赤めだか

赤めだか

立川談春さんの自省録。

一気読み。最後は泣かされた。

落語はそれほど聴かないし、
一回、鈴本に行ったことがあるくらい。
読むまで、名前も知らなかったくらい。

動機としては、
師匠の立川談志の事が読みたくて買ったんだけど、
これが読み始めたら、もう読む手が止まらない。

落語会の世界のすさまじさと、
「話」に生きる男達の生き様がすごい。
グイグイと読まされ、あっという間読了。

今年読んだ本の中でもＴＯＰ５に入る出来。

あと泣ける！とオビに書いてあると、
「余計に泣くもんかっ」と身構えて読むんだけど、
最後のシカケは酷いし、ずるい。思わず泣いた。

最近は、師匠と２人で落語やっているんだね。
この本を読んだ後には非常に感慨深い。
一回、見てみたいな、と思った。