啓発本が積ん読になる構造と、積ん読を減らす技術(後編)
啓発本が積ん読になる構造と、積ん読を減らす技術(前編)
の後編です。
◇「積ん読」を減らす技術
「積ん読」を減らすのは、贅肉を減らすのと同じ。
1.新たに本を買わない
2.買った本を消化する
の2つに集約されます。
1.新たに本を買わない。
友人知人の紹介、書評サイト、啓発本による啓発本の紹介は、
ありがたく受け取りますが、「直ぐに買わない」のが大事です。
解決方法の1つとして
「買いたい本をリスト化する」
のが有効です。
良書は発見したときにメモしないと忘れがちなので、
良い本を見つけリスト化します。
手帳の自由ページ等に書き留めるのがオススメですが、
ネット上に記録するのも効果的。
個人的に使っているのは以下の2つ
CHECK*PAD
amazon「ほしいものリスト」(amazonへのリンクです。)
※ただ、amazonは、プライバシーの流出の危険があります。
詳細はこちら。
あとは、
Yahoo!ノートパッド
Googleノートブック
なんかも使えると思います。
リスト化する最大の利点は「衝動買い」を防ぐことです。
※売切(絶版)の可能性も有りますが、
絶版本は、時代の流れに耐えられなかった本と割り切ります。*1
そして「買いたい本リスト」は、定期的に見直します。
時間が経過してみると、
思ったより欲しくない本がゴロゴロ見つかったりします。
フィルタを通過した本を本屋(図書館)で目利きした上で、
本を入手しましょう。
2.買った本を消化する
買ってしまった本を消化するのと、
新たに買った本を消化する事が大切です。
言い換えれば、
(1)「積ん読」を減らす
(2)「積ん読」にしない
という2つの戦略を使いましょう。
(1)「積ん読」を減らす
戦術は幾つかあります。
列記しますので、あなたが合う物を使ってみてください。
・「積ん読」のリスト化(活性化)
Excelなどを使ってリスト化することで、
自分の脳がリフレッシュし、
再び読みたくなる本を見つけることが出来たりします。
あと優先度や重要度を付けても良いです。
が、何故か優先度・重要度が低いものから読みたくなったりします。*2
※コレはコレで結果オーライです(笑)
またリスト化は人へのプレゼント(後述)を選ぶのにも役立ちます。
・読みたくなるまで放置
今は読まない、と割り切って放置する勇気も必要です。
私の経験上、放置していても、そのうち読みたくなったりします。
ただ、3ヶ月も放置した本は、
「今は読む価値が無い本」と割り切っちゃって良いと思います。
・啓発本の間に小説を挟んでみる
本をため込む人は、文章大好き!(活字中毒)な人が多いです。
啓発本は連続して読み難いので、
本を読めないとストレスが溜まってきます。
適度に小説を挟むと、本を読む楽しみを再認識できて良いです。
小説で学べることも多いです。人生哲学や処世術、恋愛等々。
なので、啓発本1に対して、小説1くらいで読むと、
丁度良い気がします。(割合はお好みで)
・読まない本はプレゼント
3ヶ月読まない本は要らないと解釈し、
知り合い・友人・同僚にプレゼントするのが良いです。
下手に手許に置いておくよりも、よほどスッキリします。
※ただ、手放すときに相当の覚悟が要ります(笑)
・隙間時間を利用する
通勤に公共交通機関を使う場合は、
寸暇を惜しまず読むのがオススメです。*3
・半身浴で読む
入浴しつつ、本を読むと爽快です。
くわしくは「半身浴で読書」へ。
<簡単な手順>
・風呂の入り口に、タオルにくるんで本を置いておく。
・体を洗って風呂に入る時に、タオルごと本を持ち込む。
・洗面器を湯船に沈め、その上に座る。
・タオルで手を軽く拭いて、本を読み進める。
・風呂のフタを半分はめておくと、
その上に本がおけるので疲れない。
・旅行をする
新幹線や飛行機の中は、絶好の読書タイム。
普段読みにくい本を、こういう機会に読みましょう!
ホテルでウィスキーやブランデー片手に読書も捨てがたい。
※禁断の「Bar読書」もやりやすい(笑)
・オーディオブックにしてみる。
本は読みにくいですが、オーディオブックなら入りやすいです。
思い切ってオーディオブックにするものアリかと。
・人に貸す
人に貸すことで、他人をフィルタにしてしまい、
感想を聞く事で読むべき本を選別する方法。
また共通の話題が出来るので2度美味しいという話も。
(2)「積ん読」にしない
本は買った瞬間に読むのが一番簡単です。
要は、読みたいときに読むのが良いって事。
一度積まれてしまった本を読み始めるのには、
思ったよりエネルギーが必要です。*4
このため買った瞬間に前書き、最初の1章を読んでおく。
すると思った以上に、サクサク読み進めるのが可能となります。*5
本を入手した日の、電車(バス)の中で読み始めるのが最強。
本屋で立ち読みしちゃうのもアリです。
これが現時点で私が考える「積ん読を減らす技術」です。
少しでも、あなたの参考になれば幸いです。
色々と書きましたが、
基本的には「本を読むのは楽しいこと」ですので、
楽しく健やかに読書したいですね。
<参考>
コトノハ - 積ん読だが、なぜか本が消化されない
ささがにのクリブラ・オルビタリア: 積ん読消化に向けて。
積みゲーを消化する方法(304 Not Modified)
<補足>
当エントリは、先日のエントリ
「書評サイトを追わない。」
の続きです。
あと、未読本の山は精神衛生上よろしくないので、
出来れば読む本を厳選してください。
未読本の如何に減らすか?は別エントリで書いてみます。
あと何故「積ん読」が精神衛生上悪いかというと、
風水学上「気がこもる」からです。
具体的に書けば、
「積ん読」という停滞した気が、
人の精神に与える影響が大きいのです。
私の例を挙げれば、
「積ん読」が減るに従い、
・頭がクリアになった
・体重が減った
という効能がありました。
嘘かホントか、信じるか信じないかは本人次第ですが、
「積ん読」削減は、人生を楽しく生きる上で、
やってみる価値はあると、私は思います。
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