ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

ゆれる

DISCUSという
DVDレンタルサービスを使っている。


毎月2千円で延滞料無し。
月間8枚まで借りれるというサービス。
日々の生活に映画という彩りが加わる、
なかなか便利なサービス。


また個人的にレンタルで一番ネックなのが返却。
DISCUSはポストに入れることで返却できるので、
この返却の抵抗感が低くて本当に良い感じ。


ただ延滞料無しというのが諸刃の剣で、
締切感がないので見るモチベーションが上がらず、
月間8枚を見れることが少ない。(だいたい6枚/月くらい)


4月は未だ2枚しか見てないので、
もったいないと思い、今、レンタル中の映画を見た。


それが「ゆれる

ゆれる [DVD]

ゆれる [DVD]

放置しておいたのが勿体ないくらいの快作でした。
いままで見た映画の中でも5本の指に入るな、と思う出来。



オダギリジョーが主人公。
兄役が香川照之
父役が伊武雅刀
叔父役が蟹江敬三と、
いずれも実力派ぞろいでキャストに隙はなし。


田舎町のガソリンスタンドを経営している父と兄。
叔父は弁護士として町を離れ、
主人公もカメラマンとして成功し東京で暮らしている。


母親の一周忌に帰ってきた主人公が、
ガソリンスタンドに勤務している幼なじみと兄との3人で、
つり橋に向かうが、幼なじみが転落死してしまう。


殺人嫌疑がかかる兄と、
兄を弁護する叔父、裁判に傍観する父との間に挟まれ、
主人公の気持ちが「ゆれ」続ける。


田舎暮らしを選択せざるを得なかった兄と父。
都会で自由を謳歌する叔父と主人公。


幼なじみと一夜を過ごすが、それを言い出せない弟と、
幼なじみを恋するも、言い出せず悶々とする兄。


白熱する裁判シーンと、
面会室で感情をむき出しにする兄と弟。


全体を貫く骨太のストーリーと、
スタッフロールの音楽に鳥肌が立ちました。


あと特筆すべきはシーンのカット割り。
黒澤映画を見ているかの錯覚を受けました。


いやぁ、凄い映画を見ちゃったよ。


個人的に田舎に実家があり、兄弟・叔父もいるので、
余計に感情移入できちゃった所もあるんだけどね。


この監督の次回作が楽しみです。