ゆれる
DISCUSという
DVDレンタルサービスを使っている。
毎月2千円で延滞料無し。
月間8枚まで借りれるというサービス。
日々の生活に映画という彩りが加わる、
なかなか便利なサービス。
また個人的にレンタルで一番ネックなのが返却。
DISCUSはポストに入れることで返却できるので、
この返却の抵抗感が低くて本当に良い感じ。
ただ延滞料無しというのが諸刃の剣で、
締切感がないので見るモチベーションが上がらず、
月間8枚を見れることが少ない。(だいたい6枚/月くらい)
4月は未だ2枚しか見てないので、
もったいないと思い、今、レンタル中の映画を見た。
それが「ゆれる」
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2007/02/23
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 216回
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放置しておいたのが勿体ないくらいの快作でした。
いままで見た映画の中でも5本の指に入るな、と思う出来。
オダギリジョーが主人公。
兄役が香川照之、
父役が伊武雅刀、
叔父役が蟹江敬三と、
いずれも実力派ぞろいでキャストに隙はなし。
田舎町のガソリンスタンドを経営している父と兄。
叔父は弁護士として町を離れ、
主人公もカメラマンとして成功し東京で暮らしている。
母親の一周忌に帰ってきた主人公が、
ガソリンスタンドに勤務している幼なじみと兄との3人で、
つり橋に向かうが、幼なじみが転落死してしまう。
殺人嫌疑がかかる兄と、
兄を弁護する叔父、裁判に傍観する父との間に挟まれ、
主人公の気持ちが「ゆれ」続ける。
田舎暮らしを選択せざるを得なかった兄と父。
都会で自由を謳歌する叔父と主人公。
幼なじみと一夜を過ごすが、それを言い出せない弟と、
幼なじみを恋するも、言い出せず悶々とする兄。
白熱する裁判シーンと、
面会室で感情をむき出しにする兄と弟。
全体を貫く骨太のストーリーと、
スタッフロールの音楽に鳥肌が立ちました。
あと特筆すべきはシーンのカット割り。
黒澤映画を見ているかの錯覚を受けました。
いやぁ、凄い映画を見ちゃったよ。
個人的に田舎に実家があり、兄弟・叔父もいるので、
余計に感情移入できちゃった所もあるんだけどね。
この監督の次回作が楽しみです。