 コレを開発できるのはソフト・ハードを作れる日本が一番有利。


 ということも書いてある。


 国富論を読んだだけでは、
 PUCの具体像が見えなかったんだけど、
 今回の連載を改めて読んで
 概要がだんだんとはっきりしてきた。


 っていうか、これ実現したら本当に凄いぞ、
 と思わせるガジェットが出来そう。


 こういう人に予算を回さなきゃダメだ、と思った。


 失敗は承知の上で、
 この人の投資ファンドにお金を入れたいなぁ、
 と再び思った。


21世紀の国富論

21世紀の国富論