ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

村上春樹のおすすめ


敬愛している先輩より、
村上春樹のお薦めない?」というご依頼があったので、
ちょっと書いてみる。

長編のおすすめ

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)


人に村上春樹を薦めるときは間違いなくコレ。
5冊くらいは配ってます(笑)
非常に読みやい文体と、挫折するまもなく読了できる薄さ。


友情とビールと夏の物語。


読む度に違う色を見せるところが何よりもすばらしい。
学生時代に読んだ感触と、社会人で読んだときの感触が全然違う。
今読むと、また違った顔を見せてくれるんだろうな、と思わせてくれる。


個人的には「風の歌を聴け」が面白ければ、続く
・1973年のピンボール
羊をめぐる冒険
の2作は読んで欲しいなぁと思う。連作なので。


上気3部作を読んで面白ければ、次はコレ。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

2つの世界が織りなすドラマがすばらしい。


この小説も4回ほど読んだけど、読む度に受ける印象が異なる。


正直、村上春樹が書いている深いテーマは分からないんだけど、
読む度に心のどこかが変わる感覚を受ける。

エッセイ

エッセイならこれ。

夢で会いましょう (講談社文庫)

夢で会いましょう (講談社文庫)


糸井重里との共著なんだけど、面白い切り口のエッセイ集。
どこから読んでも面白いし、いつやめてもOKな融通無碍さが良い。
枕元に置いておいて、だらだら読むのが良い感じ。


あとウィスキー好きならコレは外せない。

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)


この本と言えば、
「牡蠣にシングルモルトを垂らして食べる」
これは本当に絶品。アイラモルトがおすすめ。
特にラフロイグが超絶に合う。


ジャズ好きならコレ。

意味がなければスイングはない

意味がなければスイングはない

未だ文庫化されていないので高いけど、
音楽好きなら読んで損なし。


村上春樹スガシカオを語っている章は必読かと。
村上春樹が言葉について語っている希有な文章が読めます。


あと村上春樹本人を知りたいならこちら。

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること

こちらも文庫化されていませんが、
マラソンを語りつつも、小説について語っていて、
非常に興味深い内容です。


旅行記なら

辺境・近境 (新潮文庫)

辺境・近境 (新潮文庫)

メキシコ旅行のくだりが相当面白い。
アカプルコに行ったところや、
メキシコの治安の恐ろしさが如実に分かります。


この本は旅行中に読むと非常に楽しいです。
旅行が二倍楽しめます(笑)



...と殆どエッセイばかり紹介してますね。


長編も相当面白いけど、
エッセイも本当に面白いんだよね。
そうそう、村上春樹の翻訳本も面白いんだけど、
語るとキリがないので、また後日書こうかなと思います。

余談

ちなみに私は20年弱以来の村上春樹ファンです。
村上春樹を薦めてくれた友人とは疎遠になってしまったけど、
紹介してくれた事には本当に感謝しています。


未だに新刊が出る度に買ってますね。
ただ、なにが面白いか?を他人に説明できない。


「とりあえず読んでくれ」としか言いようがない。


「ウィスキーは語らないけど飲めば伝わる」と言った、
村上春樹の言葉を受けて語るなら、
「小説の面白さを味わうなら、読むしかない。」と思う。