日本経済を活性化できる会社と人
先送りされた「今」が来ている
を読んで思ったのは、経済全体を活性化させるために、
既存のパイを取り合うよりも、
全体のパイを大きくするのが一番良いと言うこと。
ところで商品(サービス)のライフサイクルが、
「導入期−成長期−成熟期−衰退期」
となることは有名な話。
いかなる商品も成熟−衰退をする訳なので、
経済が成長し続けるためには、
「導入期」である商品(サービス)を出し続けるのが必要となる。
と言うことは、
日本経済を活性化するには、
新しい商品(サービス)を生み出す人(もしくは会社)に、
投資を集めれば良いわけだ。
んじゃ、どこに投資すればよいの?という話になるが、
自分で探すのは大変なので、
ネット上のコネクタを使わせてもらうのが一番だと思う。
糸井さんのHP「ほぼ日刊イトイ新聞」を読めば、
新しい商品(サービス)を生み出す人(会社)、
つまり日本経済を間違いなく活性化するであろう会社と人に、
繋がることができる。
糸井さん経由で、個人的に注目しているのは、
会社は「任天堂」で、人は「原丈人」さん
任天堂のすごさ
端的に言えば、
・新しい市場を常に開拓しつづける貪欲さ
・既存技術を組み合わせる事で、新しさを生む
・ソフト、ハードを同時に開発できる
・社長(岩田さん)のすごみ
で有ると思う。*1
DS、Wii、WiiFitを大ヒットさせたのは、
記憶に新しいところで、
最近でハードとソフトが融合したDSiというお化けハードも発売してしまった。
(DSiの凄さはまたいずれ書こうと思う。)
岩田社長の逸話はネット上でゴロゴロしているけど、
この人のすごみは、糸井さんのHPを読みだけでも伝わってくる。
・社長に学べ!
・任天堂の岩田社長が遊びに来たので、みんなでご飯を食べながら話を聞いたのだ。
・星空の下の仕事観。
・適切な大きさの問題さえ生まれれば。
原丈人という男
この方について知りたいなら、
「21世紀の国富論」を読むのが一番なんですが、
- 作者: 原丈人
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一例を書くと、
高品質の通信技術(XVD)を実現するために、
・ロシアで研究チームを発見(約20名)
・ロシアは政情不安なのでアメリカにチームごと連れてくる
・アメリカだと政治的に中立でないので、
アイルランドに会社を移設する
・通信技術の権威付けをするため、
NHKやアメリカ3大ネットワークに売り込む
・技術を実現!
と、やることのスケールがワールドワイドで凄い。
良い意味で手段を選ばずという感じが伝わってくる。
これは一例で、こんなプロジェクトをいくつも手がけている。
こんな凄い日本人が居るのか!と、非常にびっくりした。
原丈人さんに投資したいなぁって思うんだけど、
投資方法をどなたか知りませんかね?
ほぼ日での原さんの連載はこちら
・原丈人さんと初対面
・とんでもない原丈人さん 第1部
・とんでもない原丈人さん 第2部
・とんでもない原丈人さん 第3部
*1:他にも、宮本さんとか横井さんの話もあるけど長くなるので割愛