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私の財産告白(その2)

昨日読了。


私の財産告白

私の財産告白


前半部分は「私の財産告白」という「投資関連」話
後半は「私の体験社会学」という「処世術」話
という感じで、内容が分割されている。


「投資関連」の部分は、正直食い足りない印象だったんだけど、
「処世術」の部分は非常に面白かった。


「投資関連」のところで、
本多さんが大学に大金を寄付しようとして、
金の出所を疑われ、教授をクビになりそうになる話があるんだけど、
なぜ相手が寄付したという良い行為で辞職勧告を出して来たのか?
という謎を「処世術」の部分で種明かししている。


本多さんは昔、相手に大恥をかかせた事があり、
その恨みが原因で辞職勧告を受けたと、
赤裸々に告白している。


自分が正しいと思ってやっていることでも、
実は全然正しくないという事もあるし、
また正しさを貫き、相手に恥をかかせる事で、
後で我が身を傷つけてしまうこともある、という事だ。

おいらの体験社会学

コレを読んで、自分の身を振り返ってみると、
「正しさを貫くことの弊害」
をありありと思い出した。


贈答用のカレンダーを管理していたときに、
そのカレンダーを欲しいと言ってきた上司を、
正義感のあまり突っぱねて、
あとの仕事が大幅に滞った事。


何のために仕事をやるのか?を考えない上司に対し、
「意味が分からないのでやらない」と数回つっぱね、
全然関係のない行き違いの時に、
顔を殴られ鼓膜を破られた事。


過去の履歴をひもといて、
あまりにずさんな仕事を発見し、
数回にわたり先輩を糾弾したら、
逆ギレされて仕事を大量に回された事。


などなど。
書いていても、我が身の幼稚さに汗が出てくる。


(自分の)正しさという軸を持ち出すことで、
かえって我が身を傷つけるということは、
本当に多いなぁと反省しきり。



それにしても良い本を読めたなぁ。
投資が目的で読み始めたのに、
他の部分で感銘を受けてしまった(笑)